Nexus5xのUSB Type-Cコネクタが早速壊れる

Google NexusシリーズやApple MacBookに採用されている最新の規格「USB Type-C」ですが、新しすぎるせいか市場に出回っているサードパーティのアクセサリー類がまだ淘汰されていなくて、玉石混淆の状態のようです。 ぶち切れた?Googleのエンジニアが、Amazonで売っている製品を片っ端からレビューするほどなので、推して知るべしでしょう。
Androidスマホで広く普及しているmicroUSBコネクタでは、オス端子(ケーブル側)はハウジング部分の外側にツメがあって、メス端子(本体側)にカチッとはまるような構造になっているのですが、Type-Cのオス端子(ケーブル側)はハウジングの内側に出っ張りがあります。 で、これがクセモノ。
Nexus5xのType-Cコネクタは、ハウジングの中央に突きだしている電極の根本部分が薄い金属パーツで覆われています。 ここにケーブルを挿すと、前述の端子ハウジング内側の出っ張りが金属パーツ部分を挟んで固定されるような構造になっているのですが、粗悪なケーブルがこの金属パーツをうまく挟めずに上から押しつぶす格好になって、ケーブルが刺さらないとう事態に!
ちなみにウチで使っているケーブル類は下記のとおり。

Anker USB-C & USB 3.0 ケーブル Type-C機器対応 1m

Anker USB-C & USB 3.0 ケーブル Type-C機器対応 1m

文章だと超分かりにくいですが、要は簡単に壊れるような構造だということです。 ケーブルのせいではなく、Nexus5xの端子の作りそのものが脆弱すぎて話にならないって線もありますがw いくら規格自体が優れていても、こんな壊れ方をしているようでは始まる前に既に終わってるような気さえします。


■追記
ケーブルを選ぶのなら、コネクタ部分の工作精度が低そうなのは避けた方が無難だと思います。 上記のだと、CeeOneの製品はやや難あり。 実際に店頭で構造をチェック可能な製品の数なんてたかが知れてるし、通販ではチェックのしようがないので難しいところではありますが。 数打てば当たる方式を採用するには、まだまだ単価が高いのがネックですね。
さらには、刺さる側には優しそうでもユルユルで別の意味で使いにくい製品もあったりするのが、事態の混迷度を加速させてなんだかなーと。 Amazonでポチった「PECHAM Micro USB オス to Type-C 変換アダプタ」なんかは、少なくともNexus5xにはユルすぎました。