セロー250 カーナビを付けてみた Part3 外部電源

Part1(id:anomala:20080415#p1)、Part2(id:anomala:20080428#p1)からの続きです。 バイクで電源を取れるようにしたい時は、12V のシガーライターソケットを付けるのが一般的なようですが、シガーライターソケットに対応したアダプタ等はバイクでしか使えない、というところが難点です(もちろん、クルマを持っていれば共用できますが)。 そもそも、12V という電圧はバイクの都合であって、そのまま使える機器を搭載しないのなら 12V である必然性がありません。
PSP の DC 電源には 5V が必要です。 だったら、最初から 5V の口があった方が便利なんじゃないかな〜と。 他にバイクに乗っている時に使いそうな機器をあれこれ考えてみても、せいぜい携帯電話の充電くらいだろうし、こちらも 5V で何の問題もないですね。


□DC-DC コンバータ
12V を 5V に変換するのに、秋葉原秋月電子通商で売っている IC スイッチングレギュレータ の YDS-205(ユタカ電機製作所製)を使いました。 1個 ¥200 と格安な上に、電解コンデンサ(千石通商で¥60)を2個追加するだけで完成というお手軽さ。 サイズがやや大きい(約 30 x 30 x 40 mm)のが難点ですが、手に余るほど大きいわけでもないのでとりあえず OK でしょう。
バイクに5V電源
たまたまそこらへんに転がっていたタカチの耐熱 ABS 樹脂ケースがジャストフィットだったので無理矢理詰め込んでいますが、多少なりとも発熱するデバイスにこういう仕打ちは誉められたもんではないですね。 オマケに電解コンデンサのレイアウトとかロクでもないかもw せめてアルミ製ケースにするべきだと思います。


□配線
バッテリー直にするか、キー連動にするか、ちょっと悩みました。 が、バッテリー直はヘタをするとバッテリー上がりの原因になりかねないし、そんなに大きな電流は流れないので、キー連動にしてみました。 サービスマニュアルの回路図を見ると、茶の線がメインスイッチ ON 連動で負荷のバッテリー側、黒の線が負荷のグランド側になっているようです。


ハーネス類がテープでグルグル巻きになっているので、多少なりともアクセスの良い場所は限られてしまいますが、タンクの真下(ツールボックスのところ)から 12V を取り出しました。 プラス側はお馴染みのエレクトロタップです。
バイクに5V電源
マイナス側は黒の線がギボシ端子で中継されていたので、片方を切って分岐線を追加した新しい端子を付けました。
バイクに5V電源
DC-DCコンバータ本体は、ツールボックスの左側にタイラップで固定しました。 写真では普通のタイラップを使っていますが、耐候性をうたったタイプの方がいいかもしれませんね。 ヒューズは平形の 5A です。 
バイクに5V電源
5V はギボシ端子で二口出していて、片方は PSP 専用でそのまま DC プラグが繋がっています。 


PSP の DC プラグは EIAJ Type2(極性統一型 #2)という汎用性の高いタイプでパーツ単体でも手に入りますが、防水性を考慮して既製品のケーブル付モールドタイプを使用するのが吉でしょう。 今回は大昔の SONY の AC アダプター(たぶんラジオ用)の線をぶった切って使いました。
バイクに5V電源


もう片方の 5V の口には USB コネクタを接続する予定でコネクタの加工もしてありますが、どこに取り付けるか思案中。 ということで、番外編に続け!(そのうち)