東武フリーパスで行く会津若松 Part.1

関東から会津若松へ鉄道を使って行くとき、普通は東北新幹線磐越西線というコースを選択すると思いますが、東武鉄道野岩鉄道会津鉄道という経路もあります。 それなりに時間がかかるので早く目的地に着きたい人には向かないけど、鉄道の旅そのものを堪能したいのなら魅力的な選択ですね。
ということで、ちょっと会津若松までお出かけしてこようかなと。 東武鉄道「ゆったり会津 東武フリーパス」という、まさに東武(+他社線)に乗って会津に行こう!的な企画きっぷを発売しているので、今回はこれを購入しました。 お値段は、大宮発着でフリー区間下今市−喜多方間の場合、6,710 円(4 日有効)と、そこそこリーズナブルです。 土日に普通列車のみで行くのなら、JR東日本ツーデーパスの方が安いけど、会津鉄道に乗ること自体が目的のひとつだったり。


□春日部 7:00
大宮から東武野田線で春日部に到着〜。 ここまでは前振りという感じですね。 とりあえず会津田島東武日光)行きの快速電車に乗り換えましたが、けっこうな乗車率でビックリです。 どう見ても行楽とおぼしきグループが多いけれど、みんなどこに行こうとしているのか気になるなあ…


□新藤原 9:00
春日部を 6 両で発車した快速列車も、下今市東武日光行きの 2 両を切り離し、東武鉄道野岩鉄道の境界になっている当駅でさらに 2 両を切り離し、こぢんまりとした 2 両編成となって会津田島を目指します。 途中、鬼怒川温泉駅で大勢のお客さんが下車しましたが、座席はまだそれなりに埋まっていますね。 車窓風景も雪景色になってきたし、地味に盛り上がってまいりました。


会津田島 10:00
接続する列車をスルーして、駅のまわりをお散歩です。 雪がチラホラ降っていますが、傘をささなくても OK なのは、気温が低いせいなのかも? そんなに寒くないけど。
会津田島駅 AT-5500形
上の写真右(下)が発車した接続列車です。 車体には野口英世の母が息子へ宛てた手紙の文章が書かれているんですが、なんとなく耳なし芳一を連想させて不気味な感じがしないでもないかも… 野口英世というよりは小泉八雲ですねw
東武6050系電車
写真左(上)は折り返していく東武6050系電車。 右(下)は駅前にあった謎の小屋?です。 なにかの制御盤を覆っているのかな。 こういうちょこざいな演出も、旅情を感じさせてくれるという点では悪くはないかも。


□喜多方 12:00
会津田島からはキハ8500系の快速「AIZUマウントエクスプレス」で一気に喜多方へ。 優等列車らしい内装なんだけど、経年劣化は隠せないですね。 
AIZUマウントエクスプレス AIZUマウントエクスプレス
喜多方といえばラーメンなわけですが、ラーメンを食べたい気分じゃなかったので蕎麦屋でも探すかーと雪が降りしきる中適当に歩き回った結果、この街にはラーメン屋しかないという結論に。 さすがはラーメンで全国的に有名なだけはあるなと思ったけど、とりあえず使えねえw
喜多方市内 喜多方市内
喜多方市内 キハ47形
3 枚目の写真、ここんちの人は世間に向かって何を主張しているのでしょうか。 雨ざらしでもちゃんと時間が合っていたので、グッズとしては優秀ですね。 帰りは会津若松行きの新新潟色なキハ47形で。 観光客でえらく混雑していました。


会津若松 14:30
ここに来ると駅構内にある「一會庵」という蕎麦屋(正確には郷土料理屋?)についつい寄ってしまいますが、今回もまた寄ったりして。 喜多方でラーメンの看板を見過ぎて、蕎麦願望がより強くなったせいもありますがw 場所柄か、お値段がやや高めながら、味は平均以上のレベルだと思います。 こづゆが付いたざる蕎麦を食べて、ホッと一息。
会津若松駅 会津若松駅
快速あいづライナー 一會庵
その後は特に行きたいところもなかったので、3 時間ほど街中を徘徊してみました。 雪の中、我ながらご苦労なこったと思わずにはおれません。


□どうでもいい追記
会津若松市内のあちこちに「祈る国。会津。」というキャッチコピーのポスターが貼ってあるんですが、手を合わせている女の子がすごく印象的ですね。 誰なんだろ?


極上の会津プロジェクト協議会
http://www.aizu-furusato.com/gokujo/


Part.2(id:anomala:20100221#p1)へ続く。