秩父鉄道に乗ってみた

風が強めながらもいい天気だし日曜日に家でダラダラしているのもなんだなーと思い立ち、とりあえず近場で乗り鉄です。 東武東上線寄居駅に着いたのがお昼頃という、ノンビリにもほどがあるノリで出かけてきました。


□寄居−武川
まずは寄居駅「秩父路遊々フリーきっぷ」を購入。 次の電車まで時間があったのでホームの立ち食いそば屋さんで天ぷらそばを食べましたが、そば自体はともかく、天ぷらは自家製でそこそこイケていたように思います。 強面のおばちゃん(失礼w)がいい味出していました。
先にやってきた羽生行きの電車に乗って、武川駅で下車です。 京浜東北線みたいなスカイブルーの電車は、元国鉄の101系を改造した秩父鉄道1000系で、12 本あるうちの 4 本を国鉄カラーに変更して人気を博しているようですが、この色以外はウグイス色(旧関西本線色)しか見かけなかったですね。
秩父鉄道1000系
ここは三ヶ尻線(貨物線)の分岐駅で、構内にデキ(電気機関車)がたくさん留置されているのがよいです。 秩父鉄道といえば SL が牽引する「パレオエクスプレス」が有名だけど、個人的にはこの青いデキのイメージが強いですね。 佇まいが小動物的で可愛らしいし、白いラインを配したカラーリングが味わい深いかも。
武川駅 秩父鉄道デキ100形


□武川−影森
武川駅でデキを眺めた後は、やってきた三峰口行きの秩父鉄道5000系(元は都営地下鉄6000形)に乗って、影森駅で下車です。 ここで下車したのは、写真を撮ろうと思ったからではなく、近所にあるカインズホーム秩父店で買い物がしたかったから。
秩父鉄道5000系 影森駅
いつ見ても悲惨な武甲山をバックにした佇まいが渋いですね。 構内にはデキが牽引する石灰石運搬用のホッパー車(ヲキ・ヲキフ100形)が留置されていて、武甲山の姿とともに全体的に石灰石だなーという雰囲気です。 意味不明だけどw
秩父鉄道ヲキ100形


□影森−三峰口
影森駅からは、秩父鉄道1000系(オリジナル塗装)で終点の三峰口駅へ(写真左側の電車です。ちなみに右側は6000系の急行「蝋梅号」)。 さすがにこの時間帯は観光客も少ないですね。 関東の駅百選に選ばれているだけはあって、なかなかムードのある駅舎ですが、空気読めていないコカコーラの看板が激しくジャマかも(貴重な収入源でしょうけど)。
秩父鉄道1000系 三峰口駅
三峰口駅
ここは秩父鉄道車両公園が併設されていて、何処かへ行く宛のない人(ワタシですw)にとっては絶好のスポットです。 静態保存の古い車両が並べてあるだけの素っ気なさだし、そちら方面に興味のない人には面白いとは言い難いかもしれませんが。 「パレオエクスプレス」の運行日には、転車台を使った機回しが見物できるそうです。
秩父鉄道デハ100形 秩父鉄道ED38形
電気機関車は中に入れます。 こういうの、メカニズムフェチの人にはたまらないものがあるかも? 内部はすごく狭い上に綺麗とは言い難いので、汚れてもいい格好で望んだ方が吉です。
秩父鉄道ED38形 秩父鉄道ED38形


□三峰口−羽生
車両達を堪能した後は、羽生まで全線一気乗りです。 写真の秩父鉄道1000系電車(リバイバルカラー。鉄道公園のデハ100形と同じ色ですね)で…と行きたいところですが、残念ながら左に写っている5000系、しかも武川駅から影森駅まで乗ったのと同じ編成でした。
秩父鉄道1000系


秩父鉄道って、中小私鉄らしく雑多なタイプ(見た目も含め)の車両を運用しているのと、可愛いデキが牽引する貨物列車が走っているところが魅力ですね。 秩父寄りは山の中で新緑の季節とか気持ちよさそうだし、また乗りに行こうかな。