松浦亜弥 コンサートツアー2009秋 〜想いあふれて〜 中野サンプラザ(2009.10.4 14:00/18:00)

若干雲が多めながら青空で気持ちのよい天気の中、昨日に続き中野までお出かけっと。 今日は DVD 収録なので予定調和な流れになりそう…といいつつ、あややに限ってはそうでもないかな。 客席を巻き込んでの空気作りというか、ここらへんのさじ加減が上手いんで。 さすがに "よろ乳首" は封印するかもしれませんがw お客さんのリクエストでの選曲が定着した例のコーナーも含め、いろいろと楽しみだわ♪
中野サンプラザ
写真は昼の開演 20 分前くらいの広場です。 さすがに人もまばらですが、ハロヲタって現場慣れしすぎなのか早々に入場する人は少ないですね。 一応開場前に入場列は出来ますが、相当数は場内の売り場でグッズを買いたい人達だと思います。

本編

いや〜実に "ライブらしいライブ" でした。 楽しくなければライブじゃない!を地で行くノリで、参りましたと言うしかないですね。 ぶっちゃけ歌の調子は絶好調とは言えなかったけれど、全体のクオリティをスポイルしたわけではないので問題なし。 DVD 収録日だからといって予定調和になることなく進行したのは想定内でしたが("よろ乳首" ネタを昼夜ともやった点を除いてw)、逆手に取って色々と仕掛けてきたところはさすがというか何というか。 演出ではなく文字どおり "ライブ" の流れとして、最後の最後にホロリとさせてくれたところもニクイです。


□バンド
同期データも駆使してオリジナルのアレンジをほぼ忠実に再現するため、バックバンドに求められるのは堅実なプレイなわけですが、改めて上手いなーと思いました。 構成がカッチリしているゆえ間違えると誤魔化しようがない上に、途中のフリーコーナーではあやや(と客)に無理難題を押しつけられているのにw プレイヤーとしての個性を発揮しにくいシチュエーションだし、何かとやりにくそうですが、さすがに歌バックとして経験豊かなメンバーだけはあるなと。 中でも、高尾さんと福長さんのコンビが実にいい味を出していますね。 アイコンタクトを取りつつ、ここぞというポイントでは二人してアグレッシヴに盛り上げてくるし、聴いている方も自然と高まってきます。 これぞ生バンドならではのポイントでしょう。
バンドといえばオーラスの曲だけコーラスの CHINO さんがキーボードを弾いていますが、あややの歌に臨機応変に対応できるようにするためかな。 曲前半はそうでもないけど、最後の方になるとその時の気分でタメが長くなったり短くなったりするので、井出さん一人+同期データでは呼吸を合わせにくそうです。 実際、ツアーの最初のころとは全然違う歌い方になっていますからねえ。 まあ、一人で何とかなるとしても、楽器自体はこの曲専用じゃないし(フリーコーナーで使用)、弾ける人がいるのだから任せた方が自然でしょうか。


あややバンドのもう一つの見せ場はメンバー紹介のシーン。 自慢のテク…ではなく仕込んだネタを披露するケースが多く、けっこうな尺を取っています(というか取らざるをえない?)。 そんな中、昼公演では珍しく(もしかして初めてかも)ネタ担当筆頭の梶野さんがスラップ技を繰り出していましたねー。 で、あややに「カジやんはさあ、自分の担当をわかってないよね」と怒られるというw テクを披露して怒られるミュージシャンというのは珍しいかもしれません。 ちなみに仕切り直しでは「七つの子」の替え歌で「歌詞がーなぜ飛ぶのーあややの勝手でしょ」というネタで逆襲していました。
バンマスの菊池さんも、ネタじゃなくてファンキーなコードカッティングを披露していたんだけど、マジメにやる時はほとんどカッティング技なのでおもしろ味にはかけるかな。 どこかの公演で、ディストーションを効かせてガーッとアドリブをカマしたことがあって、それがモロに Van Halen 世代!という感じで好印象だっただけに、またやって欲しいですね。 ネタは難解な(元ネタがよくわからない)ことが多くて微妙なんで、控えた方がいいと思いますw


□固まるあやや
ピンポイントで面白かったのが、上にも書いたフリーコーナーで固まるあややかな。 夜公演での出来事です。 アコースティック編成で客からのリクエストを募るコーナーですが、半ば強引に事前に準備をしていない曲が採用されると、とてもスリリングな展開になります。 さすがに何でも出来るわけではないので菊池さんにも拒否権があるんだけど、微妙なラインだとあややの強権発動とw で、1 曲目に採用された某曲がまさにこの微妙なライン上で、その場で打合せをして適当なところで見切り発車! 最初の方は気持ち良さそうに歌うあややでしたが… 
直前の打ち合わせでサビを二回と菊池さんが言っていたのに、入りのタイミングをスルーとかw こういうタイミングについては菊池さんがけっこう大きな声で指示をしているらしいですが。 ここで「え?」という表情で右手を前にだして顔だけ菊池さんの方に向けたポーズのまま、数秒間固まるあややが妙に可笑しかったです。 歌い終わったあと「(リクエストをしたケンジさんに向かって)だいじょうぶ?ケンジさんがいいって言うからありがとうございます!」と強引に締めるあやや。 まあ、あの場で「もう 1 回」とは言えないですねw 


スペシャルゲスト
夜公演では、梨華ちゃんと吉澤さんの二人がまさかの登場で盛り上がりましたねー。 ヲタもだち情報によれば、ミキティ夫婦と共にサイドにある調整室みたいなところで観覧していたらしい。 途中でいなくなったのでどうしたんだろうと思っていたところにこのサプライズがあったので、身元がバレる前に誰だかわかったみたい。  二人の髪形についてはミキティのブログにあるとおりですが、これを読むとあややファンなら登場曲がわかるので、ネタバレ回避したい人は読まない方がいいかも? と、いきなりその曲についてネタバレ!


本編ラストの「絶対解ける問題」に登場するウサギさんの中の人は、普段はスタッフらしいですが(ぶーぶーさんとかオッスくんとか)、この日はこの二人だったと。 ちなみに二人が登場したのは上にも書いたバンドメンバー紹介のシーン。 正確に言えば曲の最初から着ぐるみで登場していますが。 一番最初にウサギさんが紹介されて、いつもならひとネタ披露するわけですが、いきなりかぶりモノの頭を取ろうと不信な挙動だったので、あややは「え?ウサギ取っちゃうの?マジで?誰?」と半分腰が引けてました。 で、かぶりモノを取ったら「えーーーー! マジで知らなかったんだけど! 何やってんの?」と。 吉澤さんが言うには、スケジュールを空けていたけどサプライズで登場してもいいことになったそうで。 観覧時点から黒のスタッフ T シャツ姿だったらしいので、出る気マンマンだったということでしょうか。 ネタバレする前に「恋愛レボリューション21」のフリをやったりしていたけど、まさか娘。OG が登場するとは思いませんでした。 あんまり付き合いなさそうだし。
曲中、着ぐるみ姿のまま踊りまくりなのでキツそうですが、吉澤さんは割と平気そうでした。 一方の梨華ちゃんは息も絶え絶えという感じw あややに感想を聞かれて「ちょーつらい」とか。 「知らなかったのはあややだけ」と、してやったり顔の梨華ちゃんが可笑しかったです。 あと、井出さんが場違いに「冬のソナタ」みたいなもの悲しい曲を弾いてみせたら、それがツボに入ったのか、仰向けに寝転がって手足をジタバタさせる梨華ちゃんも可愛かったですね。 本編終了時に、あややを中心に手を繋いでバンザイをやって、そのまま撤収されたようです。


とりあえず、こんな感じ。 肝心なあややの歌についての感想をほとんど書いていませんが、アコースティックコーナーネタも含めて札幌公演が終わってからでも。