モーニング娘。 コンサートツアー2009春 〜 プラチナ 9 DISCO 〜

2009 年 5 月 10 日に東京厚生年金会館で行なわれた 2009 年春ツアー最終日の模様を収録した DVD です。 映像は 16:9LB、音声はリニア PCM というフォーマットで収録時間は約 115 分です。


DVD のプロデューサー(SEP 嶋村順二氏)が同じだけはあって、編集に関しては昨年の秋ツアーを収録した DVD と似たような傾向ですね。 シーンチェンジは多めながら、背景のスクリーンを上手く使ってオーソドックスなまとめ方をしているので、観ていて疲れるとかいうことはありません。 個人的な趣味からいえば、前景としてヲタを被らせたり客席を映しすぎなのは気に入らないけど、ここらへんは人それぞれですかね。 あややの最近のコンサート DVD も同じ人なんで、この点に関して趣味が合わないのは痛いところですがw
音声のアンビエント成分が少なめなこともあって臨場感には欠けますが、繰り返し鑑賞する DVD というメディアとしては臨場感バツグンな方がいいのか、ステージ上のパフォーマンスに集中できる方がいいのか、難しいところですね。 ただし、最後の「雨の降らない星では愛せないだろう?」のヲタ大合唱だけはもっとレベルを上げて欲しかった。 現場では鳥肌モノだっただけに、かろうじて歌っているのが確認できる程度では満足できません。 アンビエント成分を別収録にして、再生する側で勝手にレベルを弄れるようなフォーマットで発売してくれると嬉しいんだけどなあ… リニア PCM をドルビーデジタルかなんかにして容量をかせいで、副音声にそういうのを入れるとか。 オーディエンスが勝手にアレしたナニをミックスするくらいしか現状では手がないですね。


観ていて気になったのは、れいなの「The 美学」かな。 途中の "KISS&KISS&KISS" のところで、れいなは歌わずに客席にマイクを向けていますが、音声は最初のところだけ歌っているバージョンになっていますね。 つまり、映像は昼公演なのに音声は夜公演になっていると。 単なるチェックミスだと思うけど、こういうのはいただけません。 売り物(=プロの仕事)なんで細心の注意を払って欲しいところです。 最近はコスト節約なのか、東京厚生年金会館なら中央通路(15列の前)の両端からのアングルを、昼公演は下手側からのみ、夜公演は上手側からのみなんて事をやっているので、こういったミスを誘発しやすいような気はしますね。