竹内まりや ソングミュージカル「本気でオンリーユー」 パルコ劇場(2008.9.12 19:00)

いよいよ初日ですね。 原作は読んだことはないし、読むまでもなくプロットがまったく趣味に合わないとか、その他もろもろ気になるポイントはありますが、あややが歌うという一点だけで観に行くことにしました。 逆に言うと、歌がなかったら1公演も行かなかった可能性すらあるけどw ぶっちゃけ、こういうシチュエーションの恋愛モノって、舞台だろうが映画だろうがテレビドラマだろうが、基本的に苦手なんですよね〜。 若かりし頃、お付き合いでこの手の作品を観に行く機会はそれなりにあったけど、苦痛でしかなかったなあ… ま、今回は過剰に演出されたコンサートだと思って行けば OK かなw いずれにしろ、楽しみ♪


□開演前
ロビーの花すげー。 あやや宛にも様々な人(団体)から来ていましたが、一番印象に残ったのは、ひっそりとした小さい鉢植えにあった「後藤真希」のプレートかな。 移籍したから後は知らねではなく、こういう気配りは嬉しいですね。 たかが花とはいえ、ハロヲタなら嫌な気はしないでしょう。 ごっちん GJ って感じ。
ところで、今回、花は撮影禁止のようです。 ごっちんの花をケータイで撮っていたら、係のおねいさんに注意されましたw 見ていると撮りたくなるけど、我慢しましょう。 


グッズ販売は入場してすぐ左手でやっていました。 売り子は4人くらいだった気がするけど、今回は込み入ったラインアップではないので列はサクサク進んでいました。 初日でコレなら楽勝でしょう。 あと、公式サイトに掲載されているアイテムの他に、定番のパンフレット(¥2,000)も売っていましたね。 対談等ありがちな内容ですが、使用曲の歌詞が載っているので資料的な価値もあるし、買って損はないかも? 

本編

ワタシの席は一桁列前半の上手端で舞台セットの一部に見えない部分がありましたが、そのあたりで演技するシーンはごく短時間なので、気になるほどではなかったですね。 最前列端は不明だけど、この感じだったらどの席でも問題はなさそう。 ま、中央がベストなのは間違いないでしょうけど。 ちなみに X 〜 Z 列は完全にフラットなので、十分な段差のある A 列以降が観やすそうな感じです。


□雑感
肝心のお芝居の内容ですが、ラブストーリーというよりは働く女性達の生き様が主題っぽいし、ライトで嫌みがない演出もあいまって、とりあえず楽しく観劇できたかも。 ただし、明らかに女性向けなテイストなので、野郎一人で観るのに向いているかどうかは微妙ですw いわゆるトレンディドラマが大好きだった人にはピッタリかも? 全体的な流れに関しては、起伏のある第2幕と比べて、第1幕がやや単調で平板な印象で時間が長く感じられました。 後半に向けての前振りを丁寧にやりすぎている気がしないでもないですね。 内容的にはリアリティ重視路線なので、無茶な設定で盛り上げるわけにもいかないでしょうけど。


あややの演技は、いままで出演したことがある舞台の中では一番じゃないでしょうか。 27 歳の OL という現実的な設定が感情移入しやすいというのもあるかもしれないし、いろいろと経験してきてスキルが上がってきているというのもあるのかな。 感情表現なんかもバッチリで、観ていて自然と引き込まれます。 元々実年齢よりは大人な雰囲気とはいえ、違和感の無さは特筆ものでしょう。 ただ一点、笑うシーンでの "ニャハハ" という笑い声はあややそのものw 一瞬、素に戻った?と思えるほどで、逆に言うとそれ以外の演技がいかに自然であるかを物語っているわけで。 後は笑い方を変えれば完璧?


注目の歌ですが、曲数はそれなりにあったし、違和感なく芝居に溶け込んでいたのは良かったけれど、純粋なあややソロが少なかったのがヲタ的に物足りなかったかなあ… 他のキャストによるソロやアンサンブルでの披露もあるので、ここらへんは致し方なしですかね。 ま、あややの歌そのものが初回とは思えないほどこなれていて染みまくりだったので、良しとしますか。 楽曲のクオリティは文句なしだし、贅沢を言っていたらキリがないし。 


で、観ていて一番気になったのは、楽曲そのものですかね〜。 上に書いたとおり、芝居をしている部分と歌の繋がりは特に不自然なところもなく劇中歌として十分機能してはいましたが、なにせメジャーどころの楽曲ばかりですからね〜。 今回使われている楽曲が収録されているレコード(LP盤w)は全部持っていて、それなりに聴いていた時期もあります。 なので、歌が始まると観劇中にもかかわらず別の感情が呼び起こされるというか、頭が歌鑑賞モードに移行してしまって観劇における心理状態の連続性が失われるというか、何言ってるのか夏わかめですけど、要はそこだけ別の時間が流れているように感じられるということです。 歌が終わって芝居に戻ると、ふと我に返るみたいな感じですかね。 う〜ん、説明するの難しいw ま、観劇の支障になるほどではないので、どうでもいっか。


明日以降につづけ!(id:anomala:20080925#p1)