北本自然観察公園
埼玉県北本市、荒川のすぐそばにある自然を生かした緑たっぷりの公園です。 ここは全国的に見ても貴重なとあるゲンゴロウの生息地としてその筋?には有名なんですが、今回ふと思いついて 15 年ぶりくらいに訪ねてみました(2008.8.3)。
写真は駐車場のある東側のエントランスと、自然学習センターです。 園内は遊歩道が整備されているので単なる散歩にも向いていますが、センター主催で様々なイベントを開催しているので、興味がある人は参加してみると面白いかもしれませんね。 事前申込みが必要なイベントと当日受付のイベントがあるようです。
環境的には広葉樹の雑木林とヨシ類の生える湿地で構成されています。 湿地の一部には木道が設けられている部分もあります。
前回訪れた時に比べると、やや荒れてきているかなという印象ですね。 特にゲンゴロウが暮らしていると思われるあたりは水質に若干問題ありでは?と感じられるほどで、今でもちゃんと生息しているのかどうか、一抹の不安を覚えました(最近の記録は知らないので)。 湧水の水量が落ちているとか、なにか原因があるとは思いますが。
あと今回気になったのは、そこらじゅうオオヒラタシデムシ(幼虫も)が散歩しまくっていた点です。 このムシ、見た目がイケていない上に、ミミズの死骸などに群がっているので、あんまり気色がいいとは言えないですからねえ。 一応写真も撮ってみたけど、ややグロいので掲載はやめておきましたw ある意味、自然が残っていることの証ではありますが、とにかく数が多すぎて閉口します。 どんなムシなんだ〜と気になる人はググッてください。
□公園内で見かけたムシ
オオヒラタシデムシだけではなんなんで。 とりあえず見かけたムシを写真で紹介してみようかなと。 種名はいずれも左からです。
キチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ
ダイミョウセセリ、キタテハ(夏型)、コミスジ いずれも翅が痛んでいますね。
キボシカミキリ、ブタクサハムシ 後者は1990年代に埼玉県で初めて確認された有名な移入種。
オオシオカラトンボ、ナツアカネ 湿地がある割にはトンボは少なかったです。
ベッコウハゴロモ、ホソヘリカメムシ なにせクズだらけなので、クズが好きなムシはいやでも眼に付きます。
見かけたのに写真が撮れなかったのは、クロアゲハ、ナミアゲハ、イチモンジチョウ、シロテンハナムグリ、マメコガネ、シオカラトンボ、ヤンマの一種、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシなどです(他には種名が不明のガやハムシの仲間が少々)。 ドぴーかんで糞暑かったせいもあってか、そんなにムシが多いという感じではなかったのが残念でしたね。 オオヒラタシデムシを除いて…