OZ NOY Japan Tour 2007 at Shinjuku Pit Inn(2007.11.22) その2

昨日の続きです。 整理番号30番らへんのチケットで席は4列センターあたりとまずまずの位置で、OZ さんの手元とかばっちり見えたし、音響バランスも良かったけれど、Pit Inn は椅子がちょっとアレですね。 20分間の休憩を挟んで約2時間20分のライブだったんですが、最後の方はあちこち痛くなりました。 まあ、ハロプロの場合は終始立ちっぱなしなので、座って音楽を聴くという行為に慣れていないせいもあるかもしれませんがw

本編

定刻(20:00)より5分ほど押してメンバーが登場です。 ちなみに、Oz Noy(g)、Tim Lefebvre(b)、Tony Escapa(ds)というメンツで、立ち位置は下手側から Oz、Tony、Tim の並びでした。 機材は Oz が ビンテージスタイル(シンクロナイズドトレモロ、8点止めピックガード)でメイプルワンピースネック、ブラックな Fender Stratocaster のみでしたが、ブリッジまわりとかけっこう錆びていたので、使い込んだモデルなのかも? 足元にやたらエフェクタを並べていたのも印象的でした(こちらを参照)。 この写真には載っていない MXR PHASE90 とか BOSS の Digital Delay なんかもあったような気がします。 アンプは Fender の Bassman みたいなルックスのやつが目につきましたが、構成も含めて詳細は不明です(一部の楽曲では、エフェクトのかかった音をラインに入れて PA の方にまわしているように聞こえました)。 Tim は Fender Precision Bass に ROLAND D-BASS の2段重ね、Tony は YAMAHA のセット。


使っている機材はビンテージでも、プレイスタイルはエフェクタやループ使いまくりで、とにかく足元が忙しそうです。 素な感じのサウンドでプレイするシーンもありましたが、基本的にはディストーションにコーラスがかかったような感じの音色(要するにジョンスコ)がメインでしたね。 ループもですけど、いろいろとトリッキーなサウンドも繰り出すので、そこらじゅう踏みまくりに見えましたw けど、プレイ中の表情は余裕たっぷりな感じかな? Tim や Tony と笑顔でアイコンタクトしてたりして、割とリラックスしていたように思います。
あと、ピッキングスタイルが多彩なところも印象的でした。 基本はストローク短めのオルタネイトピッキングですが、ピック+残りの指とか、ピックを人差し指で隠して親指+他の指とか、ニュアンスに合わせて様々に変えていくところとかコダワリがあっていいですね。 普通にピックで弾いている時も、弦を上方向に弾くようにピッキングしてアタックを強めにしている場面が多かったような気がします。


ちなみに、セットリストは以下のとおり(たぶんw)。 ()内は収録アルバムです。

M01.Get Down(Oz Live)
M02.Intensity(Fuzzy)
M03.Haa!(HA!)
M04.Donside Up(HA!)
M05.Blue Monk(HA!)
M06.Fuzzy(Fuzzy)


Break


M07.Which Way Is Up!(Fuzzy)
M08.Say What!(HA!)
M09.Three Wishes(Fuzzy)
M10.EpistroFunk(Fuzzy)
M11.Cissy Strut(Oz Live)


Encore


M12.Sometimes It Snows In April(Fuzzy)

お客さんには最新アルバム「Fuzzy」収録曲のウケが良かった気がします。 曲によってはループやリバース(逆回転)系のエフェクトを多用したり、やっている事はほとんど変態みたいなノリだったりしますが、ベースになっているダイレクトでわかりやすいビートと、センスの良さに惹きつけられますね。 立ち位置としてはジャズ/フュージョン系のギタリストですが、そこはかとなくロックなかほりがするところもイカしてると思います。