息を重ねましょう / 安倍なつみ

息を重ねましょう

息を重ねましょう

本日発売、なっちのニューシングルです。 タイトル曲の作詞は久保田洋司さんですが、詞の描く世界になっち(26歳)の歌声がぴったりハマって、優しさに溢れてた仕上がりなのがいいですね。 メロディラインはオーソドックスながらそこそこ耳に残る感じだし、アレンジも、裏をとっているギターのカッティングとメロディアスなベースラインが、独特の軽やかなムードを生んでいて印象的です。 純粋にシングル曲としてみれば売れ線とは言えないかもしれませんが、歌い手に合った(合わせた)楽曲を新曲としてリリースできること自体、恵まれた立場にいることに変わりはないし、他の人がどう思っているかは謎ながら個人的には歓迎したい路線です。


カップリング曲「小説の中の二人」も作詞は久保田さんですね。 聴いていると、情景というか、歌の中の主人公が映像として浮かんできそうな、そんな言葉使いがさすがです。 難しい表現をしているわけではないし言葉数も少な目ですが、単純に "歌詞" としていいな〜と思ってしまいました。 こちらも、なっちの歌声がハマっていますね。 メロディラインも、高音部が詞のせつない感じを強調して、グッとしみてきます。 アレンジもオーソドックスで嫌味のない仕事で、短めの曲ながら、エンディングのピアノの余韻がいい感じ。


今回、タイトル曲の作曲・アレンジ、カップリング曲の作曲を担当している herOism さんですが、この2曲を聴いた限りでは、なかなか期待できそうな感じですね。 作曲の方は、トリッキーな要素を排除しつつ、印象的なメロディラインだと思うし(特にタイトル曲)、アレンジもベースの使い方とか面白いと思いました。 また新しい作品で絡んでくれることを密かに願ってみますか。



ところで、この CD の初回プレスは発売記念イベントの応募券付きですが、今回は日程が合わないので泣く泣くスルーですね。 東京会場 11/10 は、あややコン@川口リリアホールの予定が入っているし、大阪会場 11/11 は、さすがにイベントのために大阪はきついし、翌日から出張なので自重しようかなと。 ただでさえ10月〜12月はコンサ行きまくりだしw う〜ん、残念。


公式(イベント関連)
http://www.helloproject.com/newslist/abe_0710241125.html