モーニング娘。誕生10年記念隊 コンサートツアー2007夏 Zepp Sapporo(2007.9.1) その3

Zepp Sapporo
忘れた頃にやってくるレポ(その2 id:anomala:20070903#p1)の続き♪ 放置しすぎにも程があるけど、書かないよりはマシかなということでひとつ。
公演そのものは、欠場していたごっちんの復帰もあったし、とても千秋楽らしい雰囲気にあふれていて、印象的だったと思います。 前回書いた飯田さんお祝いのサイリウム企画もそうですが、なっちとごっちんのソロ MC コーナーが、聞いてる方も思わず涙してしまいそうな、そこはかとなく暖かくて寂しい、独特のムードになっていたのも忘れられません。 (準備段階も含めれば)飯田さんの出来婚とか、途中のごっちん欠場とか、いろいろと予定外の事が起こって大変だったであろうと想像できますが、そういうのも影響してたのかもしれませんね。
あと、千秋楽といえばスペシャルな演出なんかも雰囲気を盛り上げるのに一役買うわけですが、今回は、ラストナンバー「恋の始発列車」の時に風船が降ってくるくらいでしたね。 しかも、数がえらい少なかったようなw 小春ちゃんが、かつての村のキャプテン時代を思い出したのか、一生懸命アタックで風船をフロアの方に飛ばそうとするも、空調の関係か、ぜんぜん飛んでいかなかくてジタバタする光景は微笑ましかったです。 

MCコーナー

とりあえず、上でふれてる MC について。 まずは、なっち。 本ツアーでの、なっちのソロ MC は、何パターンかの枕を用意して "ありがとう" という言葉の大切さについて語る、というものでしたが、本公演では枕部分は無しで、ツアーに関わった人達に感謝の意を表する内容でした。 感情を抑えた感じのトーンで、最初は "ツアースタッフの皆さん、どうもありがとうございました" から始まって、助っ人として登場した "梨華ちゃんよっすぃ〜、圭ちゃん" に感謝しつつ、"改めて娘。の絆を感じることができました" と語ってましたね。 にしても、名前が出てくるだけで会場の笑いを誘うやすすはすごいw
続けて、"何より、このコンサートに足を運んでくださった、たくさんのファンの皆さん" とファンに対しての感謝の言葉を述べているあたりで、ちょっと涙ぐんできたんですが、いきなり客席からなっちコールが。 雰囲気的には拍手がふさわしかったんではと思うものの、コールしたくなる気持ちはわからないでもないですね。 なっちはちょっとびっくりした表情で "いやいやいや、どうもありがとうございます" と応えてました。


ごっちんのソロ MC は、夏の食べ物みたいなのがテーマでしたが、本公演は、1回目の公演で語った冷や麦にいての続編みたいなの。 お中元でこないかな〜とつぶやいたらナイスなタイミングでお中元できたらしい。 後半、"(ツアーに)途中参加できなくて悔しかった" と語ってるあたりで涙ぐんできて、なっちの時と同様にごっちんコールが。 そしたら "もう、やだやだやだ〜、ありがとうございます。苦手なんです、そういうの" とか言いながら、セットの扉の後ろに隠れようとするごっちんがキャワワだわ〜。 また参加する機会があったら是非来てください、で締めてました。


飯田さんのソロ MC は、メンバーとの思い出話がテーマ。 本公演では、自身の思い出について語っていました。 "語り出したら3日くらい経ちそうなくらい" いろんな思いが溢れてくると言ってましたね。 締めは "最後にひとつワガママ言っていいですか?" ということで、ソロナンバーを歌い直すという流れでした。 すごく残念だったのが、歌い直しでイントロが流れた時に、ものすごく場違いなコールをしたアホがいたことかな。 まあ、空気読めないガキには何言ってもしょうがないんで、アレですけど。 歌い終わった時に "ありがとう。白が一番大好き" と言ったのは、さすが大人だなという感じ。


MC コーナーで忘れてはいけないのが、ガキさんと小春ちゃんのコーナーでしょう。 本ツアーで一番注目を浴びていたと言っても過言じゃないくらい面白かったですね。 本公演も、期待に違わずめちゃくちゃ面白かったです。 テーマは先輩から色々学ぶということで、公演毎に「学びの○○」とタイトルが付いてますが、本公演は「学びのアイランド」でした。 まあ、このタイトルに特に意味はないようですけどw 
まず、小春ちゃんは、なっちから学んだ事ということで、昔も今も可愛くてキュートなのはなぜ?と聞いたら "自分に正直に" という答えが返ってきたという内容したが、ちょっと思い出すのに時間がかかってヲタどもブーイングという場面も。 これに対してガキさんが "小春は正直に生きてると思うよ。安倍さんの言っている意味とちょっと違うかもしれないけれどね" と言ったら、ものすごい脳天的に "あははははは" と笑う小春ちゃん。 それを見たガキさんが "はははは…" と合わせて笑いながら、やってられないわ〜って感じでそっぽを向くシーンには大爆笑させてもらいましたw
ガキさんは、メンバー全員と夏先生から学んだ事を、まとめっぽく語ってました。 "小春はね〜" と小春ちゃんの名前を出したら、"うわ〜" と素っ頓狂な声で応える小春ちゃんのリアクションはさすがだw 小春ちゃんに対しては、どうしたらいいんだろうといろいろ悩んだそうです。 最後は、"娘。に帰るけど、みんなに少しずつでも伝えてパワーアップした娘。を秋のツアーで見せます" で締めて、さすがだなという感じ。


本ツアーは、アンコール MC も公演中のちょっとした事をネタにしたりしてなかなか面白かったんですが、本公演ではえらいあっさりしてましたね。 飯田さんが歌い直した関係で、時間が無くなったのではないかと思います。 ちょっと残念でしたが、まあこういう流れはライブならではなので、しょうがないかもしれません。

本編

やっぱり、ごっちんが戻ってきたのが大きいですね。 ソロナンバーの「シークレット」と、なちごまで歌っていた「乙女の心理学」が復活しただけでも、コンサート全体の流れそのものが全然違うし、「抱いてHOLD ON ME!」とか、ごっちんパートがキモな曲も本来の形に戻って、勢い倍増です。 千秋楽だからというよりは、単純にステージ上での存在感がバツグンだという事実を再認識した形ではありますが。 本ツアーではなっちとともに軸になっていただけに、最後の2公演とはいえ帰ってきてくれてありがとうと言いたいです。


あと、ガキさん。 「愛車ローンで」を始めとして、誰よりもダイナミックに踊る姿が印象的でした。 ソロナンバーの「Never Foreget」の歌唱も、ツアー初期の中野サンプラザ公演あたりと比べると、すごくいい感じになってましたね。 楽曲に対するアプローチそのものは変化してなかったと思いますが、場数を踏んでこなれてきたんでしょうか。 昔のなっちのような、フレーズの最後をしゃくる歌い方も、この曲にはマッチしていたと思います。


もちろん、なっちも良かったです。 今回のセットリストの中では微妙とも言える「Too Far Away 〜女のこころ〜」の歌唱とか、すごくいい感じに力強さが滲み出ていて、説得力がありました。 春コンで初披露された時からず〜っと聴き続けているんで、歌い方が良い方向に進化していくのが感じられるのは楽しみのひとつです。 まあ、ワタシがなっちヲタだから、というのはありますけどw 
ガキさん相手にちょっとおどけるパートが面白い「未来の扉」は、本公演では、

  • なっち<"衝動買いをするような♪恋愛はガキさん良くないからね!
  • ガキさん<はい!
  • なっち<わかった?
  • ガキさん<わかりました〜
  • なっち<よし!

という流れでした。 その後のパートの、"誰か受け止めて欲しいわこのテレパシー♪" の後のひと事は "チロリロリ〜ン" でしたね。 どういう効果音なんだろかw


飯田さん、小春ちゃんも持ち味を発揮してました。 ま、小春ちゃんの場合は、もうちょっとがんばって欲しいと感じるシーンも多々ありましが、あのキャラクターはすごく得な気がしますねw 飯田さんについては、ある意味かおりんスペシャルな公演になっていたので改めてどうのというのはないかな。 最後の最後に "また元気な姿であえるのを楽しみにしている" と言ってましたが、お母さんになった飯田さんの歌、是非聴いてみたい気がします。


とりあえず、こんな感じかな。 ちょっと遅くなっちゃったけど、メンバーのみんな、スタッフのみなさん、そしてヲタども、お疲れさまでした。