Mike Stern Band at Blue Note Tokyo

BNT
今日の 1st Show を予約していますが、Mike のプレイはもちろん、小曽根さん、Chris Minh Doky、Dave Weckl のプレイも楽しみですね〜。 ギネス飲み過ぎになりがちな BNT でのライブなんで、そこらへんは気をつけないと。

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15時半くらいに並んで、整理番号は40番あたりでした。 とりあえずヒマなんで六本木通り〜渋谷〜青山通りと散歩ちうです。 ちと風が強いのはアレですが、なかなか気持ちいいかも。

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今回のライブ、なんと Asahiビール共同企画の Taste of Swing つうことで、ギネスがあああぁ。 少しテンション落ちましたが、気を取り直してがんばろうw ちなみに、同じテーブルに座ってたグループの人達もギネスが無いので落胆してました。 BNT といえばギネスですかね、やっぱ。 スーパードライじゃイマイチ気分が出ません。

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いや〜、最高でした。 流石に名のあるミュージシャンは違います。 やたらニコニコしながらリラックスした雰囲気でのプレイでしたが、レベルたけ〜w それにしても、Mike さんがあんなにひょうきんなキャラだったとは。 客席の笑いを誘いつつ、すんげえノリノリでパシフィカ弾きまくりです。 見所聴き所満載のステージで言うことなし!


□本編
開演10分前くらいに、Mike のパシフィカ持ったおじさんがなんかゴソゴソしてるなあ、と思ったら本人でしたw そんな姿を見ながらビールを飲んでるうちに客電が落ちてライブスタートです(ほぼ定刻)。 アンコール含めて約90分のセットでした。


ワタシの席は、低いフロアの最後方真ん中らへんでした。 見やすさは普通でしたけど、音の方はそこそこ聴きやすかった気がします。 ステージは下手側に小曽根さん、上手側に Chris、Mike がほぼセンターで、Dave がやや上手よりの配置でした。 機材の方は、Mike がお馴染みのパシフィカのシグネイチャーモデルに Fender の Twin Reverb みたいなパネルのアンプ2台、小曽根さんが Hammond XK-3+レスリースピーカーとピアノ(詳細不明)、Chris が Alter Ego みたいなシルエットのエレクトリック・アップライトとオーソドックスな4弦の2本、Dave のセットはよく見えなかったんで省略w 


ライブは Mike の最新アルバム「Who Let the Cats Out」収録の「Tumble Home」からスタート。 ちなみに2曲目が同アルバム収録の「K.T.」だったんで、これの1stと同じかな? なにせ Mike の楽曲には明るくないのでよくわかりませんw 
しょっぱなの1曲目、Mike のコーラスがかかった独特の音色でのカッティングに、小曽根さんのオルガンが絡んだ入りからして格好良すぎで掴みはOK? 途中、各メンバーのソロをフィーチャーしながら進行していきますが、リズムの変幻自在さ加減がすごくイカしてますね。 特に小曽根さんのタイトなタッチのピアノソロパートに、Dave の、これまたタイトなドラムが絡む部分は素で痺れました。 後半、Mike もディストーションかました熱いインプロヴィゼーションを繰り広げて盛り上げます。 ディストーションサウンドでのプレイは俄然ロック風味強めになるんで、熱さ倍増! ほんと、腕利きのミュージシャン達が音楽的なコミュニケーションばっちりの状態で演奏するとこうなります、って感じのサウンドとアンサンブルで、もう言うことなし。


とまあ、こんな具合でライブは進行していった訳ですが、途中、全編スローなナンバーを長めにやった部分で客席がややダレた雰囲気になったりはしたものの、ハイレベルかつ熱い演奏でお客さん釘付けでした。 各人のアイコンタクトというか阿吽の呼吸によって、楽曲のダイナミズムがまるで生き物のように変化していく様が非常に素晴らしかったです。 しかも、すんごく楽しそうにプレイしているのは、いろんな意味で余裕ありまくりなんでしょうね。 まさに匠達の技って感じ。 ユニゾンパートをニコニコしながらタイトに決めまくる姿を観てると惚れちゃいそうですw
バンドとしてのプレイもさることながら、ふたりでかけ合いしてるパートも面白かったですね。 小曽根さんのスパニッシュなかほり漂うピアノプレイと Dave のドラムのかけ合いとか、同じく小曽根さんのピアノに、ユーモラスに応酬する Mike のプレイとか。 ワタシの席からは小曽根さんの表情がよく見えたんですが、ここらあたり本当に楽しそうにやってましたね〜。


□Mike Stern
Mike のプレイ、初めて観ましたが、左手のグリップが深めなんですね。 5弦まで押さえられそうなくらい親指出してました。 風貌と合わせて見た目はロックな雰囲気です。 ま、ディストーションがかかってるとロックと言っても差し支えないプレイではありますが。 そいや、曲のエンディングでやたらピックスクラッチやってたし、ハードロックとか好きなんでしょうか。 ちょっとお腹がアレ気味なところも、ロック親父っぽいかな(ちなみに1953年生まれ)w 
上にも書きましたが、ひょうきんなキャラだったのは意外でした。 ギター弾きながらお客さんに笑いかけたりする姿はいいですね。 アンコール前におどけた仕草で「あっちに CD あるから、よろしくね〜」みたいなニュアンスの発言してみたり。 有名ミュージシャンの中にはやたら神経質なタイプの人もたくさんいますが、場の雰囲気を和ませるキャラは得かもしれません。