Young Jazz Guitarist / Andreas Oberg

Young Jazz Guitarist
スウェーデンのイケメンギタリスト、Andreas Oberg のカルテット編成による作品です。 パーソネルは Andreas Oberg(G)、Marian Petrescu(P)、Jorgen Smeby(B)、Robert Ikiz(Dr)。  収録曲は全12曲で、自身の作品と他人の作品がほぼ半分ずつの構成です。


とりあえず捻りもなんもないタイトルどうにかしろとゆいたいですが、内容はバッチリなんでいいかな。 サウンドというかフォーマットはモロにストレートアヘッドなジャズです。 若さに似合わず、ちとコンサバながら粋な感じ。 ただし、プレイの方は先進的ですね。 先達の影響を感じさせますが(影響ゼロの人はいないかw)、ソロの展開とかユニークです。 テクニック的にも文句なしで、速いパッセージなんかも均一なタッチのピッキングで流暢かつタイトなプレイ。 全体的に端正な感じで、超乱暴に言うと、Steve Morse がストレートアヘッドなジャズやったらこんな風になりそうw
まあ、Steve の例えは半分冗談ですけど、若さゆえか、ビッグネームなギタリストと比べると色気が足りない気はしますね。 めちゃくちゃ上手いんだけれども、あっさりしすぎてるというか。 共演のピアニスト Marian さんもテクニカルなタイプで超上手いですが、ふたりで高速ユニゾンかましてるパートなんかでも、熱さよりも端正さが際だってたりするのは、個性的と言えば言えなくもないかな? 余談ですが、この Marian さん、名前は可愛らしい響きなのに、巨漢のおっさんですw こういうメインストリームなジャズが好きな人が聴いてピンとくる作品かどうかは謎ですが、ギター好きな人には超オススメの1枚です。


試聴はこちら Young Jazz Guitarist(Tower Records)