松浦亜弥ファーストディナーショー2006ウインター 札幌公演 その2
会場のルネッサンスサッポロホテルは豊平川のすぐ側にあって、まさにホテルはリバーサイドという立地ですけど、佇まいが偉そうじゃないのがいいですね。 そんなに寒くなかったのですすきのから歩いて行きました。
今回は料理、サービスとも満足できるレベルというか、料理はいままでディナーショーで行ったことがあるホテルの中で一番おいしかったです。 チケット代の32Kというのも一番高いんですけどねw つうことで、まずはメニューから。
北海の幸のテリーヌ 雲丹とイクラをちりばめて
イタリア産ポルチーニ茸と道産キノコのヌイユ
オマール海老のグラタン 帆立貝とムール貝のコンポジション
お口直しのシャンパンのソルベ
道産牛フィレ肉とフォアグラのポアレ トリュフソース
桃色片想い
パンとバター
コーヒー
桃色片想いというのはデザートで写真のやつですね。 ハートに矢がモチーフになってて、見た目はすごく可愛らしいです。 もちろん味も良かったですけど。
今回のあややのディナーショー、端的に言うとお客さんに楽しんでもらおうという姿勢が強く感じられます。 昨日も書きましたが、誰でも知ってる曲を多く取り入れたセットリストに、会場内を歩きながら握手したり、お客さんいじったり。 純粋にライブとして見るとかな〜り物足りないんですが、ショーとして見るとなかなか面白いですね。 ヲタ視点では、ヲタが認識しているあややの"らしさ"よりも、プロのタレントとしての資質を前面に出してチャレンジしているように見えます。 開演中や終演後の客席の様子から、一般のお客さんにもあややの魅力は十分通用しているように感じられましたが、ヲタから見ても新鮮でいいですね。 しかしながら、単純に歌を聴かせるだけの場ではなくなっている分、そのつもりで行くと物足りない部分があるのも事実です。 つうことで、ネタバレで〜♪ ちなみショータイムは約75分です。
□本編
バンドはストリングス4名+キーボード+ギター+サックスが基本で、リズムトラックはHDDデータ同期です。 ここに、最後の方でコーラス隊が十数名加わります。 この構成でわかるとおり、春コンと秋コンの生演奏コーナーを足したような感じになっていますね。 リズムトラックが生ではないせいで、ライブ感が乏しくなってしまうのは否めません。 ワタシは歌とキャラだけで勝負しているなっちのディナーショーにも出かけているんで、余計にそう感じてしまいます。
まあ、ライブ感で勝負というコンセプトではないし、全体の構成はよく練られているし、あややのパフォーマンス自体は素晴らしいんで、上のようなマイナス部分を差し引いても、十分魅せる舞台になっているのは間違いないですけどね。 あと、バンドメンバーの紹介がなかったことからも、演出の目的がわかるような気がします。 ちなみに、ギターは戸谷誠さん(トニー)、キーボードは寺田志保さん(しーちゃん)、バイオリンのひとりが楢村海香さんと、お馴染みのメンバーもいました。 トニーの機材はアンプ以外、秋コンとまったく同じだったんで、会場に入って機材見た段階でバレバレでしたけどw
セットはバンドがいるのでシンプルというか、後ろにパルテノン神殿の柱みたいなやつが4本くらい立っているだけ。 今回は照明にマーティンのライト(コンサート会場でよく使ってるやつ)が何台かあって結構派手でしたが、会場の備品かどうかは不明です。
センターステージはけっこう後方にあって、メインステージからセンターステージへの通路が下手側と上手側にありました。
M01.桃色片想い
- ど頭はまずストリングス4名が登場してクラシカルな雰囲気で弦楽4重奏なナンバーを演奏します。 んで、この曲のイントロが流れてあやや登場!という趣向。
- あややどこどこ〜と見渡すと、会場最後方の入り口からでした。 いきなりセンターステージまわりでお客さんと握手しまくりで、掴みはOKって感じ?
- アレンジはオリジナルに忠実な感じ。 あややは振り付きで歌ってました。 あ〜ややややもやってましたね。
- 衣裳は真っ赤なロングドレスで、髪型は後ろで縛って横から前に流す、去年あたりよく見た感じのやつ。
M02.Yeah!めっちゃホリディ
- こちらもアレンジはオリジナルに忠実な感じ。 寺田のおっさん声トラックもあったような気が。 振りもはしょりつつやってて、地味〜にスラーッシュとかやってましたね。
- センターステージから歩きながらメインステージに。
MC1
- ここは挨拶みたなやつ。
- サンタクロースをイメージして赤い衣裳にしたらしい。 「シックで大人なわたしを楽しんでいただければ」とも。
M03.LOVE涙色
- アレンジはオリジナルを尊重しつつも若干味付けが変わってました。 どんな風にってのは難しいw トニーのギターがやや目立つ感じ。
M04.ドッキドキ!LOVEメ〜ル
- アレンジはオリジナルを尊重しつつも若干味付けが変わってました。 どんな風にってのは難しいけど、安直に言えばストリングをオサレに加えつつバンドな感じが強め。 う〜ん、訳わかりませんねw
- M03もですが、振りを適当に省略しながら歌ってました。
MC2
- 从‘ 。‘)<みなさまもクリスマスの気分とか味わっています?(客席拍手)
- 从‘ 。‘)<え〜拍手はいいんだ〜
- 从‘ 。‘)<ありがとうございます(笑)
- クリスマスはお仕事で終わることが多いと語ってました。 仕事の関係で、クリスマスにクリスマスの気分を味わえることが少なかったけれど、クリスマスツリーの点灯式に参加したりできて良かった(意訳)らしい。
- いきなりロングドレスのスカート部分を外してミニに(たしかこのタイミング)。 網タイツがセクシーでした。
M05.クリスマスメドレー
メリークリスマスフォーユー〜ジングルベル〜赤鼻のトナカイ〜ゲレンデが溶けるほど恋したい(広瀬香美)
- 広瀬香美ナンバーとか聴いてると、歌うまいなあって思いますね。
- 最後の締めで「メリ〜クリスマ〜ス」と一言。
M06.LOVE TRAIN
- サックスがオサレです。 歌はすごくムードたっぷりなんで、打ち込みが惜しいなあ…としかいいようがない。
- 歌いながら歩きつつ、握手しつつ。 上手側通路→センターステージ→下手側通路→メインステージ手前→下手側通路を逆戻りしてまたセンターステージに、って感じ。
MC3
- M06を歌い終わったあと、そこらへんにいた純朴そうな一般人(札幌在住の山田さん)を捕まえてセンターステージに上げる。(M06のトラックをバックに)
- 从‘ 。‘)<どこからいらしたんですか?
- (山田さん)<札幌市内です
- 从‘ 。‘)<お名前は?
- (山田さん)<山田です
- 从‘ 。‘)<山田さん! あら〜
- 从‘ 。‘)<もしよろしければ、わたしに付いてきてくれますか?
- 从‘ 。‘)<みなさま、ご紹介します 山田さんです
- 山田さんを椅子に座らせて、クリスマスの予定だとか、彼女がいるのかとか聞いてました。 クリスマスは仕事で彼女ありと答える山田さん。
- ここらへんのやりとり、めちゃくちゃ笑いましたw
M07.宇宙でLaTaTa(ショート)
- あやや「わたしからのクリスマスプレゼント」ということで、山田さんの目の前で山田さんに向かって歌う。 もちろん冒頭の台詞から。
- うらやましいんだか、罰ゲームなんだか、よくわかりませんw
M08.初恋
- 引き続き山田さんへのプレゼントw 後半は、あちこち向いてましたね。
- ほぼオリジナルどおりのアレンジかな。
- 歌い終わった後、衣裳チェンジの為に会場後方の出入り口から捌ける。
- その後、しーちゃんがピアノでアイネ・クライネ・ナハトムジークなんぞを華麗に演奏している中、山田さんはスポットライトを浴びて一人センターステージ上に取り残されてましたw 初日でちと進行間違ったんでしょうね。
M08.初めて唇を重ねた夜
- 衣裳は黒基調ですごくゴージャスな感じのドレス。 ティアラのっけてました。
- アレンジをがらっと変えて、ジャジーで大人なムードたっぷりでした。 ボサノバ風味かな。
- 管楽器担当の人の、フルートがいい感じ。
- あややの歌は当然ばっちりですね。
M09.dearest.
- キター!って感じ。 アレンジはオリジナル尊重路線でした。
- 「Naked Songs」発売時にぼろくそ書いてましたけど、さすがにライブで聴くと全然印象違いますね。 あややのパフォーマンスがすべてを包み込んで、有無を言わさぬ説得力があります。 こういうのがあるから現場は止められませんw
MC4
- 「dearest.」について語ってました。 ウエディングソングになっているので、会場に来ているご夫婦やカップルに幸せになって欲しいという思いを込めて歌ったそうです。 もうひとつ、結婚式を挙げていない自分のママについての思いもあるらしい。
- 从‘ 。‘)<ディナーはおいしく召し上がられました、みなさん?(客席拍手)
- 从‘ 。‘)<よかった?
- 从‘ 。‘)<わたしも始まる前にちょっとつまんだんですけど(客席から笑いが)
- 从‘ 。‘)<下品?(笑)
- 从‘ 。‘)<いろいろ感想はあったんですけどデザートが最高じゃないですか(客席拍手)
- 从‘ 。‘)<今日メニューを見てデザート桃色片想いってすごいびっくりしてすごい嬉しかったんですけどね〜
- 从‘ 。‘)<片思いの歌なのに、ハートの中に矢突き刺さってましたし(笑)
- 从‘ 。‘)<前向きなんです、きっと
- 从‘ 。‘)<料理長! いやシェフにありがとうとお伝えしたいですね
- 2006年はいろいろ出来たと語ってました。 GAMで紅白に出て足出してがんばるので見ろと言ってました。 2007年もがんばるので応援よろしくとも。
M10.メドレー
気がつけばあなた(ワンフレーズ、ピアノ伴奏)〜渡良瀬橋(超ショート、ピアノ伴奏)、砂を噛むように…NAMIDA涙(超ショート、ピアノ+ギター伴奏)〜草原の人(ワンフレーズ、ストリングス隊参加)〜永遠の片思い(超ショート、ここからフルバンド)〜トロピカ〜ル恋して〜る
- ピアノのしーちゃんを紹介。
- 草原の人のセリフ、从‘ 。‘)<大人になるってすごい…おもしろ〜い!
- フルバンド構成のところは、アレンジがけっこう面白いだけにリズムトラックが惜しいって感じですね。
M11.The Last Night(ゴスペルコーラス18名登場)
- アレンジはオリジナル尊重路線。 ストリングスとサックスが楽曲のムードにマッチしてすごくいい感じでした。 しーちゃんもシンセでストリングス系の音色使ってましたが、少し違和感あるかも。
- 途中でゴスペルコーラス隊18名が参加して、いきなり荘厳なムードに。
- んが、クリスマスのディナーショーで歌うにはちと歌詞が暗い気がしないでもないw
M12.YOUR SONG〜青春宣誓〜(コーラス付き)
- 歌うまえに「今日はみなさま、ほんとうにありがとうございました」と挨拶。
- アレンジはオリジナル路線です。 音がかなり厚めになってるのと、コーラス隊が参加してることで、盛り上げすぎというか、大げさぎりぎり一歩手前って感じでした。
- 明らかにハコが小さすぎるかも。 でっかいホールでやったら良さそうですね〜。
- コーラス隊は一部英語詞でした。 マイ・プレシャスがどうしたこうしたとか。
最後の締めは「みなさま、今日は本当にどうもありがとうございました〜」と言ってから、上手側→下手側→中央の順で、客席に向かって深く礼。 「来年2007年がワタシにとっても、みなさまにとってもいい年でありますように 松浦亜弥でした〜」と挨拶して下手側に捌けました。 あやや捌けた後、客席は手拍子してましたけど、さすがにアンコールはなかったですねw とりあえず、こんな感じ。 ショーとして濃い目な内容で楽しめるので、行ける人はぜひ出かけるといいかもしれません。