Camel/Rajaz
- アーティスト: キャメル
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 1999/10/06
- メディア: CD
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Dave Stewart(Dr)、Barry Phillips(Cello)。
Andrewのギターが前面に出たアレンジが印象的です。 David Gilmourちっくな導入部の1曲目「Three Wishers」の疾走感+印象的なメロディーラインは、中期Camelを彷彿とさせる出来で、おもわずニンマリしてしまいます。
アルバムタイトルになっている「Rajaz」というのは、
"Rajaz"は古いアラビアのリズムで、砂漠を渡るラクだの歩むリズムに合わせて詩人が詞を吟じるものです。
(ライナーより)
とのことで、確かに中近東あたりのエキゾなテイストも感じさせます。
アルバム中盤のタイトルナンバー「Rajaz」あたりは、どことなくPink Floydな雰囲気で、従来のCamelにはなかった路線になっていますが、Andrewがボーカルをとっているので、独特の牧歌的な味があって和みます。 6曲目の「Straight to My Heart」でのギターソロなんかも、Andrewにしては珍しくブルージーなフレージングで、David Gilmourを彷彿とさせるあたり、余計にPink Floydっぽさを感じさせるのかもしれません。 そういえば、ふたりともレースセンサー搭載のストラト使ってますね。(あんま関係ないかw)
ラストの大作「Lawrence」のギターソロなんかもちょっとGilmourっぽいかな。 ちなみに、この曲名はお察しのとおり「アラビアのローレンス」からきています。
Andrewがブルージーに弾くとGilmourっぽくなるという、興味深い1枚。