カメラ用水準器を作ってみた

自作水準器
個人的に何気なく写真を撮ると左下がり傾向になるのと、ちゃんと水平が出ていた方が好ましいケースが多々あることから、水準器を付けることにしました。 スマートにいくなら市販品の一択なんだけど、100均で売っている水準器をバラしてパーツを取れば格安で作れるので、ここは自作かなと。 カメラに電子式水準器が内蔵されていれば文句ナシですけどね…


ベースはニコン純正のアクセサリーシューカバー BS-1 です。 アマゾンで 167 円でした。 余談ですが、こんな小さいものをデカイ箱に入れて送料無料で送ってくるアマゾンって、太っ腹というか地球に優しくないというか。 もしかして、箱のサイズを統一すると運送料の交渉で有利になるのかな?
それはさておき。 シューカバーをカメラに付けると、上面はシューの金属部分と面一になるので、プラスティックの板(いらない CD ケースを流用)を挟んで、そこに100均の水準器から取ったカプセル(緑色の液体が入っているアレです)を接着しました。 1 個の水準器から 3 個のカプセルが取れるので、それらを全部使えば 3 軸対応になりますが、大袈裟すぎるし、今回は水平方向のみ対応で作りました。
ちなみに接着剤ですが、シューカバーの材質が ABS みたいな感じだし、CD ケースはポリスチレン製らしいということで、ホームセンターで購入した矢崎のイレクター用接着剤「サンアロー」を使用しています。 最初はプライマーがセットになった瞬間接着剤でトライしたものの、強度的には今一つでしたね。


使ってみた感想としては、やはり目視での水平はいい加減だということがわかりました。 そもそも、目で見て水平(垂直)に見えるものが本当に水平(垂直)なのかどうかは怪しいし、それ以前に基準として使えるものがフレーム内になければお手上げですからね。 熟練した人なら水平が見えるのかもしれないけど、ワタシには無理! 安直に作った割には役に立つし、コストパフォーマンスはバツグンだし、なかなかよろしいのではないでしょうか。


難点は、見た目が格好悪いのと、シューに何かを付ける時には外さないといけないところかな。 あと、DMC-GF1 のように、元々付いているシューカバーが EVF 用端子カバーを兼ねているモデルの場合、BS-1 では端子がむき出しになってしまうという欠点もあります。 専用カバーをベースにすれば解決だけど、ワタシは端子部分にアセテートテープを貼って済ませましたw


□追記 2010.2.11
不注意で水準器部分をひっかけたら、シューカバーとベースのプラスティック板が剥離しました。 かなり力が加わったので、無理もない感じですかねえ。 あまり頑丈に作ると、こういったケースでカメラ本体にダメージがありそうだし、適度な強度なのかもしれませんが。 うーん、悩ましいところ…