HANGRY&ANGRY Live Circuit 2010 "Sadistic Dance" Shibuya O-EAST(2010.1.30 18:00)

真野ちゃんのイベントが想像していたより長くて、下北沢 GARDEN を出た時点で 16 時 40 分をまわっているとかw 小走りに駅まで急いだら、ジャストタイミングで渋谷行き急行が到着して助かりましたが。 結局 O-EAST には開場 1 分前に着いたんだけど、機材調整のため開場が押しているという落ちでした。 で、キョロキョロしたら無駄に良番なチケットを押しつける?のにピッタリな人がいたので、交換してもらってからの入場となりました。

本編

160 番台で入場しましたが、お目当ての場所に誰もいなくてラッキー! PA 前の一段高くなったエリアです。 O-EAST ってフロアが横長なので、キャパの割には後方でもステージに近いのがいいですね。 視界良好なのはもちろん、音響的にもいい位置なので、空いていれば好んで選択したくなる場所です。 ちなみに、このエリアは女子グループが多めでした。 どのバンドのヲタなんだろかと思っていたら、ハンちゃんとアンちゃんが抱き合うシーンで 100dB くらいの黄色い歓声とともに「生きていて良かった」とか言っていたので、所謂カプヲタっていうやつでしょうかw


□ゲスト
開演時間前にオープニングアクトの凛-LIN-が 2 曲、開演からゲストの QUINTILLION QUIZ と BLiSTAR がそれぞれ約 30 分のアクトでしたが、けっこう楽しめたように思います。 中でも、QUINTILLION QUIZ(略して QQ だそうです)が良かったかな。 楽曲そのものはつかみどころがない印象なんだけど、構成が凝っていて展開が面白いし、ギターの MASANORI MINE さんがテクニカルかつ丁寧なプレイで魅せていましたね。 キメどころとか、既聴感バリバリなパターンがチラホラあったけれど、それもまた一興でしょう。 あと、BLiSTAR のギター、RINA さんがDチューナー付ロック式トレモロな ESP HORIZON シリーズ(たぶんw)を持っていたのでおっと思ったけれど、プレイの方は割と地味めで残念でした。 ギターには全然関係ないけど、RINA さんってハロヲタ受けするタイプのルックスですね(オフィシャルサイト)。 いずれにしろ、開演前はゲストのアクトでテンションが下がるのではないかと危惧していましたが、杞憂に終わって良かったです。

QUINTILLION QUIZ の 1 曲目はこれ。 どこかで聴いたことがあるようなアンサンブルながら、なかなかかっちょいいですね。


こういった複数のアーティストが登場するケースでは毎回感じることなんですが、ハロヲタって、お目当て以外の出演者に対してもノリがいいというか、大人な態度なところは立派だと思います。 実際、大人なんでですけどねw ゲストのバンドからすると完全にアウェイな場ですが、やりにくいということはなかったはず。 お約束みたいなのは通じないし普段の客とは違うノリになるのはしょうがないとしても、客席が前向きな姿勢ならば戸惑うことはないでしょう。 いつもなんだかんだとネガティブに見られがちなヲタだけど、少なくともこの点は高く評価できるように思います。


□衣裳
HANGRY&ANGRY の二人の衣裳は文章で説明するのが面倒なので、梨華ちゃんブログから、これとかこれとか、麻琴ちゃんブログから、これとか。 麻琴ちゃんの写真は終演後に撮影されたようで、アンコールの衣裳です。 梨華ちゃんブログにあるタンバリンの写真は、ステージで使っていたやつですね。 先日のバースディライブで、タンバリン本体よりラインストーン代の方が高くついたと言っていました。 ちなみに、梨華ちゃんがタンバリンを持っている曲では、吉澤さんはフェルナンデス hideモデルのミニギターを抱えていました。


□バックバンド
今回は、生熊耕治(g)、中村泰造(b)、竹村忠臣(ds)、ダニエル・メルロー(DJ)というメンツでした。 同期トラックを中心に生楽器でサポートする形態だったけれど、こういったタイプの音楽ではリズム隊が生なのはよいです。 生ならではのうねる感じがたまらないですね。 使用機材は特にチェックしていませんが、ギターの生熊さんはテレキャスが多かったような気がします。 ダンは「DJ」と紹介されていたけど、別にターンテーブルを弄ったりするわけではなくて、Mac を傍らに置きつつ、(おそらく)MIDI で各種機材のコントロールをする係でした。 いつもあんな感じなのかな。


□セットリスト
アンコールも含めて約 75 分のライブでした。 ということで、ネタバレしなくてもセットリストは察することが出来るでしょう。 曲順はともかく。 HANGRY&ANGRY というユニット、コンセプトが明確なだけに、制作サイドとしては焦点がぼける心配がないのがいいですね。 楽曲もいい感じだし、観ている方も余計なところで気が散らずにステージに集中できます。 コンセプトに沿った楽曲のテイスト(エレクトロニック・グランジ?)は万人向けとは言い難い面もありますが、ラウドなサウンドが嫌いではない向きにはオススメかな。 むしろ、吉澤さんや梨華ちゃんのヲタではないけど、ロックなノリは大好きだぜーという人に観て欲しい気がします。


本編の MC は割と短めでしたが、可笑しかったのが、梨華ちゃんの醸し出す成りきれていない空気ですね。 一応、ANGRY を意識して作ってはいるものの、加減がわからないのかテレがあるのか、微妙に地が出ていて、客席(と吉澤さん)も苦笑いみたいなシーンがちらほらと。 まあ、完全に作ったキャラで押し通すとコントになる危険性があるので、ご愛敬といったところでしょうか。 こういうのも含めて梨華ちゃんということで。 アンコールの MC は割と普通に話していました。
あと、とある楽曲のラストで二人が手を繋ぐという演出があるですが、吉澤さんがすっかり忘れたのか、梨華ちゃんだけ右手を横に出すというマヌケな形になってしまい、客席から笑い声が。 その後、吉澤さんが梨華ちゃんの肩を抱きつつステージ奥の暗がりに消えたんだけど、二人で何を語っていたのか知りたい気がしますw 


以下、セットリストです。


M01. Top Secret
M02. Sadistic Dance
M03.Mr.Monkey
M04. ロマンティックにバイオレンス
M05. GIZA GIZA
M06. Shake Me
M07. WALL FLOWER
M08. Angelia
M09. Lady Madonna
M10. Kill Me Kiss Me
−Encore−
M11. DOUBT
M12. NO FUTURE
M13. The☆Peace!(h&A Death Tracks)