安倍なつみ X'mas Special Live 〜Happy Present〜 フラミンゴ・ジ・アルーシャ(2009.12.19 17:30) その2
当日のエントリー(id:anomala:20091219#p1)の続きです。 下の写真は当日配られていた直筆サイン入りの生写真(+メッセージ入り台紙)。 参加の記念としては、なかなかよろしいのではないでしょうか。
本編
ワタシの席はフラミンゴ初の二階席(F テーブル)でどうなることかと思いましたが、食事の時はゆったりとしているし、ライブ時には椅子を並べ替えるので見づらいということもないし、想像していたよりはずっとマトモな環境でしたね。 個人的には一階席 C テーブル後方よりは好ましく感じられました。 唯一の難点は、ライブ中はグラスを置く場所がないので、乾杯しようと思ったらずっと手に持っていないといけないところかな。
□セットリスト
ということで、セットリストに沿って軽く感想でも。 オープニングは、まずはバンドメンバーがスタンバイして演奏開始、その後おもむろになっち登場!という流れでいつもどおりでした。 公演時間は約 75 分です。
M01.サンタが街にやってくる
- 登場するなり「みなさーん、メリークリスマース!」となっち。 間奏部分でも簡単な挨拶がありました。
- 衣裳は、ギンガムチェックのタイトなロングスカート+ゴージャスだけどなんだかよくわからないデザインのトップ。
- 最後の方で、なっち「あなたから♪ ハイ!」と振って客席「メリークリスマス♪」、続けてなっち「わたしか〜ら♪ メリークリスマス!」とか。 こういうの、客席に漂うある種の緊張感をほぐすのに効果的ですね。
- 一応クリスマスシーズン向けのライブなので、ベタベタな選曲ながらアリでしょう。
M02.抱いてHOLD ON ME!
- M01 から間髪入れずに続きます。
- 割とオリジナルに近い雰囲気のアレンジでしたが、和田さんのピアノが印象的でしたね。 特に間奏がすごくかっこよかったです。 あと、Asami ちゃんがコーラスで大活躍。
- この曲、OG で歌った去年のハロコン(エルダークラブ)と、そのすぐ前にあった一昨年のクリスマスディナーショー以来かな。 そこはかとなく懐かしい感じです。
- ワンハーフ。
M03.あなた色
- M02 に続けて。
- Asami ちゃんのドラムが決まっていましたねー。 イントロとか、なかなか。 個人的には、生演奏のアレンジとしてはパーカッションでラテン風味を強めにした方が好きだけどw
- フリ付で熱く歌うなっち。 M02 も含め、初っぱなだし客席を暖めようという作戦でしょうか。
- ワンハーフ。
MC1
- あらためて客席に挨拶。 なっちは「クリスマスディナーショー ハッピープレゼントにお越しくださいまして、ほんとうにありがとうございます」と言っていましたが、当公演は "スペシャル・ライブ" とうたわれていました。 セットリスト的にはそうだとしても、会場の関係でディナーショーという雰囲気からは程遠かったですねえw
- さっそくスペシャルカクテルで乾杯とか。 二階席の椅子移動組は、ワタシも含めて手ぶらな人が多かったのが残念です。 なっち「ハッピーメリークリスマス!」でエアー乾杯。 ちなみに、なっちが飲んでいたのはノンアルコールの方です。
M04.東京みちくさ
- 和田さんのピアノでしっとりと始まるアレンジは、春先の STB139 公演(+カジュアルディナーショー)とほぼ同じかな。
- バックがシンプルなので、なっちの歌声もより一層引き立ちます。
- 最後に「歩いてる〜」と客席に歌わせるところも、春の公演と同じですね。
- ワンハーフ。
M05.エレベーター二人ぼっち
- 和田さんが自身のブログで "私好みの60年代サイケ風とスウェーデン・ポップ風なニュアンスがミックスされていて楽しかった" と書かれていますが、確かに The Beatles の「Lucy In The Sky With Diamonds」とか、あのあたりに通じる味わいがありますね。
- Asami ちゃんがコーラスで活躍というか、元々ソロボーカルでは無理がある作りなので、Asami ちゃんがいたからこそセットリストに入れたのかも? ちなみに、去年のアコなちのセットリストにありますが、パーカッションは Asami ちゃんでした。
- ワンハーフ。
MC2
- 愛犬 "める" について熱く語るなっち。
- ミニチュアシュナウザーをシュナちゃんと略していました。 客席に「シュナちゃん飼っている人?」と問いかけて反応がないと「いないんだーいないよねー」とか。 なっちのまわりでも飼っている人はいないそうです。
- 続けて「犬飼ってる人?」と聞くも、思っていたより少なかったのか、ビックリしていましたね。
- Asami ちゃんが犬を飼っているという話を聞いて「ゆってよ!」と言ったら、速攻で「ゆったよ!」と返されていましたw 久保田さんや六さん(六川さん)も犬を飼っているので、いろいろと語ったらしい。
- ミニチュアシュナウザーは成長するに従って退色していくらしい。 なので、黒を保つために染めたりするのだとか。 客席の「へえー」という反応に、超嬉しそうに「初めてでしょーわたしも初めて聞いた」となっち。
- 文字どおり時間を忘れて語っていましたが、調子に乗って話しているとエライ人に怒られるそうで。
- 妹が飼っているトイプードルのダイヤと対面した時に、めるがすごい強気でーみたいな話を擬音(というか犬の声)を織り交ぜながら語るなっち。 客席を放置しているのに気がついて「だいじょうぶ?」と確認するなっちw
- いつかファンの方に生で披露できればいいな、で締め。
M06.たからもの
- 和田さんのピアノでしっとりと。 悪くはないんだけど、やっぱりヴァイオリンが欲しいですねえ、この曲は。 去年のクリスマスディナーショーでも披露されていて、その時は都留教博さんのヴァイオリンがそりゃもう文句なしによかったのでなおさら。
- 聴く度に、いい曲だなーと思いますね。 なっちの歌声が染みまくりなのは言うまでもないでしょう。
M07.ふるさと
- 和田さんのエレピと久保田さんのアコースティック・ギターをフィーチャーした、シンプルなアレンジでした。 ドラムのメリハリのつけ方とか、なかなか新鮮だったように思います。
- この曲、ハロプロスタンダードみたいな扱いでいろいろなメンバーが歌っているけど、個人的にはなっちの曲という印象が強いです。 モーニング娘。のオリジナルがほぼなっちソロなので当然かもしれませんが、なっちが北海道出身なのも楽曲の世界観にマッチしているし、歌声そのものの親和性も高いのでは。 と、久しぶりにソロバージョンを聴いて思うのでした。
MC3
- 二曲続けて聴かせる系のナンバーで客席の雰囲気も落ち着いた感じになりましたが、流れとして振り返ると MC が少々長すぎたかもしれませんねw MC2 で 6 分以上、ここでも 8 分以上は語っていたので。
- クリスマスの予定は?と客席に聞いて、あちこちから「ディナーショー!」の声が飛ぶと「あー」とかw 思い直して「前の日のイブは?」で、今度は「仕事」の声が。 そしたら「つまんない」とか。 ヲタサイドとしては、過剰な期待は困りますw
- 野菜ソムリエの資格を取ったということで、みなさんも出来そうなお野菜を使ったクリスマスレシピを紹介。 ちなみに、こんなの。
- 続いてバンドメンバーの紹介。
- 久保田さんは家族でなっちのライブを観にくるらしい。 なっちによれば、娘さんが「ちょーかわいい」のだとか。 大ファンでブログを見まくっているという話も。
- Asami ちゃんのパパはすごく面白いらしい。 あまりにもハイテンションで何を言っているのかよくわからないとか。 Asami ちゃんから「(パパは)ムーンウォークができる」というプチ情報アリ。
- 六川さんから、クリスマスプレゼントでジャクソン5のクリスマスアルバムを貰ったそうです。
- 和田さんはよく海外に行くらしい。 なっちが「奥様と?」と聞いたら「いやー」と照れる和田さん。 「え?違うのかな」と畳みかけて「いやいやいや、とんでもございません。そんな度胸はありません」で一笑い。
M08.メドレー
M08-1.黄色いお空でBOOM BOOM BOOM
M08-2.あわてんぼうのサンタクロース
M08-3.赤鼻のトナカイ
M08-4.晴れ 雨 のち スキ
- 4 曲で約 6 分のメドレーです。
- タイトなノリの「黄色いお空で〜」のアレンジがかっこよかったですね。 和田さんのコードプレイとか。 できればフルで聴きたかったかも。
- ハネたリズムの「赤鼻のトナカイ」もかっけー。 「あわてんぼう〜」も含めてクリスマスならではの選曲ながら、上にも書いたとおり会場の関係でムードが盛り上がりきらないのはしょうがないかなー。
- 「晴れ 雨 のち スキ」のハートマーク、ちゃんとやっていました。
M09.Memory 青春の光
- M08 から間髪入れずに始まったのでメドレーの一環なのかも? ワンハーフサイズだったので分けています。
- 六川さんのベースがイカス! 久保田さんのギターソロは散漫な印象でイマイチだったかなあ…
- 手拍子をしている人がちらほらいたけど、こういったノリのナンバーでは、やらない方がトータルでよりクールな雰囲気になって好ましいと思います。
- なっちのボーカル、せつない感じがよく出ていてよろしかったのでは。 最後の高音部分とか痺れました。
M10.The Christmas Song(Instrumental)
- 3 分弱くらいかな? なっちのお着替えタイム用のインタールード的な演奏ではあるものの、シックかつオシャレでいいムードでしたね。
- オーソドックスでジャジーな久保田さんのプレイを聴いて、どんな曲でも独特のカラーを出す徳武さんとの違いが如実に感じられたのも興味深かったです。
M11.ザ・ストレス
- 衣裳チェンジしたなっち登場! 上に羽織っていたのを脱いだだけと思われますが、ベアトップで胸元にはゴージャスな装飾付。 なっちブログの写真を見れば、一部分だけどどんなのかわかります。
- アレンジはオリジナル尊重路線でしたが、バンドのプレイに関して言えば注目の一曲のひとつですね。 なにげに凝っているので、アンサンブルの良し悪しが出やすいように思います。 本公演ではバッチリでした。
- ワンハーフ。
M12.愛しき人
- M11 から Asami ちゃんのドラムで繋いで始まります。
- なっちのライブでは一番の定番曲ですね。 結果として毎回聴くことになるんだけど、それでもぜんぜん飽きさせないのは楽曲の持つパワーが半端じゃないからでしょうか。 もちろん、なっちとバンドメンバーのパフォーマンスがバッチリな点も見逃せませんが。 そして、いい曲だなーと今回も思うのでした。
- いつもなっちが一緒に歌って下さいと振るので客席を巻き込んでのパフォーマンスになりますが、たまにはじっくりとなっち(とバンドメンバーのコーラス)のみの声で聴きたいなーと思わないでもなかったり。 まあ、客席も一体となった雰囲気は嫌いじゃないけど。
- 若干テンポが速いのは気になりましたが、六川さん以外コーラスが出来る強みが生きるアレンジはいい感じでした。 久保田さんのアウトロのソロもよかったです。
- ワンハーフだったのが残念かなあ… この曲に限らず、やたらワンハーフだらけですね。
MC3
- 2009 年もあとわずかだけど、みなさんのおかげで今年も充実した一年を過ごすことができたと語るなっち。
- 来年もさらに成長できる年でありますように、ファンの人と楽しい時間が過ごせますように、応援よろしくお願いします、とも。
M13.微風(そよかぜ)
- 和田さんのピアノから始まるけど、イントロが妙なアレンジでしたね。 弾き直したような感じの。 なにか手違いがあったのかな?
- 個人的に本公演のベストパフォーマンスはこれで決まり! 歌声が染みるというのはどういう状態なのかを如実に実感させてくれる、そんなパフォーマンスでしたねえ。 楽曲の持ち味と歌い手の声が見事に融合して、どっぷりと浸れる空間を作ってくれました。 ちなみに、他の曲がイマイチという意味ではないです、念のためw
- この曲はフルコーラスでした。 なっちの思い入れの強さが表れていると捉えても、あながちハズレではないでしょう。 ちなみに、ワンハーフだからといっていい加減という意味ではないです、念のため Part2。
M14.大人へのエレベーター
- 間髪入れずに始まります。 もう少し M13 の余韻に浸る時間が欲しかったかなーという気がしないでもなかったり。
- イントロに乗せて「この曲がラストナンバーになります」と言っていたので、例の「えーーー」を嫌ったのかもしれませんw
- 締めに相応しいナンバーですね。 気持ちが昂ぶっていたのか、歌はけっこうヘロヘロでしたがw
- 一旦終わった後にインストとして延長、なっちはそれにのせて最後の挨拶をしていました。 この延長部分、和田さんのホンキートンクなピアノがかっちょよかったです。
とりあえず、こんな感じ。 上にも書いたとおり、会場の関係もあってクリスマスディナーショーという感じではなかったですが、ライブそのものはよい出来だったように思います。 なかなか考えたセットリストではあるものの、クリスマスを強調するのなら、J-POP の定番クリスマスソングを採用したりすれば雰囲気が出たかもしれませんね。