輝け!主婦バンド FOUR RIVERS スモーク・オン・ザ・ウォーター2009 ル・テアトル銀座(2009.11.13 19:00)

本日は久しぶりの演劇モノを観に、こちらの現場へお出かけでございます。 ル・テアトル銀座って、なっちと福田花音ちゃんが出ていた「白蛇伝」以来だから、約3年ぶりかな。 と書いたところで「おじぎでシェイプアップ!」の存在を思い出したりしてw はてさて、今回の舞台はどんな感じなのかな。
銀座一丁目
写真は会場前の交差点です。 生憎の雨模様でしたが、さすがは金曜日の銀座と思わせる人出で界隈は大賑わいでした。

本編

安直に言えば、肩のこらない娯楽作品っていうやつ? 難解なテーマだとか凝った演出だとか迫真の演技だとか、観ていて "重さ" を感じさせる要素が皆無なんで、リラックスして楽しめました。 コメディというほどではないものの、軽く笑わせるシーンも多く、仕事帰りの疲れたおやじ(おばはん)にはピッタリではないでしょうか。 あと、バンド結成を軸に話が進んでいくところは、音楽好きな人にも受けそうな感じです。 ネタがアラフォーしていますがw


お芝居そのものについては、一部出演者(中澤ねえさんではありません)の台詞回しにギクシャクとした部分がチラホラあって若干気になったけど、大した問題ではないでしょう。 当然ながら、こういった未熟な部分を許せない人も中にはいると思いますが、基本的に軽いノリの舞台ですからね。 細かいことを気にし過ぎると、モト冬樹さんのように頭が(ry 上に書いたとおり、肩の力を抜いて楽しむのが吉です。


あと、本編には関係ないですが、パンフレットがいい感じですね。 休憩時間に隣の人がパラパラめくっているのをなにげに見たら、Deep Purple「Machine Head」のジャケ写が載っているページがあったので、思わず買いに走りましたw お値段は¥1,500です。 グッズ関係はこれだけだったように思います(気がついていないだけかもしれませんが)。


□機材
ライブじゃないのでどうでもいいっちゃどうでもいいですが、とりあえず。 エドはるみさんが Epiphone の SG(ブラック)+ Marshall JCM-800+キャビネット秋野暢子さんが Edwars の Jazz Bass モデル(トランスルーセントブルー)+ SWR のアンプ(たぶん)、杏子さんが YAMAHA Motif ES6、中澤ねえさんが YAMAHA の2タムでシンプルなセットでした。 席が前すぎて双眼鏡でディテールを確認できなかった故、間違っている可能性もあります。 他にも、いろいろと登場するので、楽器が好きな人はチェックしてみるといいかもしれません。 演奏シーンだけは劇中の割には音圧がけっこうあって、なかなか心地よかったです。


中澤裕子
そもそもこの舞台のチケットを押さえたのは、中澤ねえさんがドラムを叩く、しかも曲が Deep Purple「Smoke on the water」!だったからです。 他に理由はありません。 で、その演奏ですが、想像以上にキマっていましたねえ。 ハイハットワークとか細かいところは全部端折って基本的なビートのみではありましたが、ちゃんとドラマーしていました。 髪の毛を振り乱して全身で叩く姿が、かっけー! 他の出演者、例えばエドはるみさんとか "微笑ましいレベル" だっただけに、中澤ねえさんのプレイぶりが一層際立っていたように思います。 あれだけちゃんと叩けるのなら、この舞台だけで終わらせるのは勿体ないので、ライブにも活用して欲しいですね
ちなみに演技の方ですが、まわりが掛け値無しのおばさん(失礼w)で末っ子的なポジションというのが幸いしてか、すごく可愛らしい感じでした。 ホームグラウンドでは年齢ネタで弄られるのがお約束なだけに、新鮮味もあります。 台詞まわし等で気になるようなポイントもなかったし、なかなかよろしいのではないでしょうか。


と、ここでネタバレ!


オーラスは出演者が入り乱れて「Highway Star」を演奏とか。 ネタバレを避けたわけではないけど、積極的に情報を仕入れていなかったので、まさかもう一曲聴けるとは思いませんでした。 それだけに、お得な感じ? ボーカルのソロパートは杏子さんと中澤ねえさん。 ハロプロメンバー(旧含む)が Deep Purple のナンバーを歌うシーンが観れるとは。 なんか、感慨深いものがありましたねえ。 オマケでモト冬樹さんのギターも堪能できるし、ビージーフォーヲタの人にもオススメです。