なんちゃって恋愛 / モーニング娘。

なんちゃって恋愛

今週発売、娘。さんの 40th シングルです。　タイトルナンバーについてはちょこちょこ書いた気がするので c/w の「秋麗」についての感想でも。　タイトルナンバー（ここ何作かの路線）と比較すればグッとクールな仕上がりで、AKIRA 氏アレンジのバックトラックがハマっていますねえ。　過剰な装飾音を排して音数が少なめ、かつレベルも控えめで、ヴォーカルの存在感がバッチリなのがよいです。　楽曲自体はサビメロが弱い気はするものの、A メロ、B メロのウイスパー気味のヴォーカルパートが効果的で印象に残りますね。　こういった楽曲が合うのは、お姉さんグループならではでしょう。

キリのいい 40th ということで、c/w が違う記念盤もリリースされています。　ジャニーズ系ではありがちだけど、ハロプロではこういうの珍しいです。　こちらの c/w は「すべては愛の力」というタイトルですが、タイトルからつんく♂得意の大仰な歌詞で人類皆兄弟みたいな歌なのかな？と思ったら全然違いました。　聴いて一番印象に残るのは、サビメロの頭の部分でしょうか。　ZOO の「choo choo Train」のサビメロと一緒じゃん！っていうw　パクリうんぬんじゃなくて、誰でも知っているヒット曲を即連想させるのはいかがなもんかと。　楽曲の方向性は嫌いじゃないけど、なんだかなーという感じ。　もしかして、狙ってやっているのかも？

初回限定版が A と B の二種類あって、A には Dance Shot Ver.、B には Close-up Ver.BLACK のクリップを収録した DVD が付属しますが、個人的には Close-up の方が好きかも。　オリジナルのクリップはダンスシーンとソロショットのシーンで構成されていますが、Close-up はこのソロショットを拡張したような作りです。　ソロのシーンだけでまるごと一曲収録していたんですね。　って、素材として確保しておくのは編集のことを考えれば当たり前かな。　みんな、なかなかよい表情をしているので必見です。