Buono! のプロモを見てみた

Buono!
M-ON! TV で OA された新曲「Take It Easy!」の PV を見てみました。 まず、三人で小旅行という設定+全編ロケ収録というのはいいですね。 メンバーの表情もイキイキしているように見えます。 構成そのものはダンスシーンと旅行シーンをシンプルに繋いだだけなんだけど、海辺の爽やかな風景が楽曲のテイストにマッチして、夏にピッタリな仕上がり。 収録時のお天気がイマイチだったのを後処理でカバーしたのか、ダンスシーンの空が少し不気味なのは気になりますがw ロケ地のうち、ダンスシーンは逗子のリビエラ、バスが走っているのは城ヶ島大橋かな。 となると、港は三崎港でしょうか。 ロケ地探訪なんてのも時季的に楽しいかもしれません。


おやぢ(おばはん)なら、タイトルから Eagles を連想すると思われますが、ズバリ、その通りのカントリーロックですね。 アコースティック・ギターのコードストロークを前面に押し出したサウンドは、初期 Eagles とか Poco とか、あのあたりに近いものがあって、今までの Buono! の路線とは一線を画しています。 そんな中、間奏にサイケデリック風味なギターソロを配しているのは、遊び心溢れるアレンジが得意な西川進さんならではでしょうか。
ただし、こういう楽曲をわざわざ Buono! でやらなくてもいいんじゃないの?というのはありますねえ。 そもそも Buono! "らしさ" の象徴だったのは、外部制作陣の手による楽曲群だったのは言うまでもありません。 それが、三浦徳子作詞、つんく♂作曲の体制になってからは、楽曲の良し悪しはともかく、独特のカラーが薄くなってしまい、すごく残念です。 同じ制作陣で似たような路線を続けるとマンネリに陥る危険性はあるとはいえ、新鮮さを求めるあまり迷走してしまっては元も子もない気がするんだけどなあ… まあ、迷走は言い過ぎだとしても、確固たるビジョンに基づいてプロデュースしているとは思えませんね。


とかなんとかゴチャゴチャ書いているけど、要約すればつんく♂は手を引け、かな。 有無を言わせぬパワーを感じさせる楽曲を提供してくれれば話は別ですが。