おじぎでシェイプアップ! ル・テアトル銀座(2009.6.8 19:00)

今日は UKZ のライブ(九段会館)とどちらへ行くかかなり迷いましたが、さゆ不足を解消しに銀座へお出かけすることにしました。 UKZ は Eddie Jobson 萌え〜というほどファンではないし、おじぎは今日しか観るチャンスがなさそうなんで。 既に観劇済みのヲタもだちの話を聞くと、前回よりは面白そうな感じなので楽しみですね。
ル・テアトル銀座界隈


□グッズ
購入依頼があったので少し早めに行くかーと開場10分前くらいに到着したら、すでに入場列がもう少しで建物の外に出るくらい並んでいました(エレベーターじゃなくて非常階段を使っていたんですね)。 グッズ売り場は「白蛇伝」の時と同じく上の階右手にあって、売り子さんは6〜7名くらいだったかなあ?(適当です) 開場してそのままグッズ売り場へ向かったら、売り場へ上がる階段の一番下くらいの位置でした。 入場列に並んでいた人がみんなグッズ列に並ぶわけではないし、ゲネプロを含めればすでに3日目なのと、ラインアップがシンプルなせいもあってか、待ち時間10分くらいですんなり買えたのはよかったです。 舞台系の現場ではいつもパンフレット購入しますが、表紙含めて 16P で 1500 円はいくらなんでも高すぎ。


□影アナ
今回は影アナを娘。メンバーが担当しているようですが、この日は開演15分前のアナウンスが亀ちゃん、開演直前のアナウンスがさゆでした。 さゆはかなり早口でしたね。

本編

凝りに凝ったプロットだとか複雑な人物描写だとか、肩が凝りそうな要素とは無縁の仕上がりなのは前作「おじぎ30度」と同じ路線ですが、今回フィットネスクラブを舞台にしたのは大正解ですね。 場所柄を反映して、芝居のテンポがとても小気味良いです。 ちょっとした小ネタをちりばめて笑いを誘いつつ、だれることなくお話が進んでいきます。 あと、セットが二段構造になっていて、下で芝居を繰り広げつつ二階にもキャストを配する手法も上手いですね。 メインはあくまで下の芝居なんだけど、二階のキャストが演出上の彩りを添えていて幅を広げているように感じました。
一応、筋のキーは愛ちゃん演じる木下花梨の生い立ちなんだけど、ここらあたりのエピソードにそんなに重きを置いているというわけではないです。 バックグランドとして、お話に説得力を持たせる要素のひとつくらいな感じかな。 シリアスなクライマックスシーンでの愛ちゃんの熱演は引き込まれますが。 全体的には笑いを軸に手慣れた感じにまとめてあって、いかにもプロの仕事だなーという印象です。


そんな中、若干気になったのは、場面転換(+衣裳チェンジ)のシーン。 ちょっとシュールな感じの演出になっていて、やや違和感がありました。 普通に芝居で引っ張ってシンプルに暗転で良かったように思いますが、長めの時間を稼ぐのに苦労されたのかもしれません。 あと、主要キャストのうち、さゆの台詞まわしがやや早口で、聴き取りずらい部分もちらほらあったのも気になりましたね。 まだ昨日初日を迎えたばかりなんで、これから改善されていくと思いますが。
冷静に観ると芝居として何を訴えたいのかがよくわからなので、観劇後に何かが胸に残るなんてこともなく、薄味すぎるかなという気がしないでもないですね。 もっとも、シチュエーションだけで展開していくようなタイプの芝居に意味を求める行為自体、無意味だと思うし、主張が弱いゆえに生じる一種の軽さは、観ている方もリラックスできるという点で悪くはないと思います。


□娘。たちの演技
主要キャストそのままの二作目ということもあってか、当て書き度がアップしているのがポイント高いですね。 娘。ヲタなら文句なしに笑えると思います。 特に亀ちゃん演じる鶴絵里香のボケっぷりが見事で、さりげない仕草なのに客席の笑いを誘ってしまうシーンが多々ありました。 まあ、娘。ヲタじゃない人が観たら、なんでここで笑うの?みたいな感じかもしれませんがw とにかく、娘。メンバーの(パブリックな)キャラクターをちゃんと把握しているのは、さすがというしかないかも。
演技そのものについては、前作同様に舞台が日常の一コマみたいな設定なこともあってか、大仰に芝居がかった演出がないので、いわゆる自然体の演技がハマってなかなかよろしかったのでは。 さゆの早口以外は特に気になるようなところはありませんでした。 芝居臭さが希薄なので、演技なのか素で間違えているのか、よくわからない場面はありましたがw

アフタートークショー

本公演は本編終了後にアフタートークショーがありました。 本編終了→キャスト紹介→主役5人のうち何名かが感想を述べる→アフタートークショーという流れでしたが、本編終了時の「それではキャスト紹介をさせていただきます」という簡単な一言を噛みまくりで客席からえーえー言われる愛ちゃんはさすがだなとw 続くキャスト紹介での主役5人の紹介は、亀ちゃん、れいな、さゆ、土岐田さん、愛ちゃんという順番でした。 年齢順というわけでもないし、役の扱い順(後ろほど上位)ということなのかな? 
感想を言う部分では、土岐田さんのキャラが面白かったですね。 愛ちゃんにどうでしたか?と振られて「楽しかったね」と素っ気なく答えるところとか。 クールなルックスに似合わないすっとぼけ具合がいい味を出していたと思います。 あと、愛ちゃんが噛んだところが一番面白かったと発言するさゆも GJ でした。 


アフタートークショーって、ただのオマケというか露骨に客寄せ用の餌なんだけど、ヲタ視点ではかなり面白かったですね。 時間は15分くらいでした。 司会は脚本・演出の太田善也さんで、出演メンバーは主役5人に加えて、途中から名取幸政さん、島本麻衣子さん、村上東奈さんが参加されていました。 座り位置は、セットの長椅子に下手側から亀ちゃん、れいな、愛ちゃん、さゆ、土岐田さんの順番。 太田さんは上手端、途中から参加の三人は下手端でした。


冒頭の、今日の感想について「全部愛ちゃんが噛んだことで持ちきりでした」というさゆの突っ込みでまず一笑い。 太田さんにも弄られてたし、それだけ噛み具合が酷かったということでしょうか。 その後ブログの話題になって、太田さん「一応曜日担当が決められていたんだけど、もしかして書かない人がいたり」のくだりで場内爆笑の亀ちゃんションボリみたいな。 その亀ちゃんは「わたし4回も書いた」と言い返していました。 続けて「今回マジでマジメに書いたんですよ。文がほんとに長くてー」と不満そうに語るところへ客席から沸き起こる「えーーー」、立ち上がって煽る亀ちゃん。 おじぎを通してブログに関しては文章の力が成長したとも語っていましたが、ここら辺りのくだり、客にえーえー言わせたいだけじゃないかというフシがありますねw


れいなはブログは楽しくて一日中ブログの事を考えてるとか。 稽古中にあるアップが好きで、ブログを通して太田さんに向けてメッセージを出していたとも。 太田さんが言うには、劇団ではなくてあちこちから集まっているので(アップをとおして)仲良くなった方がいいけど、長いなーと思うこともあったらしい。
さゆは「願いが叶ったんです。ブログが今一番やりたいことでー。この度、夢が叶ったので、もうこれ以上のものは何もない」と言い切ってましたねー。 太田さんに「そう、よかったね」とボソっと言われて、満面の笑みで「ハイ!」とかw
罰ゲームの話題も出ていましたが、太田さんが誰かひとり代表で、と言ったものの流れてしまったのは残念ですね。 誰かひとりのところで太田さん太田さん言うヲタどもがしょうがねえなーという感じなんだけど、あえて太田さんにいくノリは嫌いじゃないかもw


つづけ!