Fascination / Michael Shrieve

Fascination

Fascination

ちょっと前にネタにした(id:anomala:20090523#p2)、Michael リーダー作「Two Doors」後半部分の、採用トラック集ともいえるのが本作です。 パーソネルは、Michael Shrieve(ds)Bill Frisell(g)Wayne Horvitz(organ)というメンツ。 1994年リリース。 
収録されている10曲中、9曲が Michael 作(とメンバー共作)で、残りの1曲がルーツ系ミュージシャン Chris Whitely のカバーという構成ですが、良く言えばバラエティに富んでいる、悪く言えばまとまりがない、かな。 ひねくれたコード進行で妙な緊張感が漂う曲とか、普通にメロディアスでムーディな曲とか、抽象的で捕らえどころがない曲とかが混在しているので、通して聴くと混乱しそうな感じ。 ただ、Bill 中心に聴く分には、ギターサウンドそのものは "らしさ" を感じさせてくれるのでポイント高いです。 Michael リーダー作品ながら Bill のカラーが強く出ているし、ファンにはオススメ…とはいかないまでも、機会があれば聴いてみるといいかもしれません。