モーニング娘。 コンサートツアー2009春 〜プラチナ9DISCO〜 福井フェニックスプラザ（2009.3.29 15:30/19:00）

前日のびわ湖ホール公演に続いての凱旋公演でございます。　写真右（下）は、亀ちゃんがアンコール MC でヲタどもにぶつからないように注意しろと言っていた福井鉄道の770形路面電車です。　写真を撮るにもなかなか来なくて、諦めようかと思ったころに会場前へやって来ました。　会場の隣にあるサークルKへ行く歩道を横切るので、亀ちゃんの言うとおり、ぼーっとしてたら危ないかも。

本編

本公演はリーダー高橋愛ちゃんの凱旋公演。　特別な意味のある公演というのは、それだけで独特の雰囲気になりますね。　誕生日と重なる公演なんかもそうですが。　恒例のヲタ企画は、夜公演でサイリウム祭だったけど、昼公演の時点ですでに半分祭っぽいノリだったように思います。　黄色のサイリウムを持参したヲタ多数だったのかな。　本編には関係ないけど、開演前と終演後にある、影アナのおねいさんの訛りが愛ちゃんと同じだったのも印象的でした。

□会場
大ホールは前方列の A ゾーンが完全にフラットなスペースにパイプ椅子を並べただけだし、後方列の B ゾーンも可動席なので揺れまくりでロクでもないです。　で、ファミリー席は B ゾーンの "う" 列からだったんですが、"あ" 列が A ゾーンと同じレベルで同じ椅子、二段上がった "う" 列でも目測 60cm くらいしか段差がついていなので、椅子に座っていると激しく見づらかったですね。　最低でも "え" 列からにして欲しいところです。　音響は残響が少なめで、そこそこ聴きやすい感じでした。

□高橋愛
ネタバレといいつつもセットリストに無いと考える方が不自然なのでそうでもない愛ちゃんのソロナンバー。　本公演で一番感動したポイントはここですね。　特に夜公演。　テクニカルな意味で上手かったかどうかという視点なら他の公演に譲りますが、良かったのは文句なしに夜公演でのパフォーマンスだったと思います。　歌っている時の表情なんかはいつもとそんなに変わらない印象だったけど、微妙に揺らぐ音程に感情の昂ぶりが滲み出ているように感じられました。　なにせ、地元福井という事に加えて、客席は一面の黄色いサイリウム、さらに照明スタッフが黄色のライトで客席を照らすという粋な演出になっていたので、ステージ上からあれを観て何も感じない人間はいないでしょう。
そして、この状況でも、感情を爆発させずにグッと堪えて破綻することなく歌い終わるが、いかにも愛ちゃんという感じ。　良い悪いじゃなくて、いわゆる持ち味というやつ。　ちゃんと聴き手に強い印象を与えることに成功しているし、まさにプロの歌手といったところです。　ミュージカルでの歌唱なんかもそうですね。　歴代も含めて娘。にはこういうタイプのメンバーはいなかっただけに、貴重です。　MC のスキルとかとやかく言われがちだけど、有無を言わせぬ "歌" でこれからも輝き続けること間違いなし。　そう思わせる 1 曲になっていたかも。　いや〜、めちゃ感動させてもらいました。

□いろいろ
んではネタバレ全開で印象に残ったことなど、時系列無視で超！簡単にぃにぃ。

※更新中だけどいつ完結するか不明…

• 昼公演のさゆの髪型が良かったです。　ストレートで下ろしたのが。
• ソロ MC コーナーは当然ながら昼夜とも愛ちゃん。　そこで、五月ヶ瀬の話があったんですが、同じ会社が出している新しいお菓子 "愛(ai)" の話題も。　偶然、会場に来る前に寄ったJR福井駅でその存在を知っていたけど、残念ながら売りきれだったんですよねー。　まさか MC で出てくるとはビックリです。　ただ、終演後にあちこち探す根性はありませんでした。
• 亀ちゃんのソロナンバー「片思いの終わりに」で、空中に字を書くところ、せっかくカメラが背後からのアングルだったのに、やっぱりなんて書いてるのかわかりませんでした。　一説によると "be" じゃなかという話もあるみたい。　合ってるような合ってないような…
• さゆ、亀ちゃん、リンリンによる寒い小芝居コーナー、夜公演でさゆが出てくるなり（というか体勢が整うなり）「愛ちゃん、愛ちゃん、あやまりにきて！」と、愛ちゃんがはけた上手袖に向かって呼びかけていました。　そこへ愛ちゃんがヒョコっと戻ってきて「ごめん」の一言でまた引っ込むと、亀ちゃんが「これは愛ちゃんに理由聞いてさゆがポケモーで」とかw　自分で書かずにさゆに書かせようとするあたりがいかにもですね。　で、後日ポケモーでさゆが真相を明らかにしていますが、愛ちゃんがメドレー終わりで整列しないといけないのをすっかり忘れて、先にひとりではけてしまったらしい。　見てて全然気が付かなかったなあ…
• やりたい放題な「ラヴ＆ピィ〜ス！ HEROがやって来たっ。」では主としてさゆを追いかけていますが、愛ちゃん相手にセット上段上手端でいろいろとやるのが見所です。　デフォではチューとか。　今回はスカートめくりの暴挙に及んで、愛ちゃんにペシペシ叩かれていましたねw　このスカートめくりは、さゆがアンコール MC でネタにしていて「見せパンでした」と言ってました。　愛ちゃんも「見せてもいいやつ」とか言ってたけど、夢が無いにもほどがあると思うの。　
• 同曲では、冒頭での、座っている愛ちゃんの頭をナデナデするガキさん、なんてシーンも和めました。　
• ワタシの席の前に、小さい男の子と女の子を連れたお母さん（たぶん）が座っていたんですが、開演早々すでに飽きてるっぽい男の子は論外として、女の子の方はちゃんとステージを観ていました。　で、一番ノリノリだったのは、メドレーの懐かしナンバーのところだったんですよねえ、これが。　リアルタイムでは知らないとしても、今でも耳にする機会があるくらいヒットしましたからねー。　やはり、一般の人が相手になると、誰でも知っているようなヒットナンバーは強いです。　現状の閉塞感を打破するにはヒットナンバーでしょう。　なっちもテレビ番組でヒットが欲しいと言っていたし、娘。メンバーも含めた制作サイドには、切実な問題のような気がします。

pause.