Buono! 結成1周年記念FCスペシャルライブ 〜Rock'n Buono!〜 横浜BLITZ(2008.8.22 15:30/19:00) その2

昨日(id:anomala:20080823)の続きです。 写真はグッズのピック(L版生写真付)です。 ハロプロの現場でピックを売っているのは違和感バリバリですねw
Buono!のピック

本編

三人の衣裳は既出のやつらしいですが、ワタシはベリキューの現場にほとんど行かないのでどの公演で着ていたものかは不明です。 最初が「ガチンコでいこう!」の通常盤ジャケット写真や PV で着ているやつ、生バンドパートが光沢のある素材の黒い上下に各々のイメージカラーがあしらわれたデザインのやつ、アンコールがそれの上にグッズの Tシャツ(ラメラメなアレンジ付)を着ていました。 そいや、DVD 撮影用と思われるカメラが何台が入っていたので、なんらかの形でリリースされるのかも?


□繋ぎの動画
カラオケパートと生バンドパートの切り替え(機材のセッティングなど)&衣裳チェンジの繋ぎにコミカルな内容の動画が上映されていました。 昼公演と夜公演で内容を変えてくるという丁寧な仕事ぶりは好印象だったけど、昼は機材トラブルで再生が途中で止まってグダグダでしたねw プラットフォームは Mac OSX みたいでしたが、ハードウェアが悪いのかソフトウェアが悪いのか素材が悪いのかは不明です。


シチュエーションは昼夜とも同じで、三人が「泣き虫少年」の練習をしにスタジオに来るところから始まります。 愛理ちゃんと雅ちゃんが持ち込む楽器は本番で使っていたのと同じ(ドラムとアンプはスタジオのやつかな)。 ちなみにこんな内容でした。

  • (昼公演)音だしをしたものの、超グダグダです。 桃子ちゃん「二人ともさ〜もうちょっと練習したほうがいいよね〜。ももはもうちょっとで出来るから〜コンビニ行って冷たいモノ買ってくる」と言い残してスタジオを出て行きます。 
  • 残った二人、雅ちゃんが「肩痛い〜」とベースを置いていきなり DS(メタリックロゼみたいな色)でゲームを始めます。
  • と、DS で遊ぶ雅ちゃんの絵でいきなりフリーズ! 再生ソフトのコントロールパネルやマウスカーソルまで出てきて客席失笑のスタッフ焦りまくりw 怒濤の "もう1回" コールの中、フリーズする直前のシーンから無事再開となりました。
  • そのうち愛理ちゃんも飽きて漫画(少女漫画系の単行本)を読み始めます。
  • そこへ帰ってきた桃子ちゃん「二人ともなにやってるの〜」と文句を言いますが、二人に「いいよね〜、ドラムは簡単で」と返されます。
  • 「決めたのは正々堂々あみだくじでしょ?」と桃子ちゃん。
  • 雅ちゃん「私たちにも出来るよね〜」ということで二人が順番にドラムを叩きますが、あっさり桃子ちゃん並には叩けてしまって桃子ちゃんの立場無し、という落ちでした。
  • (夜公演)ベースアンプにジャックインする雅ちゃんがかっけー! このシーンだけなら普通のバンドですね。
  • さっそく合わせてみようということで演奏を開始しますが、最初は桃子ちゃんのテンポが速すぎてダメ、二回も全然合わなくて「本番までに間に合わなかったらどうする?」と元気のない三人。
  • そこで桃子ちゃん「三人… 美勇伝さんでもやっちゃう?」でヲタども爆笑w 真ん中だということで「もも、石川さんやるから」 そして「恋するエンジェルハート」のサビをフリ付で。 歌は "恋するエンジェルハート♪" 以外ぜんぜん歌えてなかったかもw
  • 続けて、三人祭「チュ!夏パ〜ティ」を一節やったあとに、三人組で思い出したあぁ!「First Kiss」をやろうとしますがボロボロw 間奏の部分なら出来るということで、手を上にあげて合わせるところをやっていましたね。
  • どれもイマイチでう〜んと悩む三人。
  • じゃあ、ボーノマンの歌を作ろうということになって "ボーノマン ボーノマン ボボ ボーノマン ボーノ!" という歌をクネクネしながら歌っていました。 フレーズの最後 "ボーノ!" というところでひとりずつカメラに近づいていたような気がします。

締めは昼夜とも同じで、三人並んで「それでは皆さん、後半戦も飛ばしていくぜー!」 スタジオが舞台というのは気がきいていて良かったですね。 ちゃんとした芝居になっていなくて間がグダグダだったりしますが、なにせ可愛いのでそこらへんも受けていました。


□生バンドで何を目指す?
三人の歌ですが、愛理ちゃんは声が掠れて調子悪そうだし、桃子ちゃんは音程が怪しいし、出来としてはイマイチでしたね。 雅ちゃんは割と普通だったけど、サラッと軽く歌いすぎていて歌声に力強さが足りない感じ。 少なくとも、ロック!という感じではないなあ… ここらへん CD 音源ではそんなに気になりませんが、生バンドになるとそれなりの音圧があるので、完全にボーカルが負けてしまいますね。 ワタシはワンダメンのライブでもエルダーメンのライブでもまったく同じスタンスで臨むので、どうしてもスキル面で不満に感じられる点が出てくるであろう事は折り込み済みで観ているし、そもそもアイドルグループの歌に拘るのはどうよ?というのもありますが…


ただし、ほとんどの曲にちゃんとしたフリを付けているところを見ても、マジで本格派を目指しているわけではないと思われます。 あくまでバリバリのアイドルグループという枠内で、スパイスとしてのロック風味を効かせたライブがやりたかったのかもしれませんね。 まあ、生バンドだからこその躍動感みたいなのはカラオケでは出せないので単純にカラオケを生バンドに置き換えるという手法もアリだとは思いますが、歌の方でも迫力を感じさせてくれたなら、さらに良いライブになったのではないでしょうか。


でも考えてみれば、Buono!としてこれだけ長い時間歌い続けるのは今回が初めてだし、そもそも生バンドでのライブ自体が初めてなので、あれもこれもと要求するほうが欲張りなのかもしれませんね。 今回のライブも、生バンド付きとなる後半の方が明らかに会場のボルテージが上がっていたところを見れば、生バンド導入の第一歩としては十分成功だったのかも。 ヴィジュアルは文句無しだし、楽曲のクオリティも高いし、これで歌がスキルアップすれば、ある意味怖いもの無し状態になりそう。 新曲発売も決定してまだまだ Buono! としての活動も続くみたいだし、次回があることを信じて激しく期待しちゃおうっと。