街のむいむいシリ〜ズ No.15 エゴヒゲナガゾウムシ Exechesops leucopis

公園などでよく見かけるエゴノキにつく、珍妙な形態のヒゲナガゾウムシ科のムシです。 エゴノキといえば白い花をたくさんつけている姿が印象的ですが、夏になると 1〜2cm ほどの実がなります。 で、この実にエゴヒゲナガゾウムシが卵を産みにやってくるわけですね。
エゴヒゲナガゾウムシ
写真の撮影地は北本自然観察公園(埼玉県北本市)の駐車場ですが、どの木にも多数の個体が集まっていました。 エゴノキ自体は割とどこにでも生えるているし、このムシ自体も普通種の部類だと思います。 が、いざその気になって探すと、なかなか見つからないんですよね、これが。 このムシがいると、実という実に穴が空いているのですぐにわかると思います。


写真の上側、実に顔を突っ込んで囓っている方がメスで、その様子を眺めているほうがオスです。 このようにペアでいるのをよく見かけますが、オスは一応護衛役とかなのかなあ? ただボーッと眺めているだけにしか見えませんがw
別名「ウシヅラヒゲナガゾウムシ」とも呼ばれていて、なんとも愛嬌のある顔をしています。 特にオスの方は左右に張り出した突起がすごいですね。 そこらへん、この写真ではよくわからないと思うので、どうなっているのか知りたい方は海野さんのサイトでどうぞ。


海野和男のデジタル昆虫記
http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200508/1123244938.html