安倍なつみ Special Live 2008夏 〜Acoustic なっち〜 Zepp Nagoya(2008.7.1)まで 後編
前編(id:anomala:20080703#p2)の続きを。 写真はライブには全然関係のない、近鉄12200系特急電車です(伊勢中川駅で撮影)。 なんばHatch の公演を観た翌日、奈良公園で鹿と戯れてから近鉄(大和八木経由)で名古屋まで移動しました。 つうことで、ネタバレで GO!
本編
書いているうちに長くなってきたので、当初ここにあった M08 〜 M09 についての記述は前編の方に移動しました。
M10.小説の中の二人
- 岩崎さんのピアノで静か〜に始まります。 ピアノがメインで、薄くシンセストリングスを同期させて音を厚めにしたアレンジ。
- イントロと共に衣裳チェンジ(下に重ね着していた衣裳になるだけですが)したなっちが登場。 名古屋公演では歌に入る直前まで照明を落としていたので、客席からの歓声がなくて楽曲のしっとりとした雰囲気が壊れることもなく、いい感じでした。
- サビの高音パートがすごく綺麗で聴き惚れますねえ。
MC5 横浜公演
- ここは衣裳についてのお話ですね。 今回の衣裳はすべてなっちプロデュースだそうです。
- 実際に生地とかを選んで〜こうやって形になると嬉しくて〜と言いながら、ちょっとはにかんだ感じで笑うなっちはかわいい。
MC5 大阪公演
- 歌い終わった後「じゃ〜んみたいな」と衣裳の横の方をつまんで嬉しそうななっち。
- なっち「この衣裳かわいいでしょ〜?」→ヲタ「かわいい〜」→なっち「シェイシェイ」って何故に中国語w
- こういうラインとか、夏だから〜風にサラサラと揺れる感じで〜と、なっちなりの表現が衣裳さんにあまり伝わらなくて、もっと具体的にと言われたりしたらしい。
- 「形になると、ハ〜みんなにこの衣裳を着て会いたいな〜という気持ちがグングン高まって大変だった」なんて発言はなっちらしいですね。
MC5 名古屋公演
- 大阪公演と同じく、ニコニコしながら「(衣裳が)かわいい?」と客席に聞いていましたが、ほんとにお気に入りなんでしょうねえ。
- 本格的に全部やらせていただくのは初めてだったのでスタイリストさんに色々と聞いたりして大変だったと語っていました。
M11.息を重ねましょう
- 去年のツアーとまったく同じアレンジですね。 定番としての安心感はあるものの新鮮味はないので、打ち込みのリズムトラックを使わないアレンジとか、少し変わった趣向で聴いてみたいところ。
M12.I'm in Love
- ワンハーフなんで、妙にあっさり終わる印象です。 できればフルが良かったなあ。
- イントロや間奏のシンセストリングスが妙に安っぽいのはしょうがないか。
- 大阪公演ではサビの "続きは書けない" と "ページはいらない" がごっちゃ混ぜ(例えば "ページは書けない" とか)になっていたし、名古屋公演ではサビそのものを派手に間違えていましたね〜(要するに曲をちゃんと覚えていない)。 持ち歌なので、ここらへんはしっかり歌ってほしいところです。 連日移動しながらの 3 公演でお疲れモードだったのかしら。
MC6 横浜公演
- ここの MC はけっこう長めです。
- M12 について「すごい久しぶりに歌いたいな〜と思いまして、みなさん、いかがでした?」と言っていたので、なっちのリクエストなのかな。
- 「ここは横浜なので〜横浜にこんな事をしに来たことがあるよ〜とか、いらっしゃる方?」と言いながら、聞いているのはミュージシャンに対してだったりするのがアレだw
- 岩崎さんはデートで来た事があるらしい。 「何年前くらいですか?」と微妙に失礼な発言をするなっち。
- 岩崎さんの「なんで酢豚にパイナップルが入ってるのか」という発言から、酢豚のパイナップルはアリかナシかという流れに。
- asami ちゃんは、パイナップル"だけ"が好きらしい。 なっちが「だからヘアスタイル、パイナップルなんだ」と突っ込んでいました。
- 久保田さんは「パイナップルは許せない」派で、客席から大きな拍手が。 アリかナシかを客席に問いかけた結果、ナシ派の方が多かったような気がします。
- なっち「中華街は行ったことあるよ。ご飯食べに。何食べたかな〜?ま、中華料理で」で客席から笑い声が。
- なっちは飲茶が大好きらしい。 台湾に行った時に飲茶ばっかり毎日食べていたら 3 キロ太ったそうで「もう困っちゃう。ほんと太りやすいっていうか。3 キロ!?ワッみたいな」とか。 ここらへん客席爆笑でしたねw
MC6 大阪公演
- 「ここは大阪〜ということで、なっちね、会場着いてさっそくたこ焼き食べた」とか。 ちなみに「甲賀流」のたこ焼きみたい。
- このたこ焼き、ネギがバサッと入っているらしい。 リハーサル前にメイクさんと二人で食べていたら「安倍さん、リハーサルで〜す」と声がかかって「ヤバイ、ネギがいっぱいだ〜」とか。 スタッフさんに「安倍さんどうですか今日は?」と聞かれて、普段なら「だいじょうぶですね〜」とか答えるのに、ネギが気になるので無言で頷いて感じ悪いな〜と思ったけれど、やっぱり女の子だし〜だそうで。 口を一文字に結んで頷く様を再現していたけど、実にかわいらしかったです。
- 岩崎さんに「前回何食べましたっけね」と聞いたら「ふぐです」というお答え。 それを聞いたなっちは「そうだ、初日!ヤフー!そうでしたね」と反応してたけど、「ヤフー!」って感嘆の声は珍しいかもw
- 久保田さんは「ひれ酒おいしいですよね」と。 なっちもちょっと飲んだけど大人の味でダメだったらしい。
- asami ちゃんに「どう?大阪は何度も来るんだよね?」と聞いたら「来ても、なにもやることがない…」で客席ブーイングw なっちも「ちょっ、asami ちゃん?」とあせっていましたが、要するに来てもすぐ帰っちゃうから何も出来ないということだそうです。
- そんな asami ちゃんの大阪の思い出は、前回のツアーで来た時の「なっちさんの一言」らしい。 なっちが「なになに?」とちょっとうろたえていたら、その一言は「(ひれ酒は)水槽の臭いがする」だそうでw 客席は爆笑でしたが、なっちも爆笑していましたね。
- たこ焼きは、ソースのたこ焼きと明石焼きのどちらが好きかという話になって、岩崎さんはたこ焼き、久保田さんは暖かい明石焼き。 asami ちゃんが両方好きと言ったら、なっちが「そういうのダメだよ?どっちかっつてんだから」と突っ込んでいましたw
- 会場のアンケートでは、ソースのたこ焼きが多かったです。
- さすが大阪というべきか、MC 中にわれがちに突っ込みをするやつが多すぎてウザかったです。 なっちってあんまり会場の声を拾う方ではないので、そこらへんは空気を読んで欲しかったですね。
MC6 名古屋公演
- 名古屋公演では「なっちからお知らせがありま〜す」と告知コーナーになっていました。 最初のフリートークが長すぎて時間が押していた関係かも?
- まずは夏に写真集を出すというお話。 「すごいよね、なんか。26歳で写真集?いいよ〜みたいな」とか言っていました。
- もうひとつは 7/7 から Inter FM の Five Stars のレギュラーになるというお話。 東京だけだけど、夏休みに東京に行くことがあったら聞けと言っていました。 あと「いまは携帯でもラジオ聴けるんでしょ?テレビ見れるからラジオも聞けるんでしょ?聞ける聞ける」とかw
M13.愛ひとひら
- 岩崎さんの控えめなエレピと久保田さんのミュートした単音のバッキングで、なかなかムードが出ていたと思います。 サビの asami ちゃんのコーラスもバッチリ。
- 大阪公演ではサビの部分を間違えていましたね(2番のサビを2回歌った)。
- 演奏が微妙にハネた感じのノリなので、ヲタの遅れ気味の手拍子が超マヌケです(全員がやっているわけではないですが)。 酔っぱらいおやぢな宴会場ムードでぶち壊しの典型的なパターンかも。
M14.甘すぎた果実 〜 だって生きてかなくちゃ
- どちらの曲もオリジナルを尊重したのか asami ちゃんの4つ打ちのキックでボトムを強調するアレンジですが、ノリが平板になっちゃうのが難点かなあ… まあ、いつもどおりですけど。 「だって生きてかなくちゃ」の方は、半分乱れ打ちみたいな感じでラテン風味強めでもいいような気がしますね。 ここらへんの楽曲のアコースティックアレンジなら、パーカッションには野生の血を感じさせる関口源八さんみたいなタイプがピッタリかも。
- 盛り上げたいのはわかりますが、どちらも新鮮味が無いし、思い切ってセットリストから外しても良かったような気がします。 一応シングルなので非ヲタ層向けだったとしても、いまさら感が漂うのは否めません。 つうか「大人へのエレベーター」あたりの方が良かったような…
MC7 横浜公演
- 曲が終わって「うわ〜ライブ楽しいですね〜」と。 続けて「会いたかった?ホント?」と客席に聞いて歓声があがると「なっちと一緒。幸せでたまらない、いつまでもこうしていたな〜と思うんですけど〜」と応えてお約束の「え〜〜〜〜」
- 最後の締めは「26 歳最後のツアーになるなと自分の中でメラメラ燃えているのもありまして。ライブをこうして横浜のみんなと過ごすことができて幸せだな〜とかみしめながら今日は歌を届けられました、どうもありがとう」
MC7 大阪公演
- 「盛り上がってますね〜さすが大阪ですね〜」と言おうとして "大阪" を噛むなっちw
- 「生の空間で思いを伝えられたり歌を伝えられるというのは幸せだなとあらためて感じる」としみじみと語るなっち。
- なんばHatch は距離が近いという話から、あくびをしている人を見つけてうわ〜と思ったらしい。
- 「みんながいてのなっちなのでこれからもよろしくお願いします」で締め。
MC7 名古屋公演
- 「楽しい時間はあっという間で〜」→客席「え〜〜〜〜」
- 今という時間は今しかない、今という時をみんなと一緒に共有できているのが幸せだと語るなっち。
M15.愛しき人
- 岩崎さんはイントロや間奏はシンセ(オルガン系の音色)で、歌バックはステージピアノで。 久保田さんはシンプルにコードストローク中心のプレイ。 演奏に関してはオルガン系が安っぽい音なのがイマイチかな? 前回使っていた音源の方が良かったように思います(気のせいかもしれないけどw)。
- なんつっても三人のバックコーラスがすごく効果的ですね。 特に最後の方のアカペラパートは鳥肌ものです。
- 何度聴いてもいいなあ、この曲。 もはやなっちの代表曲といっても過言ではないかも。 なっちのパフォーマンスも言うことなし。
- 大阪公演では、曲が始まっているのに奇声をあげているアホが数名いてウザかったです。 大阪という街自体は嫌いではない(どちらかというと好き)ですが、ライブの開催地となると話は別ですね。 大阪在住の方にはごめんなさいですが、勢い余って空気が読めない人の出現率が他の地方よりも高い印象があるのは気のせいではないと思います。 まあ、いい意味で盛り上がるのと、こういうのは紙一重みたいなところもあるので難しいところではありますが。
〜 Encore 〜
MC8 横浜公演
- 「アンコールどうもありがとう!」と、Tシャツ姿のなっちがひとりで飛び出してきます。
- なっち「かわいい?」→ヲタども「かわいい〜〜」→なっち「イェイ!」
- Tシャツは「前回につづいて、みんなと一緒のTシャツが着たいということで」リメイクしてもらったらしい。
- "横浜開港150周年" が微妙にあやしいなっち。
- 横浜の歴史に思いをはせてしみじみしていたら、なにをしゃべろうと思っていたのか忘れたらしい。
- 簡単なリズムトラックを再生しつつ、ミュージシャンの方々を呼び込み。
- ひとしきり客席を煽ってから M16 に突入!
MC8 大阪公演
- 「みんなと同じ水色Tシャツだよ!」とか「ひさびさに熱いなっちコールを聞いてハッピーななっちなんですけど」とか「ライブっていうのは楽しいですね〜」とか。
- 「報告したいことがあるんだけど…」と切り出して「写真集が出るの!」とものすごい満面の笑みで言うなっち。 ヲタの反応を見て「知ってたの?」→ヲタども頷く→なっち、トボトボと下手袖にはけようとするというシーンがあってめちゃかわいかったな〜というのは当日のレポに書いたとおりです。 「なっちから言いたかったな〜」とちょっとさびしそうでした。
- 写真集はハワイで撮影した、水着を自分で選んだ、ということで「楽しみに待っててね」だそうです。
- 簡単なリズムトラックを再生しつつ、ミュージシャンの方々を呼び込み。
- ギターを準備していたミトちゃん(by なっち)という女性スタッフは、なっちの曲を全部歌えるらしい。
MC8 名古屋公演
- 「いつ聞いてもなっちコールは嬉しいですね〜、なんかこう顔がふにゃ〜ってほころんじゃう」らしい。
- アンコールの衣裳がツアーTシャツをリメイクしたものだという話題から「着てる方、ありがとうございます。着てない方、あの外の方で…」と軽く宣伝とか。
- 女性がどれくらい来てるのかなと思って、と客電を明るくするように頼んでから…
- (●´ー`)<男子?
- (ヲタども)<うぉーー
- (●´ー`)<わ!(軽くひくw)
- (●´ー`)<女子?
- (女の子達)<はーい
- (●´ー`)<女子〜!(と手を振る)
- (●´ー`)<ちょっと贔屓しちゃった(笑)
- 続けて止せばいいのに年齢層の調査とかw けっこう面白かったけど。
- (●´ー`)<10代?
- (ヲタども)<はーい
- (●´ー`)<待って。ウソ無しね(客席笑い)
- (●´ー`)<はい10代?
- (10代の人)<はーい(後ろの方から)
- (●´ー`)<ほんとー?
- (●´ー`)<ヤングー!ありがとねー
- (●´ー`)<よーし、続いて20代?
- (20代の人)<はーい
- (●´ー`)<ほんとか?ほんとなのか?
- (●´ー`)<そして30代?
- (30代の人)<はーーい
- (●´ー`)<ヤフー!ありがとうございます
- (●´ー`)<そして40代
- (40代の人)<はーい
- (●´ー`)<ありがとうございます、なんか先輩っていう感じですよね(客席笑い)
- 50代の人と聞いたら一人該当者が。 なっち、その人に向かって手を振りながら「おとうさーん」とかw その後、会社の帰りですか?とか色々聞いていたけど、後方席でイマイチ会話になっていなかったのが惜しかった。
- 調査の結果、30代が一番多かったと思います。
- 簡単なリズムトラックを再生しつつ、ミュージシャンの方々を呼び込み。
- ひげダンスで入場してきたのを見て「ダダダダダ〜ダダ〜」と歌い出すなっち。 「一緒に!」と客席にも歌わせていました。
- 久保田さんがエンドピンのところに赤いシールドを挿しているのを見て「赤いヒモが繋がります」とか。 ま、ヒモには違いないけどw
- asami ちゃんのコンガが重いということで、持ち上げてみて「重!」とか。
M16.とうもろこしと空と風
- アンコール衣裳を見た瞬間、この曲やるだろうな〜と思ったらそのとおりでした。
- 岩崎さんは鍵盤ハーモニカ、久保田さんはアコースティックギター、asami ちゃんはボンゴかな。 素朴な感じのアレンジです。
- 途中に各人のソロを披露するパートがあって、なっちもグロッケンを演奏します。 他のメンバーが心配そうにのぞき込んでいる絵がちょっと面白いかも。
- 途中で振り付け講座があるのはお約束ですね。 客席との一体感を高めるには安直ながら悪くない手だとは思いますが、アンコール明けの 1 曲目じゃない方がいいような気がするなあ。
MC9 横浜公演
- 「イェ〜 みんなとひとつになるって、なんでこんなに気持ちいいんだろ」
- ミュージシャンの方々にライブの感想を聞くなっち。
- asami ちゃん「いいですね。夏ですね。」 岩崎さんはいつもどおり?「最高です」とか。
MC9 大阪公演
- 「いいですね、ここに来て。イイ感じ、みんな」
- ミュージシャンの方々にライブの感想を聞くなっち。
MC9 名古屋公演
- 「いいですね〜グッド!ひとつになっていますね〜」
- ミュージシャンの方々にライブの感想を聞くなっち。
- 「海に来たみたい」と上手いことを言う asami ちゃん。
M17.腕組んで帰りたい
- 久保田さんがウクレレに持ち替えて、俄然、ハワイア〜ンな雰囲気。 ベースが同期していますが、頭のトリガー係は asami ちゃんかな。
- A メロの "L・O・V・E LOVELY なっち!" というコールはなっち公認ですね。 なのに B メロの PPPH をやらない方向でコンセンサスが取れてきているのが面白いかも。 ま、PPPH は歌声のジャマなのでない方が絶対いいと思いますが。
- 大阪公演で 2 番の出だしを忘れてラララで歌ったら、ヲタどもが代わりに歌って、そのまましばらく合唱状態という場面がありました。 歌詞間違いや歌詞忘れはない方が好ましいのは確かですが、この曲でこのケースはアリかな。 明るいハプニング(妙な表現ですがw)でライブらしさが倍増して、ネガティブな印象を与えていないのがポイントだと思います。
- なっちのライブではラストナンバーとして定番中の定番ですが、全体の雰囲気にもマッチしているし、客席との一体感も出るし、よろしいんではないでしょうか。 定番として定着しているのは、それなりの理由があると。
最後はミュージシャンの方々が先にはけてから、なっちがひとり残って客席に挨拶して終了。 大阪公演でははける直前に投げキッスをしていたような気がします。 名古屋公演では、最後の最後にベルトが外れるというトラブルで、お腹のあたりを押さえながら「バイバイ!」で速攻はけ。
とりあえず、こんな感じ。 歌や MC 以外で一番印象に残ったシーンはグロッケンを演奏するなっちかな。 演奏そのものではなくて間なんですが、2 フレーズくらい上手く弾けたところで、バチを持った両手を少し上げて(小さくバンザイみたいな感じ)、満面の笑みでこちら(客席)を向いたシーンです。 自然にやっていると思われますが、佇まいといい、笑顔といい、かわいらしさの表現としては完璧ですね。 恐るべき 26 歳(もうすぐ 27 歳)だわ〜と今さらながら思った次第であります。