松浦亜弥 コンサートツアー2008春 〜AYA The Witch〜 東京厚生年金会館(2008.6.25 19:00)

いや〜、とんでもなく素晴らしい空間でしたねえ。 今まであややコンを何公演観たのか数えたことはないけれど、特に印象に残る公演のひとつになったと思います。 立地の良い東京厚生年金会館ということで一抹の不安があったヲタ層も、平日開催というハードルと某所の相場がそこそこ維持されていたことが良い方向に作用したのか、それなりに空気が読めていた上に合唱の方もバッチリで言うことナシ。 やっぱ現場っていいわ〜。


□サプライズゲスト
翌日のめざましテレビでも放送されていましたが、アンコールにサプライズゲストとしてはるな愛が登場しました。 登場した瞬間の会場の空気は、驚き半分笑い半分ってところかな。 あややも素でビックリしていたようで、一瞬眉間に皺をよせて怪訝な表情をした後、実にあややらしいリアクションで倒れ込んでいましたねw リアルで観るはるな愛ってテレビほど面白くないな〜というのが率直な感想ですが、横にいるあややがめちゃくちゃ嬉しそうだったので OK かな?
ゲストの登場(人選)に疑問を持った人もいるかもしれませんが、主役はあくまであややなわけで、あややが楽しそうにしていれば自ずと客席も楽しくなると。 いわゆる副次効果ってやつ?(違うかw) そもそも誕生日という特別な日に開催された公演なので、こういったお遊び(仕掛け)は許されると思うし、実行に移したスタッフの心意気を買いたいですね。 存在そのものがあややに愛されているはるな愛も GJ でした。


このタイミングでお約束のケーキも登場しました。 パティシエのトシ・ヨロイヅカ謹製のなにやら凄そうなケーキだったので、まさか顔を突っ込むとは思わなかったですねw  実際、ピンクとチョコレート色が混ざったみたいなクリームを顔に付けたあややの姿は相当酷かったしw その場のノリではるな愛もやらされていたけど、あややだけだったらケーキを食べたかったのに〜という関係者が多かったと思われ。


サイリウム企画
生誕祭ということで、定番のヲタ主導のサイリウム企画もありました。 アンコールのところで青いサイリウムでお祝いしましょうというものでしたが、見事に決まっていましたねえ。 アンコール明けの 1 曲目、あややの歌声がうわずっていたし、途中で両手で顔を覆ったり、やたらキャーキャー言っていたり、企画の意図は十分伝わっていたように思います。 惜しむらくは、最初の MC に入る前に上に書いた強力なサプライズゲストが登場したため、そちらに持っていかれたところかな。 まあ、事前に演出を知っているわけではないので、こういうのはしょうがないですね〜。 いきなりのマツケンサンバに持っていかれた 2004 年秋ツアー(松クリスタル)の千秋楽公演(佐賀)を思い出しちゃいました。
個人的にはお客側が前もって何かを準備してコンサートの演出に介入すること自体あまり好きではないですが、お祝いしたいからなんかやろうぜ〜という気持ちは理解できるし、直接歌を妨害するような行為でなければアリだと思います。 企画&実行した人達はオツでした。


ここからセットリストのネタバレしています!


□笑顔に涙
まるで嵐のようなサプライズゲスト登場とお誕生日お祝いが終わった後、「YOUR SONG 〜青春宣誓〜」で一気に空気が変わるところが素晴らしかったですね〜。 楽曲そのもののテイストもありますが、あややの歌声のパワーはやっぱ半端じゃないです。 で、ラストナンバーの笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR MY FRIENDS〜へと繋がるわけですが。 


出だしは高揚した感情をそのままストレートにさらけ出すような歌声と笑顔でのパフォーマンスで、のっけから場内大盛り上がりでしたが、歌っている間に昂ぶりが押さえきれなくなったのか、間奏前の "全部ありがとう(笑顔に涙)" のところで涙が溢れてきて歌えなくなってしまいました。 で、速攻でお客さんが代わりに大合唱! この瞬間の空気というか会場の雰囲気は言葉で説明するのは難しいですね(と投げてしまおうw)。 適当に羅列すれば、愛おしいとか、ちょっとせつないとか、熱いハートとか、いてもたってもいられないとか、まあそんな感じです。 
そして間奏明けからラストまで大合唱は続いてエンディングになだれ込んだわけですが、ステージ上のあやや同様に涙涙のお客さんもちらほら? 本公演を象徴するようなシーンだったし、会場の一体感が最高に高まった瞬間でもあったと思います。 歌い終わった直後に「最悪の顔じゃない?だいじょうぶ?」と笑顔に涙で客席に問いかけるあやや。 その表情を見ながら、やっぱライブっていいな〜としみじみ感じ入った次第であります。


□オマケ
「恋してごめんね」の間奏でネクタイを結ぶというイマイチ意図が不明な演出がありますが、エグゼなヲタもだちがツーショット撮影の折にあやや本人に直接聞いたらしい。 んで、あれは単純に鏡の前でネクタイを結ぶ女性ってかっこいい!というくらいの意味だそうです。 早結びのパフォーマンスとかじゃなかったのね〜w 演出の効果はともかく、意図がわかってスッキリしました。


鏡で思い出したけれど、「オシャレ!」の時に天井から降りてくる大きな鏡がありますが、定位置より降ろしすぎて、もうちょっとであややにぶつかりそう!に見えたシーンがありましたね。 実際にはあややの立ち位置よりやや前だったのでぶつかりはしませんでしたが、ちょっとヒヤッとさせられました。 舞台装置の操作系がどのようになっているのかは知りませんが、係の人はちゃんと仕事をして欲しいかも。