松浦亜弥 コンサートツアー2008春 〜AYA The Witch〜 ハーモニーホール座間(2008.5.25 14:00/17:30)
座間公演、2 日目〜♪ 早くも昨日とは違う部分がチラホラとありました。 フリ無しだった曲がフリ付きになったりだとか、アンコールの衣裳とか、細かいポイントですが。 あややのパフォーマンス自体は、昨日よりいい感じにこなれていてバッチリですね。 夜公演も楽しみだぜー!
本編にいく前にグッズネタをちょろっと。 見本として展示してあるマイクロファイバータオルにあややの直筆メッセージが書いてあるんですが、そのメッセージが「使い方は・・・ご自由に(ハートマーク)・・笑」というものw 最近、こういう路線好きみたいですね〜。
本編
2 日分まとめて。 長くなりそうなので前半から。 まずはステージセットですが、これ以上ないくらいシンプルですね。 中央に階段のついた平台、背景に柱状の構造物が 4 本くらいあるのみ。 なにせバンドの機材が場所を取るので必然的にこうなってしまうわけですが、ショボいというよりは、歌も含めたサウンドで勝負しますぜ!という姿勢がわかりやすいので問題なしです。 つうか、ハロプロ以外のコンサートではよくある風景かも。
ミュージシャンの配置は中央より下手側奥に相沢公夫さん、杉山卓夫さん、手前にコーラスの二人、上手側に高尾俊行さん、福長雅夫さん、菊池真義さん(バンマス)、カジやん。 カジやんってあややがメンバー紹介の時のそう呼んでいるように聞こえるので書いてますけど、違うのかも?*1 機材は、相沢さんが Roland D50、Ensoniq VFX-SD、ハモンドオルガン(機種不明)、杉山さんが Yamaha Motif ES8、菊池さんが前とは違う James Tyler の SSS 配列なストラトタイプと CAR でローズ指板の Fender Stratocaster、Cole Clark っぽいカッタウェイシェイプのやや大ぶりなアコースティックギター、ボディがかなり薄いエレガットの 4 本。 アンプはビンテージな Fender スタイルでした(見た目は)。 カジやんの 5 弦ベースは、ヘッドに蝶のインレイがあるように見えるので Fodera かな? アンプは不明、キャビネットは Hartke でした。
一言で言えば歌を聴かせるライブであることには間違いないですが、ただ歌っているだけではないところがポイントですね。 MC は従来通りの自由な感じだし、曲によっては明らかに振りコピをさせようとしているし、お笑い要素?も取り入れていたりするし、すごくバラエティに富んだ内容になっています。 人によってはふざけすぎているとネガティブに捉える可能性もあるけれど、終演後の会場の空気からして、そういう人はごく少数ではないでしょうか。 そもそも、あやや自身がアーティスト路線を標榜しているわけではないし、諸々を含めて、あややらしさ全開のステージングは有無を言わさぬ説得力があります。 つうことで、ここからセットリストに沿ってネタバレ!
□セットリスト(前半)
開演前はステージ中央に白い幕が垂れていて、ツアータイトルが投影されています。 んで、オープニング。 ちょっとスペイシーな感じの SE が流れる中、その幕越しに仰向けに寝た状態で宙づりになったあややがゆっくりと下降してくる→下に着いたところでおもむろに両手を伸ばして起き上がる、という趣向になっています。
M01.From That Sky 〜替え玉は硬メンで〜
- 衣裳はキラキラした感じのまっ赤なミニ+赤いロングブーツ+赤い髪飾り、の上に黒のガウン。 胸元が V 字がモチーフになったデザインなのとベルトのバックルが派手でデカイせいで、戦隊モノにありそうな感じがしないでもなかったり。 髪型は両サイドにウェーブのかかったエクステなのかな?
- アレンジはオリジナルに沿った感じですが、Bon Jovi 風味は希薄です。 相沢さんが割と自由にオルガンを弾き倒しているので、懐古ムードもw(特にエンディングとか) 菊池さんも、ギターソロでここぞとばかりに気持ちよさそうに弾きまくりでしたね〜。
- PA がややボトムが軽めのバランスだったので、ヘヴィという程ではなかったです。
- 平台の上、スタンドマイクで歌います。 歌そのものは GAM の時と似たような感じでしたね。 初日は特にちゃんとした振りはなしで歌っていましたが、二日目は振り付になっていました。
M02.絶対解ける問題 X=(ハート)
- ほぼオリジナルどおりのアレンジ。 曲調的に生演奏にピッタリですね。 M01 からの流れで俄然 Rock ですよ!? わかりやすくて盛り上がります。 あややのジャンプで曲を締めるところなんか、いかにもという感じ。
- 間奏で、グラサンに黒ずくめの衣裳の人が下手袖から出てきて、あややにギターを手渡します。 派手めなカラーリングのフライングVタイプのモデルですが、メーカーまでは分からなかったのが残念。 初日夜の席は見晴らし最高の超至近距離だったのでガン見すれば分かったかもしれませんが、ギターなんか見ている場合じゃなかったので軽くスルーしておきましたw 次の機会にということでひとつ。
- ここはあややがギターを弾くマネをしているところに、ギターソロを弾きながら菊池さんが出てきて、あややの肩をポンポンと叩いて「オレオレ」みたいな演出になっています。 ギターソロは定番リックみたいな感じなんだけど、ラフに弾きすぎてミスタッチが多いような気がしないでもなかったり〜。 あややと背中合わせに密着しているので気が散ってしょうがないのかも?
MC1
- ここは軽く挨拶みたいなの。 上に着ていた黒いガウンを脱ぐのもこのタイミングだったかなあ?
- 「まつうらあやで〜す」と左手でV字を作って目のところにもってくるポーズをやっていますが、前田健のネタ?
- 从‘ 。‘)<音楽という魔法をかけてとっても幸せな気持ちになって帰っていただけることを保証したいと思います。(2日目夜)
M03.ソウル メイト
- ダブルレインボウツアーでは披露されなかった同アルバム収録のナンバーですね。 アレンジはオリジナル尊重路線でした。 よく動く梶野さんのベースラインがかっこいいんだけれど、音量がちょっと小すぎだったような気がします。
- 平台にピンクのロングスカートがセッティングされて(スタンドで立った状態)、あややがそこにいってスカートを装着。 着るというよりは装着という表現がピッタリですね。 コーラスのお姉さん二人も同様にして、あややのバックを務めます。
- スタンドマイクで歌います。 両手がフリーなので、印象的な振りが付いていますが、振りコピをしているヲタが思ったより少ないです。 これからだんだん増えてくると思いますが。
M04.オシャレ!
- 平台から降りてきてミニの衣裳に戻ります。 ステージ天井やや後ろから横長の鏡が降りてくるんだけど、おしゃれ=鏡なのかなあ? この鏡、やや下向きの角度でけっこう上の方にあるので、映っているのはあややの後ろ姿だったりヲタどもの姿だったり、自分の席によって変わります(当たり前か)。
- アレンジはオリジナル尊重路線で、やや地味めながら、相沢さんのオルガンと杉山さんのエレピ音色な Motif がいい感じ。 菊池さんはアコースティックギターでプレイ。
- あややの声とコーラスの二人の声が重なるパートとか、すごく心地よいです。
M05.女 Day by Day
- コーラスの二人が前に出てきて、バックダンサーを務めます。 ちなみに、コーラスの二人の衣裳は、上は赤いヒラヒラしたやつでボトムは七分丈のパンツ(ジーンズ?)です。
- ちゃんとフリ付(明後日の方向を指さすのとか、右手でヒラヒラ輪をかくところとか)で歌っていました。 指さすやつはドラムの高尾さんもやっていたような。
- リズムの決めどころなんかは、あ〜生演奏という感じですね。
M06.ひとり
- 平台の階段(最上段)に腰掛けて歌います。 ステージ後方の幕には月の映像が投影されていました。
- ギターがアコースティックギターのみなので、全体的な印象は「Naked Songs」のバージョンに近い感じかな? イントロは Single Version そのままでしたけど。
- この曲、本公演の聴きどころのひとつではないでしょうか。 客席がもの凄く静かになるので、やや抑え気味の歌声がホールに広がって、包み込まれるような雰囲気になります。 あややのこういう歌い方、もの凄くいい! 歌詞の内容も相まって、じわ〜ときますね。
- 歌い終わった後の拍手が、初回公演から長めでした。
MC2
ここはフリートークのコーナーです。 公演全体の長さはここの長さで決まると。
□初日昼
- 歌っている時はすごく緊張するけど、しゃべるのは大丈夫らしい。
- いきなり勝負パンツネタw 友達と電話をしていて、明日初日なんだよね〜と言ったら、そういう時は勝負パンツを履かないとと言われたらしい。
- あやや「勝負ではないけどおニューの下着を」でヲタども冷やかしまくり。
- 初日なんでどんなことがあろうともみんなが暖かく、という発言もありました。
□初日夜
- まるまる1日みんなでリハをしたのが2、3日くらいだったのでどうなることかと、とバンドメンバーを振り返って語っていました。
- 何かに集中するとそれしか見えなくなる性格だそうで、マナーモードにしていたわけではないのに着信が5回とか、インターホンも聞こえなくて居た時間なのにクロネコさんの不在票が入っていたとか。
- 从‘ 。‘)<2、3年前に、お手洗いに行くのを忘れていた事があって〜
- (ヲタども) <え〜〜〜〜
- 从‘ 。‘)<あ〜アイドルはトイレに行かない(ヲタども拍手)
- 从‘ 。‘)<しゃべっている時のわたしはそういう見方をしないでください
- 朝、(トイレに)寄ったっきり気づいたら夜中の5、6時になっていたとか、それが原因で膀胱炎になったこともあるらしい。
- ヲタのかけ声に反応して「あるよね〜」続けて「(はるな愛風に)言うよね〜」
- 从‘ 。‘)<週に3、4回お仕事が一緒だったのでうつっちゃった
- 从‘ 。‘)<元はわたしなのに(笑)
□二日目昼
- 妹ネタ。 前日、真ん中の妹が夜中になっても帰ってこなくて、一騒動あって寝不足になったらしい。 ここ、かなり長く話をしていましたね。
- 朝の6時くらいにママからメールが着信して、結局友達と遊んでいたらしい。
- あややのケータイの着信音は「ピヨピヨ ピヨピヨ」らしい。
- めちゃくちゃむかついたけれどその気持ちを引きずったままライブは出来ない、せっかく聞いてくれる人達がいるんで聞いてもらおう、という主旨のトークだったみたい。
- 街で見かけたら声をかけてください、空気を読んでくれたら相手をする、と言っていました。
□二日目夜
- 初日昼とかぶったネタですが、ライブリハーサルが気になってしょうがない中、朝ごみを捨てようと思って外にでたら、ごみ袋を持ったまま。 バッグの方をごみ捨て場に置いてきてしまったらしい。 オートロックで中に入れないで困っていたら、住人が通りかかったのでさりげなく後をついていったらしい。
- ペットボトルを冷蔵庫にしまおうと思ったのに、反対の手に持っていたケータイを冷蔵庫にしまってしまったというお話も。 冷蔵庫の中から「ピヨピヨ ピヨピヨ」と聞こえてきた、冷蔵庫の中でも着信するのがわかったと語っていました。
- それくらい集中してきたライブなので楽しみにしてきました、とやや無理矢理な締め。
M07.ドッキドキ!LOVEメール
- ややまったりしたノリながら、アレンジそのものはオリジナル尊重路線です。 菊池さんは CAR(Festa Red?)なストラト。 コーラスの二人は、定位置で歌いながら煽りのフリもやります。
- あややもフリ付で歌っていますが、ところどころはしょられていたかも。 間奏の高音フェイクは無しで客席を煽ります。
M08.デート日和
- 生演奏ならではのノリが気持ちよいですね〜。 高尾さんと梶野さんのコンビは良い感じ。
- 間奏で、あややが杉山さんの Motif を弾きます。 弾く前にノビをしたりしてやる気を見せていますが、弾くというよりは叩いているだけな気がしないでもないw
M09.初めて唇を重ねた夜
- M07 〜 M08 とのギャップがすごいかも。 この振り幅もあややの持ち味のひとつかな。
- 控えめなシンセリードのバッキングが、地味ながらいいムード。
- 最後のタメでバッキングの無い部分がありますが、座間公演はすべて完璧な静寂でした。 当たり前の状態ながら、ちょっとしたことがライブの印象を左右しますからね〜。
M10.夕暮れ
- 事前情報にあった、懐かしい c/w ってこの曲だったのですね。 ちなみに「トロピカ〜ル恋して〜る」の c/w です。
- あややの持ち歌の中ではニュートラルなポップス系ですが、あややの歌声はもちろん、バックの演奏も含めて、すごく心地よい響きがあります。 あややは曲が終わるよりも前にステージ奥に消えますが、引き続き続くバンドの演奏も、その心地よさの延長線上にあるところは生演奏ならではでしょう。
後半につづけ!
*1:カジやんは福長さんのブログによれば梶野秀樹さん。 菊池さんや高尾さんと一緒にお仕事したことがあるようですね。 経歴もなかなか面白い方のようです。