きずな / 松浦亜弥

きずな

きずな

昨日発売、あややの新曲です。 タイトルナンバーはすでにラジオ等の音源で耳にしていますが、CD で改めて聴いてみても印象はそんなに変わらないですね。 すごく丁寧に歌っているし歌声そのものも心地いいけれど、こういう普遍的なテーマで大仰な歌詞のメッセージソングを聴かせるには、あややではキャリア不足すぎる気がします。 大御所の歌手、例えば谷村新司さんあたりがこの曲を歌ったとしたら、説得力では勝てないなと(そもそもこの曲に説得力があるのかどうかは別として)。
逆に考えて、あややもこういう曲を歌うようになったんですよ〜と世間に向けてアピールする機会と捉えれば、戦略としてはアリなのかなあ? よくわからないですが。 まあ、ライブで聴けばまた違う印象を持つのは間違いないとは思いますけど…


c/w の「ひとり(single version)」は、アルバム「Naked Songs」に収録されていた同曲を、アレンジも変えて再録したバージョンです。 アルバムバージョンの方が力の抜けた素直な歌い方をしていますが、このバージョンも悪くないですね。 抑揚のつけ方とかいい感じだし、歌いこなすという意味では進歩していると思います。 個人的な好みを言わせてもらえば、アルバムバージョンの方が好きかな。 c/w とはいえ、まったくの新曲ではなかったところが残念ですね。
ところで、この曲は昨年のディナーショーで「女性の方にはグッとくるかもしれない、わたしのお気に入りの曲」と紹介して歌っていました。 で、そのパフォーマンスがあまりにも素晴らしかったので、CD 音源では満足できない体になっていたりするんですね、これがw 春コンで聴きたいよ〜。