Smallcreep's Day / Mike Rutherford

Smallcreeps Day

Smallcreeps Day

すごい久しぶりにハロプロ以外の CD ネタでもw 今月末に STB139 でライブを開催する Simon Phillips という人は、セッションドラマーとして様々なミュージシャンと共演していますが、このアルバムなんかも印象に残る作品のひとつではないでしょうか。 Genesis のベーシスト、Mike Rutherford が 1980 年にリリースしたソロアルバムです。 パーソネルは Noel McCalla(vo)、Anthony Phillips(key)、Simon Phillips(ds)、Mike Rutherford(g,b)、Morris Pert(per)というラインアップ。 ちなみに 1980 年は、本体(Genesis)が「Duke」を発表した年でもあります。


プロデューサーが「Duke」と同じ David Hentschel なのと、Anthony Phillips がキーボードを弾いているせいもあってか、サウンドGenesis に近いというか、同時期の「Duke」と比べると、もう少し前の時代の Genesis を彷彿とさせる感じですね。 あまり Genesis らしさを感じさせないナンバーも収録されてはいますが、突拍子もなくかけ離れているというわけでもなく、アルバムのトータルイメージに違和感なく溶け込んでいるところが良いです。
聴きどころはタイトルトラック、組曲「Smallcreep's Day」でしょう。 「Between th Tick & the Tock」〜「At the End of the Day」の 7 曲で構成されていて、Peter Currell Brown の小説「Smallcreep's Day」にインスパイアされて作られた作品。  Genesis の「Supper's Ready」(アルバム "Foxtrot" 収録)を彷彿とさせる、ドラマティックな展開で聴かせます。 Phil Collins とはスタイルが違うものの、こういった楽曲でも遺憾なく才能を発揮している Simon のドラムがさすがですね。