セロー250 カーナビを付けてみた Part2 マウントの作成

Part1(id:anomala:20080415#p1) の続きです。 こういった目的には、RAMマウントという、実にシステマティックでスマートな商品がありますが、ネックは価格ですね。 クイックリリースアダプタやアームロックも追加すると軽く10K オーバー。 つうことで、今回はセコく自作してみましたw 要件は、確実にホールドできる&簡単に PSP 本体の脱着ができること。 ルックスはそれなりにということで完成したのがこちら。
PSPをバイクにマウント1
裏側はこんな感じ。
PSPをバイクにマウント2
PSP を外したところ。
PSPをバイクにマウント3
安直な思いつきを行き当たりばったりの現物合わせで形にしているので、やたらネジが多くてダサイのはしょうがないw 主要部材は 2mm 厚のアルミ板とアングル材を使いました。 総材料費は無駄になった部材を含めても 3K まではかかっていないと思います。 ただし、スキルがない上に工具がチープ(電気で動くのはドリルとホビールータくらい)なせいもあって、工作にはえらい時間がかかってしまいましたが…


□ベース部分
ハンドルブレースの直径が約 12mm と細めなので、クランプするためのパーツを探すのに苦労しました。 パイプ状のものをクランプするなら U 字ボルトを使うのが簡単ですが、なにせ 12mm だとフィットするサイズのやつが見つかりません(ネットで検索すればあるけど)。 結局、ホームセンター(スーパービバホーム)の電気工事部材売り場で見つけたステンレス製のサドルを使いました。
PSPをバイクにマウント4
このパーツ、板厚がすごく薄い(手で曲げられる)ので強度的にどうかな〜って感じでしたが、サイズがジャストフィットでがっちり固定できたので問題は無さそうです。
ベース部分を2ピース構造(写真上部のスクリューキャップ部分が軸になって回転する)にしたのは、多少なりともセッティングの自由度をあげるためです。 1ピースでハンドルブレースを中心に回転できるだけだと、なにかと不自由な気がしたので。 結果的には1ピースでも大丈夫だったかもしれませんw


PSP マウント部分
ベース部分と簡単に脱着できる構造で最初に思いついたのが写真のスライド方式です。 これなら工作も簡単で、クリアランスの微調整も楽だし。 双方金属で出来ているので、はめた時のカチッとした剛性感が気持ちいいと自画自賛してみたりw 
PSPをバイクにマウント5
PSPをバイクにマウント6
抜け防止にはシンプルなアクリル製のクリップ(東急ハンズで購入)を使いました。 クリップをベース部分につけて、マウント部分に取り付けたツメを引っかけるような構造になっています。 
PSPをバイクにマウント7
ちょっとでかすぎるのが難点ながら、機能的にはバッチリですね。 力ずくで抜こうとしても微動だにしません。 物理的にクリップが壊れたとしてもスライド部分がある程度タイトなので、すぐに抜けるということはないと思います。 このクリップ、ただの文房具なので耐候性は全く考慮されていないと思われるのが少々心配ですけど。


PSP 本体は、棚を作るための鉄製のアングル部品みたいなの(島忠ホームズで購入)を切って作ったパーツで押さえています。 上側を押さえているパーツの先端部分は手曲げなので、ちょっとみっともないことになっていますがw シリコンジャケットが丁度いい案配にクッションになって、しっかりホールドできていると思います。
PSPをバイクにマウント8


□使用感
テスト走行してみた限りでは振動もないし、なかなかいい具合です。 メーターやインジケータ類が隠れることもないし。 難点は、太陽光の下では視認性が良いとは言えない液晶画面ですが、常時ナビ画面を見ているわけではないので許容範囲内でしょうか。 走行中に雨がパラパラと降ってきてちょっと焦ったので、やはり雨対策は必須でしょう。


後は外部電源を取れば、とりあえずバージョン1の完成ですね。 ということで、Part3(id:anomala:20080505#p1)につづけ!