モーニング娘。コンサートツアー2007秋 〜ボン キュッ! ボン キュッ! BOMB〜

今週発売、モーニング娘。2007年秋ツアーの中から、11月25日に東京厚生年金会館でおこなわれた公演の模様を収録した DVD です。 映像は16:9LB、音声はリニアPCMというフォーマットになっています。
基本的な画質だとか、ヴォーカルのレベルが大きめで聴きやすい音声(バックトラックのレベルは小さすぎるかも)はいいんだけれど、編集がイマイチだよなあ… やたらバシバシとカットを切り替えるのが相変わらずウザいし、カメラアングルのバリエーションが少ないが故に流れが単調になっていると思います。 出来るだけ公平にメンバーをフォローしようと考えたのか、ソロパートではない部分にメンバーのアップが頻繁に挿入されていて、楽曲の勢いをスポイルするようなシーンがあるのも気になりました(「Go Girl 〜」とか「ラヴ&ピ〜ス!〜」とか)。 つうか、全体的に寄りの映像が多すぎかもしれませんね。


会場が東京厚生年金館ということで、スケール感に乏しいのは一抹の寂しさを感じさせます。 最初期を除いて、娘。コンの DVD は、さいたまスーパーアリーナ日本武道館で収録されていたので、なおさらそう感じさせるのかもしれません。 カメラからステージまでの距離が短いので画質的には有利という良い点もありますが、サイリウムの海のような客席の映像や、大会場特有の被写界深度の浅い映像で感じるスケール感は、大げさに言えばアーティストの格にも通じる物があると思います。 すでに発表されている2008年春のツアースケジュールにはアリーナクラスの会場は無いので、次作も似たような雰囲気になると想像できますが、そういう時代なんだよと言われると頷くしかないのが現状でしょうか。