松浦亜弥 X'mas ディナーショー 2007 山形国際ホテル(2007.12.8) その2

山形国際ホテル
当日のレポ(id:anomala:20071208#p1)の続きです。 お料理は予想どおりアレでしたね〜。 サービスも味も。 1時間しかないので大忙しだし、ワインは白しかないし、肉料理とか冷めてるしで、他の会場と比べるとイマイチかも。 キャパに対してスタッフの数が足りないのかもしれません。 とりあえずメニューはこんな感じ(第1部、第2部とも同じ)。

中国前菜盛り合わせ
フカヒレの五目スープ
スズキと米茄子のモッツァレアチーズ焼き
肉三種盛り合わせ ボルドー
デザート
コーヒー
パン

いままで、ディナーショーの同日連荘ってアホらしくてやったことがなかったけれど、今回初めてやってみて、やっぱやめればよかったと思いました。 特に料理がアレな場所はw ショーそのものは文句無しに素晴らしいので、料理抜きでショーだけを割引価格で提供してもらえると嬉しいですね。

本編

会場のテーブルレイアウトは、1卓あたり9人のテーブルが40卓で、なっちの時より若干少なかったですね。 レイアウトそのものも異なっていたし、センターステージまでの巡回通路が下手側と上手側のふたつありました(なっちの時は中央のみ)。 演出面では、お馴染みのパターン投影のできるムービングライトを8基と、High End Systems の DL-1 という、グラフィックイメージ(CGのパターンとかスティールとか動画とか)を投影できるライトを2基使っていました。


開演前にセッティングされていた楽器でバレバレのミュージシャン関係は、秋コンのメンバーそのまま(パーカッション以外は)で、菊池真義さん(g、バンマス)、相沢公夫さん(key)、千ヶ崎学さん(b)、長堀晶さん(ds)というメンツに、パーカッションが "オクダさん" という方でした。 事前の情報で、福長さんがパーカッションで参加するというのがあったので、オクダさんは今回だけの参加かもしれません。
ディナーショーは、ステージが低い上に開演中以外はすぐ傍まで見に行けるので、いろいろガン見してわかったことが。 菊池さんが Custom Audio のキャビネットの下に置いていたのは赤いパネルの VHT 製パワーアンプでしたね(たぶん秋コンも同じブツ)。 あと、足元に LINE6 の POD XT LIVE が置いてありました。 機材といえば、千ヶ崎さんが秋コンでは使っていなかった Music Man の Stingray 5弦フレットレスも使っていて、なかなか良い味を出していましたね〜。


以下、ネタバレしています♪


客電が落ちていかにもクリスマスでござい風のアカペラコーラスが流れる中、ミュージシャンの方々がスタンバイしてショーのスタートです。 んで、あややが上手側から登場するわけですが、衣裳がすごいというか良すぎるというかw ラジオで今までに無かった感じにチャレンジみたいなニュアンスの事を語っていたので、どんなんかな〜と思っていたら、えらい大人路線できましたねえ。 パールな質感のロングドレスで胸元が大きく開いていて、自慢のあやパイがああああああ。 客席からステージ上のあややを見ているときはまだいいんですが、目の前に来た時はあせりますね(第1部は通路側の席でした)。 目のやり場に困るとはまさにこの事。 ちなみに、後半の衣裳もなかなかセクシーで、濃い紫色でスリムなシルエットのワンショルダーなドレス(深めのスリット入り)+網タイツという出で立ちでした。 髪型は FNS 歌謡祭を見た人ならわかると思いますが、黒髪のショートです。


ということで、ハアハアしながらセットリストに沿って感想でも。


M01.dearest.

  • アレンジは、相沢さんのエレピのみでとても静かな導入部から盛り上げていくパターンでした。
  • 第1部も第2部も歌詞を飛ばしていましたが、第2部の時は忘れたというよりは声が出なかったのかもしれません。 口はちゃんと動いていたように見えたし。
  • FNS 歌謡祭ではコンディションがイマイチっぽかったですが、この公演ではそんなに調子が悪いというほどでもなかったですね。

M02.オシャレ!

  • ボーカルトラックを含む同期データを使ったオリジナル尊重路線のアレンジでしたが、リズムが生なせいか、ちょっとドスが効いた感じで面白かったですね。
  • あややもやや強めな歌い方でした。 フェイクとか特に。

MC1

  • ここは簡単な挨拶です。
  • 「たっぷりご飯を食べていただきまして、最後にちょっと甘めのデザートが必要かなと。ワタシをデザートだと思って食べていただければ。ふふふ」とか、大人なギャグ飛ばしてました。
  • 第1部でMCに入る時、イヤーモニターのケーブルが絡まったのか、菊池さんに直してもらっていましたね。 う〜ん、役得w

M03.風に吹かれて

  • 余計な音が一切ない、すごくシンプルなアレンジ。
  • 上手側の階段からフロアに降りて、会場を一周しながら歌っていました。 第2部では途中で機嫌よさそうに "イェイェイェ〜" とか。

M04.HAPPY TO GO!
M05.トロピカ〜ル恋して〜る

  • ここの2曲は秋コンとほとんど同じアレンジでしたね。 使っている同期データも含めて。 バランス的にボトムが強めだったので、聞いた感じはだいぶ違いますが。
  • フリは適当に略しながらやったりやらなかったり。
  • M05 の台詞は普通に客席に向って。 その後の菊池さんのギターソロは、ステージ中央に出てきて弾いていました。
  • M05 では上に書いてあるデジタルライトで、スズメダイみたいな魚が泳いでいる映像だとか椰子の浜辺みたいな映像を、左右の幕(ステージ両サイドの前室部分を覆っている幕)に映していました。

MC2

  • 開演前に募集していた質問にあややが答えるコーナーです。 受付フロアに専用の用紙が用意されていました。 書いてBOXに放り込むだけで枚数制限が無いので、数撃てば当たるかも? 
  • BGM は相沢さんの生エレピ演奏です。
  • 第1部はトナカイの、第2部はサンタクロースのコスプレをした舞台監督のHさんが用紙を持って出てきていました。 トナカイ姿を見て「ドンキホーテで見たことある」、サンタクロース姿を見て「あのサンタは昨日エレベータの前で寝てた。夜中に」と言って軽く笑いを取っていましたね。 寝てた発言はミュージシャンの方々にもすごいウケていました。
  • 以下、第1部で読まれた質問とあややのお答え。 ()内は質問者のプロフィールです。
  • 今年一番の大失敗は何ですか?(33歳男性、千葉)
    • まずは「マイナスの質問はどうかと思いますけどね」とか。
    • 9月にあったHEY!HEY!HEY!に出たとき、初めて生放送でめちゃくちゃ歌ったことだそうです。 けっこう落ち込んだらしい。
  • 一日店長が出来るならどんなお店がいいですか?(28歳男性、福島)
    • 下でああしろこうしろと言われるよりは、あれやってこれやってって言えるのがいいらしい。
    • 飛び切り忙しいのがいいということで、立ち食いソバ屋さんを例に出していたけど、客席は微妙な反応w
  • 山形名物を食べましたか?(25歳女性)
    • 前日入りで芋煮を食べたらしい。 買って帰りたい、山形最高!とか適当なことを言っていましたw
  • 松浦さん得意の妄想を目いっぱい働かせると理想のクリスマスとはどういうの?(今日から47歳、品川)
    • お休みがいいけど仕事だったとしてもトナカイが迎えにきてくれるとうれしい、だそうです。
    • 家に帰ったら、シルクのガウンとか着て足を組んでワインを片手に。 GACKT さんみたいなイメージだそうで。
  • 松浦さんのストレス解消方は?(舞台監督Hさん)
    • 業務用シュレッダーだそうです。
    • 紙なら30枚までOKだそうで「この仕事イヤだった!ジャーみたいな」とか言っていました。
    • CDやカードも処理できるので、お店のポイントカードとか「店員さんに冷たい扱いをされたから二度と行かないバリバリバリみたいな」とも。
    • 実際に部屋に置いてあるやつの写真を映していましたが、Fellowes の製品(投入口まわりとボディがブラックのやつ)だった気がします。
  • 以下、第2部で読まれた質問とあややのお答え。
  • 亜弥ちゃんのニックネームは「あやや」ですが、ほかのニックネームだったらどんなのがいいですか?(37歳男性、宮城)
    • 今までは「まっつー」とか「おサルさん」とかあったけれど、イヤだったのが「超まな板」とか「えぐれ」とか。 小学校高学年の、スポーツブラを着けるような年頃の時に、ぜんぜん必要がなかったのでそう呼ばれていたそうです。
    • あやや「最近、亜弥さんと呼ばれます」→ヲタ「亜弥さ〜ん」→あやや「(速攻で)やめよう」
  • 松浦さんが今まで貰って一番嬉しかったクリスマスプレゼントは?(44歳と278日男性、山形県
    • 物ではなくて、クリスマスにまつわる家族との思い出を語っていましたね。
    • 妹とふたりで寝たフリをしているところに、サンタの格好をした親が来てどうしたこうしたみたいな、心温まるお話でした。
  • カラオケでは何を歌いますか?ハロプロ以外(20歳)
    • 親の影響だと思うけれど、ユーミンさんとか、ドリカムさんとか、中山美穂さんとかだそうです。
    • 自分の世代とは違うので友達の前で歌っても「しらな〜い」と言われるけれど「(客席に手をむけて)だいたいの皆さんはわかりますよね?」と、得意の弄り方していましたw
  • おかまは好きですか?(39歳男性)
    • 一言「大好きです!」
    • 一番最初にアー写を撮ったときに、メイクさんもスタイリストさんもおかまだったそうです。 女性の体を見慣れているから、着替えたいのに部屋から出て行ってくれなかったとか語っていました。
  • テレビではいつもオシャレな松浦さん、普段はどんな格好をしていますか?(照明担当Sさん)
    • リハーサル風景の写真を映していました。 Tシャツ姿で、パーティグッズにありがちな白鳥の首付きのパンツ?みたいなのをつけた姿でしたね。 
    • サンタさんが質問用紙を回収しに来たところで「もうエレベータの前で寝ないでくださいね」と一言w

M06.Last ChristmasWham!

  • 一応、英語で歌っていましたけど、それなりにムードは出ますね。 それ以上でも以下でもない気はしますがw
  • 後でステージを見たら、モニタースピーカーの後ろに歌詞が書いてあるカンペが置いてありましたが、歌っているときは見ていなかったと思います。

M07.笑顔

  • パーカッションとエレピで、少し軽めな感じで始まります。 全体的にエレピの音が目立っていて、そこはかとなくオサレなテイスト。
  • あややの歌の方は、最高音部が少しきつそうでしたねえ。 やはり、疲れが抜けきっていないのかもしれません。
  • 相変わらずフルバージョンじゃないところがアレだ。

M08.blue bird

  • ボッサなムードのイントロが始まったので、何の曲だろうと思ったら。
  • アレンジもですが、テンポがものすごく遅くて、雰囲気がずいぶん変わっていましたね。
  • テンポが遅いので、あややもところどころ語尾をアレンジして歌っていたり。
  • こういうのは生演奏ならではですが、どちらかというとオリジナルアレンジ(とテンポ)の方が好きかも。

M09.オリジナル人生

  • ここで衣裳チェンジのためにあややが一旦上手はけ。
  • まずはジャジーな感じのちょっと熱いインストナンバーから。 インプロビゼーションパートだけ取り出したみたいな感じ。 2分くらいかな?
  • そのままオリジナル人生のイントロに繋がって、着替えたあややが再登場。 菊池さんと千ヶ崎さんのユニゾンがかっけー。
  • あややは椅子を使ったパフォーマンスをやります。 座ってスリットの間から網タイツの足を見せたりとか。 最後は左足を椅子に乗せたポーズでセクシーに決めていました。
  • 間奏にバックミュージシャン各人のソロがフィーチャーされていました。
  • リズム隊が生なので、すごくダイナミックなノリになっていてイイ! もちろん、それにのせて歌うあややの歌声も。

M10.女 Day by Day

  • オリジナルに近いアレンジで、かぶせ用のボーカルトラックとか同期データを使っていたものの、えらいワイルドなテイストになっていますね。
  • 歌の方もややワイルド風味かな。 あややって、ライブになると曲によってはけっこうワイルドな歌い方になりますが、悪くはないかも。

MC3

  • 歌終わりの暗転中にスタッフが出てきて、イヤーモニターを装着。
  • フロアに降りて、そこらへんのお客さんにインタビューしながら島ステージに向います(クリスマスはどう過ごしますか?みたいな事を聞いていました)。 ちなみに、島ステージは17番テーブルと18番テーブルの間だったかな?(開演前はタダのスペースになっていました) 第1部は上手側通路、第2部は下手側通路を使って移動していました。

M11.ひとり

  • 「女性の方にはグッとくるかもしれない、わたしのお気に入りの曲」と紹介していました。
  • いままでカジュアルディナーショーでしか披露されたことがないナンバーなんで、超貴重です。
  • アレンジはオリジナル路線ですね。 ボーカルトラックも使用していました。
  • こういう、語って聞かせるような歌詞の曲は染みますねえ。 たとえ、歌が表現している世界が自分に縁遠かったとしてもw

M12.LOVE涙色

  • フリ付きで歌っていましたね。 歌いながら、あちこち歩いてメインステージに戻ります。
  • 聴きどころはなんつっても、ギターソロ(ほぼ)完コピの菊池さんのプレイでしょうw

MC4

  • ここは締めの挨拶と、バンドメンバー紹介。 フロアにバンドメンバーの名前を書いたカンペが貼ってあるのはいつもどおりかな。

M13.ダブル レインボウ

  • 本公演で、この曲が一番感動しました。 前半は相沢さんのピアノ伴奏のみで、あややも抑え気味に歌っているんですが、抑揚のつけ方が素晴らしいですね。 全体的に声を張った歌唱が目立った秋コンとは全然違います。 後半で他の楽器が入ってきて盛り上がるんですが、その直前の、溢れ出す感情を抑えきれないような、絞り出す歌声が鳥肌ものですね。 全体を通したダイナミズムの変化といい、とにかく聴け!というしかないかも。
  • このパフォーマンスが聞けただけでも参加して良かったって感じかな。

ラストは相沢さんの BGM 生演奏にのせて、客席に向って挨拶をしてから上手はけ。 最後にデジタルライトであやや直筆のメッセージが投影されます。 公演時間は約75分かな。
秋コンでも同じメンバーによる生演奏がありましたが、生々しさは比較にならないですね。 これぞライブ!という感じで、いままで参加したことがあるあややの現場の中で、これが一番好きになりそうな勢いです。 満足度高し!(値段も高いけどw)