安倍なつみ Special Live 2007秋 〜Acoustic なっち〜 なんばHatch(2007.10.29)

なっちアコースティックライブの初回公演を観るために、大阪に向けて JRバス乗車中♪ 前から一度乗ってみたかった東海道の昼特急ってやつですが、夜行便よりいいかも。 まあ、基本的に退屈な点は共通してるけどw 


□現着
特に渋滞もなく、定刻にJR大阪駅に到着です。 バスを降りた瞬間、大阪めっちゃ暑い!と思ったら、今日は東京も含めて、あちこち夏日だったのね〜。 とりあえず、大阪厚生年金会館の近所のホテルにチェックイン。 なんばHatchまでお散歩に丁度いい距離なんで、歩いていきますか。 楽しみだぜ〜。


□本編雑感
初回公演、無事終了〜♪ 予想どおり、カジュアルディナーショーの拡張版みたいなフォーマットでしたね。 個人的にすごく気になっていたバックミュージシャンのギタリストですが、開演前にステージに Takamine のドレッドノートタイプのエレアコがセッティングされているのを見た時点で、お初の方だと確信してワクワクして待っていました。 で、ギタリストは久保田邦夫さん。 なっち登場前のインストナンバーで、いきなりスライドプレイとか、なかなか渋かったです。 ギターソロなんかもツボを押さえたフレージングで好印象。 他にはメーカー不詳の薄いボディのナイロン弦なエレアコを使っていました。 足元には BOSS の ME-50 のようなカラーリング&レイアウトのマルチエフェクタを置いていましたが、詳細は不明です。
他のミュージシャンは、なっちの現場ではお馴染みの岩崎肇さんと ASAMI さん。 岩崎さんは Roland RD-700 と KORG Triton Studio(たぶんw)で、ASAMI さんは色々。 下手側から岩崎さん、なっち、ASAMI さん、久保田さんという並びでした。 ちなみに、すごくシンプルなステージで、セットと呼べるものは皆無(なっちが座るストゥールくらい)でした。


なっちの現場(ディナーショー関係を除く)で、曲中にヲタどものなっちコールが無かったのは、おそらく今回が初めてじゃないでしょうか。 セットリストの関係もありますが、アレンジが音数少なめなのと、"アコースティック" ということで、入れにくいというのはあったかもしれません。 ま、カジュアルディナーショーに準じたフォーマットなら入らなくて当然と言われればそのとおりですけど、ちょっと新鮮な感じでした。 んが、MC の時に空気が読めてなくてうるさいアホとか、場違いなくらい大量のサイリウムを振り回している時代錯誤なやつがいたりするのはいつもの光景でした。 自分がやっている事にどういう意味があるのか、冷静に(ステージ上を含め)まわりを見渡して一考してもらえると助かりますね。 アンチ活動としてやっているというなら別ですけどw


今回は2階ファミリー席で観ていましたが、どう見てもヲタには見えない、一般の人がけっこういました。 んで、ヲタの中にアホがいるのと同様に、一般人の中にも無神経すぎる人は当然いるわけでして… ワタシの近所にいたスーツ姿の人は、クチャクチャ音を立てながらガムを噛んでいるし、ケータイの電源を落としていないし(バイブモード)、隣に座っていたら絶対文句を言いたくなるタイプだったなあ。 すぐ後ろにはヲタ代表?としてぶつぶつ独り言を言っている見るからにキモヲタ!ってやつが座っていたんですが、二者択一でどちらがよりイヤか答えろと言われたら、すんごく悩ましいですねw


っと、文句ばっか書いていてもしょうがないので、ライブそのものについて。 感覚的には、普通のホールでやるライブとカジュアルディナーショーの丁度中間みたいな、そういう距離感がありますね。 少なくとも、遠いという感じはしなかったし、ハコが小さいがゆえの良さは出ていたと思います。 ぶっちゃけ、限られたリソースで何が出来るか考えた末にこうなっている気はしますけど、歌手安倍なつみの持ち味は十分発揮されていたんではないでしょうか。 元々歌唱力で圧倒するタイプではないので距離感の近さというのはプラスになるし、(歌声も含め)独特のキャラクターで会場の空気を染めてしまう、いつもどおりのなっちのパフォーマンスが堪能できました。 今年の春コンと比べると、バンドの構成がシンプルなのでサウンド面がショボくなったと感じる人もいたかもしれませんが、わざわざ "Special Live" と銘打たれているツアーですからね。 距離の近さだけで十分 "Special" なライブとして成立しているし、そもそも比較するのは筋違いのような気がします。 


将来的に、同じフォーマットでツアーをやるとは限らないし、なっちが好きな人なら、ぜひ一度は会場に足を運ぶことをオススメします(東京厚生年金会館はまた違った空気になりそうな予感がするので、それ以外で)。