後藤真希 LIVE TOUR 2007 G-Emotion2 ハーモニーホール座間(2007.9.15) その2

ハーモニーホール座間
昨日の続きです。 今回のライブ、ダンサーを引き連れての G-Emotion 路線が好きな人なら、見て損はないというか、1度は見たほうがいいかも? 新鮮味がないとはいえ、初披露となる新アルバムのナンバーがあるし、前回のような意味不明な演出も少ないし、より洗練された内容になっていると思います。 


ただ、初回公演を見た限りでは、実際に会場に足を運んでいるヲタどもの反応は微妙です。 なにせ、一番盛り上がったというか、ヲタどもの顔が輝いていたのが、超定番のとあるナンバーの時でしたからねえw 参加してる方が旧来の価値観から脱却してないということになりますが、ただ単に騒げればいいという訳じゃなくて、あくまでごまコンで汗をかきたいという欲求が根強いんでしょうか。 しょせん、ヲタなんてこんなもん、という気はしますが。


ということで、とりあえずセットリストに沿って簡単に感想でも。 当然のことながら、派手にネタバレしています。


□セットリスト(狼経由)
M01 シークレット

  • 丁度緞帳の位置に、ステージが透けて見えるくらい薄いスクリーン(蚊帳の生地みたいなの)を垂らして、そこに歌う姿とかイメージ映像みたいなのを大映しにして、ごっちん本人はその後ろで歌うという演出になっていて、すごく格好良かったです。 ピンスポットの色が色温度低めなのも、雰囲気出てましたね。
  • 曲が終わって、ごっちんが衣裳チェンジしている間に、過去のライブ映像とか映しつつ、シームレスで M02 に繋がるところがいけてたような気がします。 今回のライブでは、ここが一番印象に残りました。
  • ちなみに、衣裳は生地の薄そうな白のロングドレスでした。

M02 How to use Loneliness

  • 黒い、ちょっとボンデージ風味な衣装にチェンジ。 網タイツに黒のロングブーツとか、なかなかセクシーだったかも。
  • 当然のことながら、ダンサーと一緒にダンスしまくり。
  • ヘッドセットマイクでした。

M03 SOME BOYS! TOUCH

  • 何度聞いても Bメロのごっちんコールは超マヌケだし、サビのフワフワは絶対ありえれいな。 せっかくクールに決めてるのにぶち壊しです。
  • 間奏で、ダンサーの皆さんが仰向けになったごっちんをリフトする演出も(M01だったかも?)。
  • ヘッドセットマイクでした。

M04 City Wind

  • パープルのパーカーみたいなのを上に羽織る(たぶん、ここから)。
  • サビの同じモチーフを連続するところがいかにもな臭さで、アレンジと若干ミスマッチな気がしないでもなかったです。
  • M02 からここまでダンサー付きだったかな? どうも忘れっぽくていかん。

MC1

  • 暗転すると即ごっちんコールが起こるのは馴染めないなあ。
  • ここは簡単な挨拶みたいなの。

M05 LOVE。BELIEVE IT!

  • ステージセットを移動しながら歌ってましたが、セットの前面に付いている白いライトが移動した場所に合わせて点灯するような演出になっていて、なかなか印象的でした。

M06 溢れちゃう...BE IN LOVE 

  • クールなアレンジなのに、ごっちんコールをやってるやつが少なからずいましたね。
  • 女性ダンサーを2名従えていたような気がします。

ダンサーパフォーマンス1

  • 曲終わりで緞帳が降りて、白いマジシャンみたいな衣裳に着替えた男性ダンサー2名が舞台に出てきて、寒い小芝居。
  • 時間は3分くらいかな? この間に、衣裳チェンジとセット追加です。
  • BGM は「スクランブル」のインストバージョンでした。

M07 エキゾなDISCO

  • なんちゅうか、中世の上流階級の皆さんが着ていたような、そういうドレスに、手には扇子、頭にはでっかい羽みたいなフワフワした飾り付き。
  • ステージ中央にアンティークなデザインのソファと、左右に椅子2脚を配置してました。
  • 衣裳と曲が合ってないような気がw
  • 女性ダンサーも似たような衣裳でしたね。

M08 ねぇ 寂しくて

  • 最初、セットのソファーにやや下手側を向いて座りながら歌います。
  • ステージの床にドライアイスみたいなスモークを流して、雰囲気出てましたね。
  • ダンサーによるパフォーマンスあり。

M09 DAY BREAK

  • 長めのイントロの間に衣裳チェンジです。 パールな質感の白い衣裳で、燕尾なジャケットにミニスカート、ロングブーツでマジシャン風かな? 頭にはシルクハットみたいな帽子。
  • なぜか曲の途中で、ごっちん仕切でヲタどもにウェーブをさせる演出が。 客席放置の救済なのかどうかは知りませんが、ハッキリ言ってこういう意図のわかりにくい演出はいらないんでは。 けっこう時間とってたし。
  • 男性ダンサーが肩に担ぎ上げてたような気がしますが、この曲だったかどうかは不明です。
  • 一部、ボーカルトラックを被せてたように聞こえました。

M10 秘密

  • 下手側階段のやや上の方に腰掛けながら歌ってました。
  • しみじみとしてて良かったかも。

ダンサーパフォーマンス2

  • マーチみたいなイントロから始まるトラック(中世戦記ものの出陣のシーンで流れてそうな感じ)にのせて、ダンサーチームによるパフォーマンス。
  • 衣裳も、軍服がモチーフになってました。 ベル薔薇のオスカル風みたいな。

M11 LOVE LIKE CRAZY

  • ごっちんも似たような衣裳にチェンジして登場。 色は赤でした。 セット最上段の円形の衝立(ディスプレイ)に、赤い星マークとか。
  • 間にダンサーパフォーマンス2のところと似たようなパフォーマンスがあったような気がします。

M12 WOW 素敵!

  • 衣裳チェンジして、サイドにゴールドのラインが入ったサテンっぽい質感のパンツに、ちょっとキラキラした感じのピンクの長袖なトップになったのは、この曲だったかなあ?
  • 今回のセットリストでは貴重な?明るめのナンバーですね。
  • ダンサーのみなさんが、ちょっと芝居がかった絡みをする演出になっていて、コミカルなテイスト。 最後、ごっちんがずっこけて終わるが面白いですね。 セット最上段の円形の衝立に、半分に割れたピンク色のハートマークが表示されてました。

MC2

  • ここはフリートークで時間がかなり長めです。 ステージ上をあちこち移動しながらしゃべってましたね。
  • 客席を見渡して「いつもよりTシャツが乾いてる」とかw あと、リハーサルのエピソードについて語ってましたが、なかなか面白かったです。

M13 LIKE A GAME

  • 途中で、唐突にダンス強要コーナーが始まります。 下手側に女性ダンサー2名、上手側に男性ダンサー2名という配置で、それぞれが簡単なフリをやって、ごっちんが選んだ方をお客さんにやらせるという形式。 ま、イリュージョンでぽか〜んよりはマシかな?
  • エンディングで「入隊おめでとう!」と一言。

M14 抱いてよ! PLEASE GO ON 

  • 盛り上がったという意味では、この曲が唯一かもしれません。 勝手知ったるなんとかでヲタども超元気でした。
  • さすがに定番曲で懐古っぽい雰囲気になりますね。 オケはカラオケでもいいけど、DJ の人とか呼べば面白いかも?

MC3

  • ごっちん「次でラストの曲です」→ヲタども「え〜〜〜」。
  • ダンサーの紹介など。

M15 ガラスのパンプス


〜 Encore 〜


M16 GIVE ME LOVE

  • アンコールあけでいきなりイントロが流れます。
  • 衣裳は薄いピンク色なセパレートで、ボトムはショートパンツ。 腰の部分とブーツの上の方に濃いめなサーモンピンクっぽい色のモフモフした飾りつき。 帽子もかぶってた気がします。

M17 Hips don't Lie

  • Shakira のカバー曲らしい。 なぜにこの曲なんでしょうね? 個人的にすごく楽しみにしていた「LIFE」がセットリストから外れているので、余計に疑問が…
  • ごっちんの歌、英語なんだかスペイン語なんだか、よくわからなかったりしてw

MC4

  • MCの間、静かにしてるヲタどもが印象的でした。
  • 初日を無事迎えられたことに対して、感謝の気持ちを述べてました。

M18 愛のバカやろう

  • この曲も、M14 と同様に DJ の人とか呼べば良さそうな雰囲気ですね。
  • 曲が終わったあと、改めてダンサーの紹介と、客席に向かって挨拶を。

エンディングの演出がちょっと凝っていて、ダンサーから白いガウンみたいな衣裳(M01 「シークレット」のと同じかな?)を受け取って着て、セット上段に置かれたソファに座って、そのまま眠りにつく→照明が落ちるという趣向。 BGM が「シークレット」のインストバージョンなところも、いいですね。 惜しむらくは、強めのブルーの照明で客席方向を照らして隠そうとしてはいるものの、ごっちんが捌けるところが見えてるのがアレかなw ま、しょうがないか。


とりあえず、こんな感じ。 アーティストサイドが客に迎合することなく新たな方向へ進んで行くというのは姿勢としては普通だし、ライブの評価なんていうのは、お客さんの求めるものによってコロコロ変わるので、今の形が正しいのか外してるのか、ワタシにはわかりません。 個人的な趣味で言うと、ごっちんの、ちょっと甘い歌声が好きなんで、相対的に歌声そのものの重要度が低くなる今の路線にはあんまり興味がもてないですね。