Locked In / Wishbone Ash

限りなき束縛 (紙ジャケット仕様)

限りなき束縛 (紙ジャケット仕様)

ついでなんで、下で話題にしてるこちらも。 Laurie Wisefield が参加してから2作目(トータルでは6作目、ライブ盤除く)となる、1976年リリースのアルバム。 パーソネルは 下の「No Smoke Without Fire」と同じです。 


試聴サンプルをちょっと聴いただけでもわかりますが、これのどこが Wishbone Ash なんだと突っ込みたくなること間違いなしの作品です。 第1回ファン投票による Wishbone Ash ワーストアルバム大賞を開催したら、おそらく大賞に近い位置になるんではないでしょうか。 Wikipedia にも"generally ranks as the worst Wishbone Ash album"って書いてあるし。 なお、割と最近発表されたアルバムの中には精彩を欠いているものがチラホラありますが、ごく一部の人にしか注目されてないんでエントリーの資格すらないということにしておこうw


1曲目の「Rest in Peace」はそうでもないですけど、エレピと Laurie のボーカルが違和感ありまくりの2曲目「No Water in the Well」とか、Eagles の某曲を彷彿とさせるテイストの3曲目「Moonshine」とか、あまりにも脳天気な5曲目「It Started in Heaven」とか、前作「There's the Rub」を愛聴してた人達にとって、どれくらいインパクトがあったのかは想像に難くないですね。 楽曲自体は、それなりにキャッチーでアレンジも嫌味がないですが、一番大切なバンドのカラーを忘れている時点で終わっていると言われてもしかたがない、そんな作品です。


試聴はこちら(HMV)