何日君再来(イツノヒカキミカエル) 東京公演(2007.5.14)

日生劇場
イープラスの得チケに釣られて、ついポチッとw 本日の公演は、元々はののたん出演の回でしたが、梨華ちゃんが代役として出演しますね。 昨日、初めて舞台に立った吉澤さんがかなりがんばってたようなので、梨華ちゃんもさらに発奮して良い演技を見せてくれるのでは、と期待してます。 個人的に、ミュージカルではない普通の舞台自体が久しぶりなんで、また〜りと観てこようかな。

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有楽町からサクッと帰宅ちう♪ 20分間の休憩をはさんで2時間半の舞台でしたが、筋が割と理解しやすいのと、芝居のテンポがいいんで、途中でダレることなく観ていられますね。 それにしても、筧利夫さんの演技は熱すぎるw ワタシの席は中二階みたいなGCのA列下手寄りだったんで、そんなにステージには近くなかったけど、観ている方も汗ばんできそうな熱気はダイレクトに届いてた気がします。 
ちなみに、得チケの受取りは入口入って右手にありましたが、席は受付順(早いほど前)のようですね。 ワタシは開演15分前くらいに現着で上に書いてる席した。 イープラスで申し込んだ時の引換番号は関係ないっぽいです(もし関係があるのなら法則が知りたいところ)。


ここから先、一部ネタバレしてます。


そんな中、梨華ちゃんも筧さんに負けず劣らずの熱い演技でしたね〜。 役がハマってるのもありますが、実に梨華ちゃんらしい全力投球の演技は、今回の舞台にすごくマッチしていると思いました。 最初の登場シーンで、あまりのハイテンションぶりに思わず笑っちゃいましたけどw けっこう重要な役でステージに出てる時間も長いし、ダブルキャストでライバルがいるし、梨華ちゃんが大ハリキリなのも納得かな。 特に後半での日向(筧さん)を説得するシーンの熱演は見事でした。 唯一(たぶん)生歌が聴ける「つぐない」での、一回転して美華からカトリーヌへの変身ぶりも印象的。
あと、半分どうでもいい小ネタ系として、梨華ちゃんが通路を爆走しますが、この回は上手側のA列前(行き)と通路(帰り)でした。 回によって変わるのかどうかは知りませんw 大阪の会場は前通路の座席がかなり後ろなんで、ここらへんの演出は多少変更されそうですね。


筧さんや梨華ちゃんの演技とともに、黒木メイサさんの演技も見どころですね。 佇まいが凜としててクールだし、アクションシーンなんかもキレのある動きで魅せます。 梨華ちゃんより年下ですけど、存在感はバツグンですね。 あと、なんつっても彩輝なおさん。 白蛇伝でなっちと共演してたんで、個人的に今回の舞台では梨華ちゃんの次にお馴染みの人ですが、感情表現とかなかなかのもんでした。 白蛇伝自体は脚本・演出ともにちとアレだったんで、今回の舞台の方がより実力が出せてるのかもしれませんw 

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ストーリーそのものは、中国と台湾の問題がベースになっているので、普通の日本人であるワタシは観てもピンとこなかったですが、この舞台で表現したい事の本筋ではないと思ったので問題なしかな? テレサ・テンの扱いも荒唐無稽な設定に感じられますが、こちらも同様です。 ものすごく安直に言うと、仲間の大切さという普遍的なテーマが主軸になっているので、観ていて劇に入り込めないということはないはず。


気になるのはラストらへんかなあ? 「川の流れの始まるところ」という、オリジナルナンバーがキーになってるんだけれども、この曲そのものが弱いんで、イマイチ説得力にかける気がします。 歌詞はわかりやすいものの、曲としてどうよって感じ。 歌詞が重要であってメロディはどうでもいいという見方もあるかもしれませんが、ひとつの曲としてメロディが弱いのは致命的です。 だもんで、締めがちょっと安っぽくなったのは残念でした。 決定的にダメというわけでもないので、ちょっと気になるという程度ですけど。