Jan Akkerman Band@STB139

STB139
白蛇伝の余韻にまだひたってたりしますが、今夜のコレも楽しみですね〜。 リリース新しめなアルバムはチェックしてないんで予備知識ゼロで行きます。 どんなサウンドなんでしょね? なんだかワクワクします。
STB139のある六本木って、首都高から眺めるだけでこんな機会でもない限りは立ち寄らない街のひとつなんで、迷わないようにしないとw

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そろそろドアオープンの時間だった気がするけど、迷う以前に仕事が押しまくりでまださいたまらへんにいたりしますがw いくらなんでもライブスタートには間に合う…かなあ? 平日夜のお出かけはこういうのがあるから困るぅ〜。

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無事ライブスタートには間に合ったあ。 一人なんで遅く行った割には良い席で観れてラッキーでした。 それにしても、素敵なじいさま(1946年生まれらしいので失礼かなw)ですね〜。 年齢を感じさせない超アグレッシブなプレイがかっこ良すぎにも程があるぞ。


お客さんはけっこう入ってましたね〜。 中でもFocusリアルタイム世代とおぼしきおやぢグループが目立ってました。 その一角だけ見てたら、新橋あたりの安い居酒屋店内となんも変わりませんw 他はこの手のお店にありがちなカップルとか、この手の出演者の時にありがちなヲタクっぽい一人のやつとか。 おまえもヲタだろ、と突っ込み入りそうですけど、プログレヲタとは言えないんで違いますw
ワタシが着いたのは開演直前だったのでとりあえずギネスだけオーダーしてホッと一息ついたところでライブスタートです。 19:30開始で途中20分くらいの休憩を挟んでアンコールが終わったのが22:15くらいだった気がするので、2時間半弱のセットですね。


以下、ネタバレ〜って誰も気にしてないだろなあw


□ライブ本編
ステージの配置は、センターにJan Akkerman(G)、すぐ後ろにMarijin Van Den Berg(Dr)、下手側にWilbrand Meischke(B)、上手側にCoen Molenaar(Key)という並びでした。 使用機材はJanが3ハムでStetsbar付の黒いLes Paul Personal(同じくStetsbar付の黄色いLes Paul Specialも用意されてましたが使用せず)+POD XT LIVEとGibsonのJ-45みたいなアコギ、Wilbrandが赤クロームな5弦のFender Jazz Bass+Gallien-Kruegerのアンプ 、CoenはRolandのXV-88ともう1台Rolandのやつ(型番忘れたw) 写真(下に書いた特典写真)を見るとCoenは後ろにパソコン置いてますね。
残念だったのは、音がイマイチだった点でしょうか。 特にJanのギターの音がヌケが悪くて音が潰れた感じになることが多かったです。 PODからダイレクトに卓に行ってるようで、やたらオペレータにウエウエやってましたね。 あと、ワタシの席が前過ぎたせいもあるかもしれません。


それでもライブは楽しかったなあ。 セットリストは最新アルバムの「c.u.」からのセレクトと、あとFocus時代のナンバーも何曲か披露されました。 なにせ聴衆がおやぢばっかなので、Focusのナンバーはファンサービスみたいなもんなのかな?(いつもやってるのかもしれませんけどw) Focusのナンバーでは、なんといっても「Sylvia」で感動しまくりです。 厨房の頃から大好きなギターインストナンバーのひとつなもんで、それをオリジナルのギタリストが演奏すれば感動しないほうがおかしいかもしれません。 
あと、「Answers?Questions!Questions?Answers!」も印象的でした。 今回のバンドにはちゃんとキーボードのCoenがいますが、あくまでサポート役といった感じで、Thijs Van Leerばりにオルガン弾きまくったりしてません。 なのでJanのギター中心でかなりハードなテイストになってました。 しかもJanはオリジナル以上にアグレッシブに弾いてるし。 ま、すげえかっこ良かったんでこういうのもアリですけどね。
他には「Focus3」とか「Hocus Pocus」とか。 「Focus3」は、ハイポジションのベンディングがもろにJan Akkermanで痺れましたね〜。 本人だから当たり前なんだけど、やっぱ実際に目の前で演奏してる姿を見てるとクルものがありますね。 「Hocus Pocus」はThijsのアレがないと物足りませんw 他の曲の途中でイキナリ「Hocus Pocus」のリフを弾いてたりと、メジャーすぎるが故の半分ネタ扱いなのかも?


Focus以外のナンバーは、オクターブ奏法やコードワークがオシャレで大人な雰囲気なフュージョン系のとか、少し前のRobben Fordを彷彿とさせるブルージーなナンバーとか、けっこうバラエティに富んでました。 アンコールでの、アコギ1本で15分近いパフォーマンスも素晴らしかったですね。 リリカルなアルペジオや親指を駆使した激しいストロークなどを織り交ぜたダイナミズム溢れる構成で、エレクトリックギターでのアグレッシブなプレイとはまた違う良さがありました。 とにかく、Jan Akkermanというギタリストは非常に個性的なので、どんなタイプの楽曲を演奏しても本人のカラーが出てくるところは素晴らしいですね。 偉大なミュージシャンはやっぱ違うなあ、とつくづく思いました。


今回のバンドメンバーは、完全にサポート役に徹してました。 各々のソロタイムなんかはちゃんとあって盛り上がりましたが。 テクニック的にも申し分ないし、バンドとしてちゃんと機能してるのも良かったです。 Janから見たら子供みたいな年齢のミュージシャンなんで、ことさらサポート役を意識しなくても自然とそうなるような気がしますね。


□その他
本公演のチケットはAND FORESTのサイトから申し込みましたが、特典として見たばかりのライブの生写真2枚(デジカメのプリント)が貰えました。 なかなか気が利いてるかもしれませんね。 ただし、係のおねいさんが素手で写真さわるのはいかがなもんかと。 ハロショ原宿店あたりで修行して欲しいと思いましたw


とりあえず、こんな感じ。