Pink Floyd/pulse(邦題:驚異) DVD

驚異 [DVD]

驚異 [DVD]

個人的に、今までで見た回数が一番多い映像作品です。(オールジャンルで) Roger WatersのいないPink Floydはアリかナシかとか置いといて、純粋に音楽映像作品としては傑作のひとつだと思いますね。 これでもかというくらい金をかけたステージセットと演出がバンドの演奏と融合して、この世のものとは思えないくらい、幻想的かつ圧倒的な空間を作り出しています。 おうちで再生した映像を見ても鳥肌もんなので、もし現場にいたらえらいことになってたかもしれませんw
うちにあったのはLDだったので、とにかく手軽に再生できるDVD化が待ち遠しかったですね〜。 なにせ、LDプレーヤーなんて、あんな糞重いディスクをブン回すのでぶっ壊れるのが当然みたいな乱暴な機械だし、そのとおりぶっ壊れるし、ろくでもなかったです。 


本作はDVD2枚組ということで、気になるのは圧縮ノイズでしょうか。 さすがに光の洪水みたいなシーンでは、DVD程度のレートのMPEG2ではきついですね。 ま、DVDなんて、モーニング娘。のコンサートくらいの質素な(金のかかっていない)ステージでも簡単に破綻するので推して知るべしでしょうw それでも、映像の本質的な素晴らしさをスポイルする程ではないですけど。
それよりも、LD版(オリジナルビデオ版)と編集が違うのが気になりました。 例えばDISC1の「Shine On You Crazy Diamond」だと、ステージの円形スクリーンに映してる映像の扱いが違います。 LD版だと、その映像と同時にDavidが演奏する姿を同じフレームに入れてますが、DVD版だと映像だけのシーンがありますね。 その他色々と変更されているところがあります。 ワタシはアホみたくLD版の方を見てるので違和感がありますけど、どちらが良いとは一概には言えないかもしれません。


とにかく、この作品を見ていない、という音楽好きな人は確実に損してる気がするので、是非ネタバレ無しの状態での鑑賞をオススメします。