The Dregs/Unsung Heroes
- アーティスト: ザ・ドレッグス
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2006/04/26
- メディア: CD
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昨日紹介したDixie Dregsのファースト・アルバムに収録されていた「Cruise Control」からスタートします。 本作のバージョンは時間こそ短いものの、よりタイトでスピーディーなアレンジだし、メンバーの超かっこいいソロ・パートを効果的に配して、文句無しの出来ですね。
3曲目にはDregs得意のカントリー/ブルーグラス系な「I'll Just Pick」というナンバーが登場。 この曲、出だしはいかにもな雰囲気で始まりますが、曲全体としては複雑なリズム・アレンジとアンサンブルで、聴いてて素朴で和むけど難しいことやってるのが分かり易いという、珍しいテイストになっていますね。 泥臭さ満載のストレートなカントリー・チューンは苦手だという人には超オススメです。
つづく「Day 444」はギター、ヴァイオリン、ピアノが奏でるメロディ・ラインとハーモニーが非常に美しい曲ですが、Rodのドラムが変拍子のリズムになっているので、ちょっとプログレっぽい味わいがあります。
ラストの「Go for Baroque」はタイトル通り、バロック調の美しいナンバーでかなり異質ですが、こういう曲をプレイしてもタイトなのがさすがというか、ちょっと笑ってしまいますけどねw
他にも、Steveが定番リックをベースに弾き倒すとこうなるという見本みたいな「Rock and Roll Park」とか、疾走感溢れる「Attila the Hun」、ファンキーでキメが気持ちよい「Kat Food」などなど、いつも通りの多彩なスタイルで完成度の高い楽曲が満載です。