リボンの騎士 ザ・ミュージカル 8/21公演

つうわけで堂々と行って参りました、コマ劇場w さすがに平日なせいか客の入りはS席後方に空席が目立ってちょっと寂しい感じでした。 あと、本日は宝塚関係っぽい綺麗なおねいさんがチラホラと。 そのせいかどうか知りませんが、フィナーレで箙さんニコニコしてましたね。


□本日の小島さん
昨日の夜と同じく、夜セットの2本でした。 ワタシの席が前の方だったので楽団観察的にはイマイチでしたね。 まあ、楽団を見に行ってるわけではないので問題ないですけどw 見えなくても、音楽でのサポートはいつもどおりのクオリティでばっちり。
毎度のことながら、フランツ王子と亜麻色の髪の乙女のシーン、オーラスのメインテーマに被せてくる瞬間は痺れますねえ。(今夜もサンバースト/SSSの方を使用してました)


□半券3枚のアレ
生写真が品切れ多数で、後日お渡しということに。 ふつうにそう言ってましたけど、よく考えたらリピーター前提の発言ですね。 ま、半券3枚持ってくるようなやつは次も来るだろう、というのは正しい推測だとは思いますけどw 次来れない人には郵送で対応していたようですが、詳細は不明です。


んではネタバレ!


□本編いろいろ
今日は1日1公演の日ですが、1公演だけだと多少なりとも余裕ができるのか、みんないい感じでしたね。 つーか、ワタシが見に行った公演の中では一番良かった気がします。 以下、いろいろ思ったことなどなど。

  • 大臣の初登場シーンの小ネタは"カトちゃんペッ"
  • 「Mystery of Life」の前のフランツ王子独白部分(後ろで王妃と亜麻色の髪の乙女の扮装をしているサファイアが演技している場面)で低く流れている小島先生のギター、雰囲気が何かにそっくりなんだけど、なんだったか全然思い出せねーw
  • 前の方で見てると、出演者の生声が聞こえますが、剣の腕を競う場面の淑女のみなさん、「がんばってー」以外何言ってるんだかさっぱりわからんw
  • 魔女ヘケートも絶好調でした。 なんかミキティって1日1公演しかない日はすごく調子いいような気がします。 午前中にお台場のフットサル会場に顔を出したりすることもあるようですが、そういうのがいい息抜きになってるのかもしれませんね。 とにかく、目立つシーンばかりなので、ミキティのコンディションは重要です。
  • 王妃とサファイアが牢に入るシーン、牢獄セットに隠れた階段を降りてくるふたりが見えましたが、その段階から演技してますね。 サファイアが王妃の手をとって気遣いながら降りてくるような感じです。 客席から見える範囲内ではすべて演技しているんでしょう。
  • ののたん演じる牢番ピエール、サファイアに抜き身のままでナイフ渡してましたね。 危ないぞw 
  • やや上手寄りで見てたんですが、タレント・スカウトのさゆれなと愛ちゃんが舞台下手袖に捌けていくシーン、姿が見えなくなっても「わ〜い」という声だけは聞こえてました。
  • サファイアが村娘の変装で宮殿に来るシーンでの、小春ちゃんの演技はいいですね。 最初の笑顔から疑念を感じた表情に変わるところとか。 毎回、愛ちゃんの衣裳をはぎ取ってますけど、失敗したら大変なんで緊張感バリバリだろなあ。
  • フィナーレの最後、出演者がシャンシャンを持って階段降りてくるところ、ののたんが舞台下手袖で同じようにシャンシャン振っているのが見えました。(体半分くらい見えてました) 元気な姿で舞台に立ちたかったでしょうねえ…

あとでなんか思い出したら追加するかも?


石川梨華
梨華ちゃん、いい感じ! 「Mystery of Life」や「あなたに会いたい」など、フランツ王子ソロのナンバー、どれも安心して聴けました。 「戦いのとき」はやや難ありですが、すごく気になる程でもなかったですね。 それにしても第1幕の梨華ちゃんの「あなたに会いたい」はいいなあ。 感情の込め方がいいバランスです。 十分訴えかけてくるものがあるし、歌唱そのものが破綻することもないし、凜とした雰囲気で引き込まれます。


あややの回でちょっと書いた、最後の決闘シーン前でサファイアが男であることを示すのに胸元を開いてみせるシーン、梨華ちゃんは舐めるように上から下まで見てましたね。 遠くから見たらわからないような仕草であっても、こういう細かな所までちゃんと気配りするのとしないのとでは全体的な質にも影響がでると思います。 役作りに対する入れ込み具合の違いが出ているような気がします。 サファイアが死ぬシーンでの演技もすんごくいい感じだし、さすがは正フランツ王子役といったところでしょうか。


吉澤ひとみ
昨日の第1幕見てなかったんで気がつかなかったですが、吉澤さん、すごく良くなってますね。 特に「王の死」の"我々はだまされた"の部分、いままでは例外なくここが苦しそうでしたが、本公演では声を張って迫力十分でした。 それにつづく「魔女」のシーンでもミキティの個性的な歌声に対抗して存在感バツグンでしたね。


演技の方も、たとえば第1幕第10場の宮殿シーンでの高笑いとか板につきまくりで、ホント悪そうで痺れます。 唯一心配なのは、痩せすぎなところくらいかな? フィナーレの燕尾服姿を見ると、驚くほど細いですね。 体調が悪そうには見えないものの、千秋楽まであと少しなんで、がんばって欲しいところです。


リボンの騎士
高橋愛ちゃんのソロ曲の中でも、難易度が高いと思われる同曲ですが、本公演の歌唱はすごく良かったです。 声を張り上げる部分で声が裏返ることも多かったですが、本公演では、その部分をやや抑え気味にしていた気がします。
そもそも、この曲、愛ちゃんが両手を震わせながら歌う中盤の"リボンを結んだお父さまのあたたかい手はもう…"のところで観客全員持っていかれますよねw 後のパートは、悲しみを乗り越えていく力強さみたいなのを、凜とした歌唱で表現している様に感じられました。 それにしても、この曲は泣ける…


とりあえず、こんな感じ。 明日の公演も楽しみだあああw