The Dregs/Industry Standard

インダストリー・スタンダード(紙ジャケット仕様)

インダストリー・スタンダード(紙ジャケット仕様)

最近のエントリー見てると、リボンの騎士リボンの騎士・なっち・リボンの騎士ってリボンの騎士中心に生活が回っているような印象がありますが、けっしてそんなことはない…はずw ちゃんと仕事したりご飯食べたりしてます。 たまには掃除なんかしたりして、懐かしいCDも発掘されたりしてますが、そういうCDを聴くのも生活の一部ですねw


今回発掘されたのは、Steve Morse率いるDixie Dregsがアリスタ・レコードに移籍、バンド名も新たにThe Dregsとして何作かリリースしたうちの1枚です。(アリスタ第3弾) 1982年リリースで、パーソネルはSteve Morse(G)、T Lavitz(Key)、Andy West(B)、Mark O'Connor(Vn)、Rod Morgenstein(Dr)。
本作の特徴は、なんといってもボーカル入りのナンバーがあることでしょう。 Steve本人のライナーによればマネージネント会社の意向らしいですが、中々面白い作品に仕上がっています。 ボーカリストとして、Patrick SimmonsとAlex Ligertwoodのふたりが参加していますが、Patの歌う曲は、妙にタイトで演奏の上手いDoobieって雰囲気ですねw


5曲目の「Up in the Air」では、Steve Howeがゲストとして参加しています。 ナイロン弦のアコースティック・ギターによるクラシカルなデュエットナンバーですが、ふたりのカラーが絶妙に絡み合って独特の雰囲気出していますね。 同時にプレイして収録しているわけではないので、間や呼吸の妙味はありませんが、個性のコントラストが明確で面白い作品に仕上がっています。


他の収録曲は、タイトでスリリングなジャズ・ロック風ナンバーから、軽快なカントリーチューンまで、いつもどおりのかっちょいいDregs流インスト・ナンバーです。 アルバム全体的にはバラエティに富んでいる分、やや散漫な印象がなきにしもあらずですが、楽曲の出来自体やメンバーのプレイは文句なしですね。 Steve Morse(Dixie Dregs)ファンだけではなく、この手の音が嫌いじゃない人にはぜひ聴いて貰いたい1枚です。