Toninho Horta & Kurt Rosenwinkel at Blue Note Tokyo 続き
南青山って都会だよなあ、とかアホな事を思いつつ開場直前にBNTに到着♪ 整理番号は40番台でしたが、入場したらメインフロアはけっこう席が埋まっていたし、ひとりだしということで、通路の丸テーブル席(最後列ともいうw)に座る。 客層は若い女性がやたら多くて、暗そうなギターヲタクっぽいやつはちらほらって感じでした。 あと、この手のお店にはありがちな、音楽は純粋にBGMで連れの女性にしか関心のないおやぢとか。 こういう客って近所にいると非常にうざいですね。 ハロコンで推しメンが出ていない時に雑談してるヲタとなんもかわりませんw
生ビール飲みながらウダウダしてるうちにライブスタートです。(ほぼ定刻) ステージは下手側にKurt、上手側にToninhoの配置で、Toninhoは椅子に座ってました。 機材はなにせ最後列でよくわかりませんでしたが、Toninhoはメイプルネックにトップがブルー+白いピックガードの、テレキャスシェイプのパシフィカみたいなエレクトリック・ギター(もしかしてYAMAHA製?)とオーソドックスなナイロン弦のアコースティック・ギターの2本。 アンプは死角になっててさっぱりわかりませんでした。
Kurtの方はD'Angelicoのシングルカッタウェイシェイプなエレクトリック・ギター(セミ・ホロウボディのNYSSというシリーズらしい)1本のみに、ツインリバーブ風なルックスのアンプでした。 エフェクタ類ですが足元なんか見えるわけがないので省略します。 なお、このあたりのレポが得意な方がこの週末にBNTに行くらしいので詳細はそちら期待ということでw
いつもならここにセットリスト書きますが、初めて聴く曲だなあとか、どっかで聴いたことがあるようなないようなとか、知ってるけど曲名が出てこねえとか、そんな訳でリストなんか書けませんw ToninhoがMCで「Milton Nascimentoの曲」と紹介していたナンバーが何曲かありましたが。
□セットリスト
とりあえず役にたたないセットリストでも。 なにせこの分野は明るくないし英語力不足だし、色々間違ってる可能性が大なのでお気づきの点がありましたら当方までご一報ください。 一応ToninhoのMCは記憶してますが、しゃべってたことを正しく記憶してるかどうかは(ry
パーソネルは、Toninho Horta(G,Vo)、Kurt Rosenwinkel(G,Vo)、Ben Street(B)、Robertinho Silva(Per)です。
M01 Courage(Milton Nascimento)
- Kurtの押さえたコードプレイから静かにライブが始まります。 Milton Nascimentoのオリジナルは歌入りですが、こちらはKurtのギターによる歌メロ弾きとヴォイスが印象的です。 非常に気怠く進行していくので、事前に飲み過ぎてるとここで寝てしまうかもw
- Kurtのヴォイスがやや音量不足だったかもしれません。
- Toninhoは譜面台見ながら青いパシフィカで余裕のサポート。
- ちょっと離れたテーブルの食器がカチャカチャ鳴る音とかが激しく気になるくらい音量小さめでした。
M02 KAMA(Kurt Rosenwinkel)
- 最初のMCでToninhoが"KAMA,K・A・M・A by Kurt"と言ってたので「KAMA」だと思いますw もしかして新曲なのかな?
- M01と同じようなテイストの、ほんのりブラジル風味で、ゆったりとしたテーマの曲です。 Kurtのクールなギターとハイトーンのヴォイスで気怠いムードが心地良すぎ。 ほんとに寝てしまいそうなくらい心地良いので要注意ですw
- Toninhoは引き続き譜面台見ながら青いパシフィカで余裕のサポート。
M03 Moonstone(Toninho Horta)
- Toninhoの、軽くリバーブの効いたクリーン・トーンによるソロプレイが非常に美しいナンバーです。
- 自身のヴォーカルはやや音程が不安定でしたが、ムードはバッチリですね。
- Benのベース・ソロパートがありましたが、わりとオーソドックスというか淡々とした感じでしたね。 見た目同様控えめなタイプと見た。
M04 Rio Vermelho(Milton Nascimento)
- ToninhoがMCで曲名言うんだけど、なにせ疎い分野だし英語じゃないし、探してくるのに一苦労です。(英語でも同じですがw)
- 軽快なリズムに乗せて、Kurtのギターとヴォイスのユニゾンが非常にムーディなナンバーです。
- 途中のKurtのソロパート、3連シーケンスの入りのタイミングが変態っぽくてイイ感じ。
- Robertinhoのおちゃめぶりが素敵というか、笑えます。
M05 Terra Nova(Kurt Rosenwinkel)
- Toninhoがアーティスト名と曲名言ってましたが、さっぱり聞き取れず。 なさけねーw
- 冒頭のKurtのソロパートがいい感じでした。 ゆったりとした入りからヴォイスとユニゾンでのアドリブとか、ギタリストとしての個性が出てる上に美しいですね。
- Kurtのプレイが一番堪能できるナンバーはこれだと思います。 それにしてもヴォイスでのユニゾンが忙しそうw
- Kurtのヴォーカル用マイクが音量が小さめに感じました。
M06 ?
- KurtのMC、声がちっちゃすぎるぞ。 通信簿に「引っ込み思案」って書かれてたはずだw
- ややアップテンポのボッサ調ナンバー。
- M05に続いて、Kurt弾きまくりの歌いまくりで、客席の空気も暖まってきます。 見た目は割と淡々とプレイしてましたけどw ミスタッチや気になるノイズが皆無なのはさすが。
- Toninhoのアコースティック・ギターによるコードワークが気持ちよいです。
- 後半はおちゃめなRobertinhoさんの野性的なプレイが曲を盛り上げます。
M07 ?
- ゆったりとしたリズムとヴォイスが心地良いナンバー。
- Robertinhoさんがパーカッション一式でテージ前に出てきてプレイします。
- この曲の最初の方で、Toninhoのパシフィカがトラブってました。(一瞬プラグインした時みたいなノイズが出てました。) スタッフの人が色々やってましたけど復活せず。 パシフィカ持って客席裏に消えてたんで、ギター本体のトラブルかも? Toninhoは「ん?」って感じのリアクションの後、慌てず騒がずアコースティック・ギターに持ち替えてプレイ続行です。
- 速弾きのスケールランみたいなパッセージでも根性でヴォイスユニゾンのKurtさん。
Encore
M08 ?
- 超有名なラテンナンバーですが、曲名がでてこない〜w
- アップテンポのナンバーで熱いプレイが繰り広げられますが、見た目はクールなKurtさん。
- Robertinhoさんのおちゃめなドラムソロあり。 この人、野生の本能で叩くタイプ(見た目も含めw)なんで、ラテンっぽいノリには合ってますね。 ステージから捌けるときに客席通りますが、笑いをとってました。
今回のステージは、どちらかというとKurtがメインでToninhoがサポート役という場面が多い構成になっています。 選曲自体はブラジルのかほりがしますが、ToninhoがMCで言っていたとおり「combination of Brazilian and American contemporary jazz」な夜でした。