地球温暖化で冬にセミが出現する?

高橋愛ちゃん主演のGyaOのドラマで、冬のセミというのが地球温暖化の象徴として使われていましたが、はたして温暖化で冬にセミが鳴くようになるんでしょうか?


ワタシはセミの専門家ではないので知りません。 では話が進まないですねw 日本のように四季がある地域に生息している昆虫類にとって、冬は活動が鈍くなる寒い時期という以上の意味があります。 冬が来ると次は春ですね。(当たり前ですがw) 単純すぎてアホみたいですが、要するに寒い時期が来た=しばらくして暖かい春になる、というサインなわけです。 蛹で越冬するムシの中には、冬の低温がトリガーになって春に向かって準備をはじめる種類がいます。(ある種のチョウなど) 極端な暖冬になって、気温がこのトリガーとなるしきい値を下回らないと、本来春に出現するムシが出現しなくなるかもしれません。 


冬から春にかけての昆虫類の活動は温度だけではなく日照時間なども関係してくるので、単純に暖かいからといって夏のムシが冬に出てくるかどうかは非常に難しい問題ですね。
セミはチョウと違って蛹にならない不完全変態ですが、幼虫から成虫になるトリガーがどういう要因なのかによって、暖冬になったらどう影響するのかが決まります。 セミのこのあたりの事情に詳しい方いらっしゃいましたら当方までご一報ください。