Howling Iguanas/Howling Iguanas


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Michael Lee Firkinsのバンド名義の作品です。 衝撃のデビュー作(1990年)から4年のブランクを経て発表されたアルバムですが、リリースに際して色々とゴタゴタがあったようです。 ちなみに、ソロ名義の2ndアルバム「Chapter 11」(id:anomala:20050816#p3)は翌年の1995年にリリースされています。
本作のパーソネルは、Michael Lee Firkins(G),Little John Chrisley(Vo,Harmonica,Key),Jimmy O'Shea(B),Ray Luzier(Dr),Mile Vanderhule(Dr)。


ソロ名義のアルバムとは違って、1曲目の軽快なインストナンバー「Saturday Morning」以外はボーカルものですが、ちょっと毛色の変わったサウンドです。 Johnのハーモニカが大きくフィーチャーされているのと、特色のあるMichaelのプレイ&サウンドのおかげで独特のカラーが出ていますね。 特に強烈に印象に残るようなナンバーはありませんが、なかなかおもしろい作品に仕上がっています。 全体的な雰囲気を一言で表現するなら「軽快なCactus」って感じかなw 
バンド名義ですがMichaelのプレイ自体は相変わらずで、得意のフィンガーピッキングやアームによる疑似ボトルネック奏法に、おもわずニヤっとしてしまいますね。 ギターソロ部分は言うに及ばず、バッキングにまわってる時のプレイも個性溢れまくり。 フィンガーピッキングならではの跳ねた感じのリフとか、萌えます。


本作でかっこいいハーモニカを聴かせてくれるLittle John Chrisleyですが、ソロ名義のアルバムを出しています。(残念ながら廃盤ですが。Michaelも参加してます。) 他にはPat TraversやGeorge Lynchのアルバムでのプレイが聴けますのでハーモニカヲタの人は要チェック。