安倍なつみコンサートツアー2005秋〜24カラット〜 感想その3

ほったらかしてたら年越しそうな勢いなので、締めておこうっとw その1その2の続きです。 やたら文句ばっかなのもあれなんで良かったと感じたところも書いておきます。 駄文かつ長文でご迷惑をおかけしておりますがこの文章で終わりです。


空 LIFE GOES ON


今回のツアーは、この曲につきます。 もちろん、今回初披露だった「OLの事情」のかわいい衣裳や振り付け、おなじみのナンバーでの、歌唱自体の進歩などなど、他にも良かった点はたくさんありますが、コンサートでの「空 LIFE GOES ON」は、あまりにも強烈な印象でした。 
この曲をはじめて生で聴いたのは、8/12のカジュアルディナーショーに参加した時です。 生演奏で狭い空間ということもあって、なっちの歌唱はだいぶ抑え気味でしたが、十分気持ちのこもった歌声で素直に感動しました。 耳に届く音そのものは、普通のホールで聴くのとはだいぶ印象が違いますが、なっち自身が込めている思いのようなものは同質だったと思います。


ツアーでの歌唱は、時に感情移入過多とも思える程で、歌い終わった後、涙ぐんでしばらく天井を見つめたままだったり、MCに入ってからも感情の高まりが静められずにいたりと、他のナンバーとは明らかに違う何かがあったと思います。 
当然、聴いているほうにもなっちの放つ感情の波のようなものは伝わります。 ツアー当初は、バラード系ナンバーでよくある、サイリウムをゆっくり振るヲタが多かったですが、ツアーが進むにしたがって、サイリウムを振らずに歌に聴き入るヲタの数が増えていきました。(千秋楽のサイリウム祭は特殊な例ですね。)
あまりにも思い入れがあるのか、歌唱のほうは公演ごとにばらつきがありますが(うまい、へたという意味ではなくて)、個人的には新潟公演での歌唱がもっとも良いと思いました。 ツアー当初の、息苦しささえ感じさせるほどの歌い方も、ストレートで良いとは思いましたが、やや抑え気味に歌った時のほうが、内に秘めた思いがより伝わってくるような気がしました。 こういうのは、こちらの錯覚ともいえますが「ライブ」というのは元々そんなもんでしょう。


とにかく、この曲がなっちの持ち歌になったことに感謝したいですね。 元々感情を込めて歌うのが得意なタイプの歌手ですが、思いがこれだけストレートに伝わってくる楽曲というのはそうそうあるものではないでしょう。 デビューしてから文字通り山あり谷ありの道を歩んでいますが、その経験を昇華して、歌に込めてみんなに届けてくれるコンサートという場が、何物にも代え難い空間であることを今さらながらに実感したツアーでした。


余談ですが、FC限定で販売されていた「ゴ→50 Vol.2」の中で、なっち自身が、この曲に対する思いを語っているので、機会があったら見てみることをオススメします。


□2006春ツアー


感想をちんたら書いてたら、来年の春ツアーのスケジュールが発表になりました。 2ndアルバムが出るのか、出ないのか、とても気になりますが、春ツアーがあるというのは、楽しみであることには違いありません。 さらに、ゲストや演出のからみもあって、いろいろと妄想は広がりますが、新しい「なっち」を見せて、聴かせてくれることに期待しつつ、枠借りて申し込みまくり中だったりしますw 早く4月になれ!