Steve Vai/Live at The Astoria London

Live at the Astoria London [DVD] [Import]

Live at the Astoria London [DVD] [Import]

2001年12月6・7日、ロンドンのAstoriaでのライブの模様を収録した作品です。 DVD2枚組でDISC1がライブ本編、DISC2がBackstageやインタビューなどのボーナス映像になっています。 収録時間が約4時間(ライブパートが2時間20分程)です。
メンバーはSteve Vai(G,Vo)、Billy Sheehan(B,Vo)、Tony Macalpine(G,Key)、Virgil Donati(Dr)、Dave Weiner(G)。


Steve Vaiってインタビュー読んだりCDだけ聴いてると、なんとなく孤高の求道者的なイメージがありますが、ライブ映像見ると根っからのエンターテイナーというのがわかります。 本作でもいきなり妙な衣装で登場、送風機で髪をなびかせつつド派手なステージアクションで縦横無尽(ここは手で三角形を描くようにw)にギターを操り観客を沸かせています。 「Welcome to the heavy metal section of the show!」のアナウンスとともに電飾付衣装にブルーLEDのポジションマークなJEM持って出てくるところは、ほとんどギャグに近いですが、まあ音のほうはバッチリなので、かろうじてセーフかw
サポートメンバーも、Billyはさすがに派手とうかなんというか。 Vaiとユニゾン決めたり、トリッキーなプレイではったりかましたりと、いつもどおりの自由奔放さです。 一方、Vaiのライブでは欠かせないサポートギター担当のTonyですが、テクとかは申し分ないんですが、インパクトでは飄々とVaiとの高速ユニゾンかますMike Keneallyに負けてるかなw
そのTonyのソロコーナーは、ギターじゃなくてキーボードですが、達者なところを見せています。 ドラムのVirgilはさすがといったところでしょうか。


映像のほうですが、ハンディカメラのショットが多く、ライブ感重視の編集になっています。 Vaiの手元をアップで撮る構図も多め。 気になるのは、シーンチェンジなどに安いビデオ編集ソフトのデフォルトみたいなトランジションやフィルター使ってるところでしょうか。 まあ、頻繁に使われてるわけではないので、許容範囲内かな? 音声はDolby Digital 5.1CH/PCM Stereoです。
セットリストは自身の有名ナンバーからカバーまで楽しめるラインアップだし、ライブのパフォーマンスもさすがの安定感だし、お値段も安いし、お手軽にVaiのギターを堪能するにはよいDVDだと思います。