Geoffrey McCabe/Fractal Architecture


Dennis Chambersのリーダー作なんかも出してたGlass Houseレーベルから1992年にリリースされたアルバムです。 メンバーはGeoffrey McCabe(G)、Richard Martinez(Key)、Wietn Wito(B)、Tom Brechtlien(Dr)。


サウンド自体はジャズ/フュージョン系のカテゴリーかな? 楽曲は全曲Geoffrey作曲ですが、ちょっと抽象的でクールなテイストです。 ジャズロックっぽい時のAllan Holdsworthを彷彿とさせる雰囲気で、あんな感じのジャズロックプログレ好きな人なら違和感なく聴ける内容です。 楽曲的にはさらにジャズ寄りですが。
また、本作でドラム叩いているTom Brechtlienは、Chick Coreaのバンドに在籍していたこともある人で、すげえ上手くてかっちょいいドラムを披露しています。 一応ギタリストのリーダー作ですが、ドラムマニアにもオススメ。


Geoffreyのプレイスタイルは、かなりユニーク。 ボイシングとか、ちょっとAllanっぽいところもあります。ぶっちゃけ、Allanを全然知らなくてギターにも興味がない人に、Allanの作品と本作を聴かせたら、同じ人の作品と思うかもしれませんw
まあ、Allanよりタッチやノリがもっとタイトな感じだし、アームの使い方にも特徴がありますが。 もちろんテクニック的には申し分ありません。


最近、リーダー作とか見かけないけど、セッションなんかで活動してるのかなあ? 個人的にはかなりオススメなんだけど、このCD、手に入れるのがしんどそう。