Wishbone Ash/Strange Affair


1991年リリースの17thアルバムです。 残念なことに、デビュー時からバンドを支えていたSteve Uptonが脱退したため、サポートのドラマーを迎えて作られました。 以前にも書きましたが、Steveの独特なドラミングはバンド・カラーに多大な影響を与えていたので、本作は根本的なところで違和感を感じてしまいます。 なお、ドラム以外はAndy Powell、Ted Turner、Martin Turnerのオリジナル・メンバーです。


Steveの脱退を抜きにしても、ちょっと楽曲が弱い感じがします。 ギターのアンサンブルなど、彼ららしい面もありますが、楽曲の出来そのものがイマイチ。 アレンジもツメが甘い印象を受けるし、決して成功作とは言えないでしょう。 
ただ、全部が全部ダメというわけではなく、1曲目のタイトルナンバー「Strange Affair」、ラストナンバーの「Standing in the Rain」あたりはなかなか良い感じです。 ドラムとベースがやや平板なのが気になりますが、メロディラインやギターのアンサンブルも含めたアレンジにものすごくWishbone Ashらしさが出ています。

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オススメじゃないのにこんなの書いてるのは、遺跡発掘時に偶然見つけて「あ、久しぶりに聴いてみるか」と思ったからです。 発掘シリーズw てか、これ持ってないと思ってたんだけどなあ? 自分のじゃなくて誰かに借りたのかもしれん。(ひでえw)